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2008年07月10日
[ EPX studio ]
R3LAYTIONS:はじめの話
はい、しばらく告知を絡めたイベントの話をします。
念のため、R3LAYTIONS(リレーションズ)ってのは今月19日(土)の16時に茶箱で行うイベントでして、前回のエントリで書いたように既にお知らせサイトができてます。詳しいことはこちらでご確認いただけますってことで、ひとつ。
R3LAYTIONS(リレーションズ) - 7月19日(土)@茶箱(早稲田)
http://www.r3laytions.com/
今回は、リレーションズができるまでの顛末の話です。
「3曲ずつのリレーDJ」というオリジナルコンセプトは、2004年の5月に原宿のBar Modaでunaくんが主催した「CO2」というイベントに由来します。というか今検索したら普通にまだサイトが残っててびっくり。インターネットすごいね。
CO2 communication
http://www.ne.jp/asahi/connect2/communication/index.html
このイベント、糸田くんとunplugくんのライブもさることながら、ローテーションスタイルのDJがめちゃくちゃ面白かったんですね。そもそも場所はクラブじゃなくてバーだったんですが、普段のDJで感じられない一体感だとか、相手の出かたを探りながら選曲していく、将棋やチェスのように頭を使う感じとか。B2Bはたまにやりますが、この感覚はなかなかないなと思いました。
同じ2004年の9月、CO2でも共演したYonkawa先輩の提案により、今はなき阿佐ヶ谷Baseで「picniq」というイベントを行うことになり、そのなかのラスト1時間で、Yonkawaさんと私で3曲ずつリレーをすることになりました。イベントは比較的ゆったりめのディープなテクノ~テックハウスを中心としたもので、このときの選曲はお互いにその共通の領域に近づけようと工夫した結果、全体として私のでもYonkawaさんのスタイルでもない雰囲気が作れました。
この2回の体験がずーっと頭の中に残ってて、いつかまたやってみたいと思いつつも、なかなか機会が回ってこない感じで。そうこうしてるうちに、この4年で自分の好きな音楽を巡る状況がバタバタっと変わっていって、なんか動きたいなと思って、unaくんに声かけてみたっていうような流れです。
いま、アンダーグラウンドに知識もキャリアも技術もあるすごいDJっていっぱい居て、だけどそれぞれが小さいコミュニティに散っちゃっているような印象を受けてるんですよね。パーティーはやっているんだけど、まだまだ出会ってない。大抵のものは、かき混ぜないと沈んでいくってのが世の常なので、リレーションズでも何かしら「混ぜる」ためのアクションを起こせればいいなと思っています。
3曲チェンジのルールは、そのためのアイデアのひとつ。DJは、プレイ中にもかかわらず、3曲めを繋ぎ終わったらフロアの中に入ってくることができます。もしそのとき気になる曲があったら、「この曲何ですか」って感じで、気兼ねなく訊いてみてください!