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2008年06月11日
[ 漫画 ]
ルート225
昨日買ったマンガの感想メモ。
- オノ・ナツメ『さらい屋五葉 (1)』
- 面白かったです。読まず嫌いでした、すみません。最初のイメージと対照的に、読んでみると割とオーソドックスな少女マンガのシチュエーションなことに気がついた。ナヨナヨした主人公が、ちょっとワルっぽい男の集団に巻き込まれていく、みたいな。って、少女マンガ読まないけど、あるよね?男が描く時代劇アクションと違って、怒鳴る人がほとんど出てこなくて、静かなのがいい。
- オノ・ナツメ『La Quinta Camera~5番目の部屋~』
- ちょっとキレイすぎるかなぁ。日本人が感じる、ヨーロッパに対する憧れの部分だけを煮詰めたような感じを受けてしまうのは、舞台そのものがツボなだけにもったいない。実際に語学留学したのなら、ナーバスな部分をもっと描いてくれたらリアルになったかも。。狭い空間に毎話新キャラが出てくるという、こまごましたマンガなのに、この絵柄で完璧に描き分けができている点はスゴイです。ルーカかわいすぎ。
- 宮本福助『拝み屋横丁顛末記 (1)』
- 店頭でパラパラと読んで衝動買い。これ、超おもしろかった!幽霊のお祓い屋ってのも使い古されたシチュエーションだけど、ギャグがテンポ良くて飽きないです。オッサンとかジジイが大活躍するマンガに悪い作品はない。9巻まで出てるのかぁ。買うわー。
作者の宮本さんのサイト「福助堂」の「レポート漫画」がかなりおもしろい。ルポ漫画の基本を押さえてる。 - 志村貴子『ルート225』
- 各所で話題になっていたものの、『放浪息子』や『青い花』みたいなジェンダーを扱った作品にいまいちのめりこめなかった(感情移入できない)ために、志村作品は避けてました。が。いいです。これはいいです。読み進めていくうちに不安とモヤモヤが増していって、終わり方がすごく気になるんだけど、結果いろんな意味で裏切られて、しかもこの結末はアリだと思える。喜怒哀楽のどれでもない、みたいな。素晴らしいです。
ところで今マンガ、いろいろ問題になっているけど、どうなんですかね。
好きなマンガは単行本で買って、雑誌にほとんどのめり込んだことがない自分だから、こう思うのかもしれないけど、「雑誌連載ありきの発表形態」ってもう要らなくない?雑誌の事情で、作品の長さや、内容までもが左右されるのは本末転倒だなぁと思う。音楽や小説、映画のように、作品ができたら、作品単位で売ればいいのに。
「4小節できたからここまで聞かせて、続きは聴いた人の感想を聞いてから作曲する」って、おかしい。まず作りたいものを作ってから見せてみろ、と思う。素人考えかなぁ。