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2008年05月21日
[ 日記 ]
私とラノベ(の思い出)
いわゆるライトノベルってのは少なくともここ10年近くは読んでなくて、ついこの前、最近の動向をざっとフミアキさんから聞いたりして、へーと思った。ラノベ発のメディアミックス展開の、さらに出所が同人だったりとか、そんなような話。自分がヘビーに読んでいたころとは、ラノベをとりまく状況というか、それ自体の位置付けが全然違うんだと思う。あくまでも印象だけれど。
私の場合は、(ご多分に漏れず)『ロードス島戦記』が入り口で、これは4巻まで読んだ。そのあと、水野良つながりで、当時リアルタイムに刊行が始まった『クリスタニア』にハマる。同『漂流伝説』が電撃文庫の創刊と同時なので、93年かな。これは当時のスニーカー文庫なんかと比べると革命的に美しい装丁で、まあ、ロゴデザインとうるし原智志のイラストにやられたってのが大きいんだけど、そこから小説版のクリスタニアはほとんど買ってて、もちろん今でも手元にある。シリーズのなかでは何といっても、崖の上の未知の世界を旅する、という分かりやすいシチュエーションの『漂流伝説』と『はじまりの冒険者たち』が抜群にいい。OVAや映画版までは行かなかったけど、大島ミチルが曲書いてるラジオドラマは聞いてた(ICOのテーマに似てる曲があるんだよね)。
で、それと並行して、友野詳のファイブリアシリーズを読んでた。ことを思い出した。なんで急にこんなことを書いてるかというと、この前掃除中に『コクーン・ワールド』を発掘してしまい、超久しぶりに3巻通して読み直したからなんだけど。いやー、おもしろい。友野作品は『ルナル・サーガ』も読んだけど、ファイブリアの一連の冒険者シリーズのほうが個性が出てて好き。
ちなみに、私はテーブルトークRPGについては何も知りません。というか、TRPGの説明を何度聞いても、どうしてクリスタニアとかファイブリアシリーズみたいな小説になるのか、いまだに理解できてない。グループSNEって、なんか、自分のなかでは、地球に居ながら違う世界のことばっかり考えてる人たち、というイメージ。
その後のラノベ遍歴としては、高校のころに友人に薦められて上遠野浩平の『ブギーポップ』シリーズ、太田忠司の『新宿少年探偵団』シリーズなんかを読んでいて、そのあたりで止まってる。テクノに入れ込み始めたあたりからかなぁ。なんつーか、本当に単なる思い出話になってしまった。今まで、あまりこの手の話題はしてなかったと思うので、もし何かしら引っかかる人がいたらコメントください。
コメント
おー 意外!
中学生でファンタジーやSFに出会うのって大きいと思います。
ロードスって今も読まれてるのかなぁ。
で、ライトノベルって、自分たちの時代とだいぶ違って年齢層が幅広いようです。Wikipediaなんか見ると、どうも定義しにくいみたいな感じ。
投稿者: R-9 | 2008年05月21日 14:32
ディードリットがどうかしましたか?
投稿者: いんすぱ | 2008年05月21日 19:51
懐かしい話題。
自分も中学の頃に『ロードス島戦記』と友野詳の『ルナルサーガ』にどっぷりと漬かってました。
その後、高校、大学とライトノベルは読まなくなったので今ハルヒとかがヒットしてるのは若い世代でライトノベルを読んでいる人が多いのでしょうか。
ほぼ自分と被っているような感じなので、
10代のファンタジーやSF好きなら誰しも通る道なのかなぁ?
投稿者: OFU | 2008年05月21日 14:24