2007年06月02日
[ Web ]
Google MapsのStreet Viewがすごすぎる
その前に。Googleの検索ボックスの右にある「表示設定」メニューから「表示言語の設定」を英語に変更して、保存しておく必要があります。現状、英語ローカルのみに提供されている機能のようなので。
というわけで今週のGoogleの一連の機能強化のなかで、Google Earth(というかその前のNASAのWorld Wind)以来の衝撃をうけた追加要素というのが、Google MapsのStreet Viewです。アメリカの5つの都市で収集された路面レベルの360°パノラマデータを、マウスとキーボード操作で自在に見ることができてしまうという。路上で信号待ちしている人の顔まで丸分かりの解像度で、プライバシーも肖像権そっちのけ、当然いろんなものが写り込んでくるわけで。
Google Maps Street Viewで発見されたヘンなものいろいろ - GIGAZINE
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070601_google..
最後の写真でガラスに映っちゃってるのが撮影車で、Immersive Mediaという画像処理関連企業が絡んでいるらしい。このへんに日本語の解説がありますね。
で、さっそくdiggあたりではリアル「ウォーリーをさがせ!」が始まってしまって、謎の巨大カボチャや、"INTERNET SUCKS"と書かれたいかがわしい店の看板や、今まさに家宅侵入しようとしている男や、果てはレーザー光線を発射しているE.T.まで激写されていたりして、異様な盛り上がり。既にまとめサイトもいくつかあります。
streetviewr
http://streetviewr.com/
現状、5都市限定とはいえ、実際に見ると分かるとおり、かなり郊外の道までカバーしています。この情報量からいくとまだまだネタは尽きない感じ。フルスクリーン表示+キーボードを使った操作感がとても良くて、矢印キー上下で移動、左右で回転、+/-で拡大縮小、移動も上押しっぱでさくさく進めて、ほぼ「世界樹の迷宮」状態。遠くに見える橋とかを目印に進んで、気が付くとかなりの距離を"歩いて"いたりして、没入感がすごいわけです。
しかし撮られる側にしてみればプライバシーも何もあったもんじゃないんで、撮影車(通称Google Van)回避のためのrobots.txtの記述例が紹介されています(いや、、ほんとにこういうクローラ対策があったらねえ)。
guiabuscadores >> Robots.txt 2.0
http://www.guiabuscadores.com/blog/2007/117/
が、当のGoogleは例によって気楽なもんで、Google本社前をStreet Viewで見ると、なにやら楽しげにネタを仕込んでました。
Going My Way: Google 本社前の様子を Google Maps の Street View で見てみると?
http://kengo.preston-net.com/archives/003221.shtml
今回のStreet View機能は本当に技術の勝利っていうか、ちょっとしたテクノロジー・ショック。何気ない街の風景がまるごとパッケージ化されて、ぽーんとネットに放り込まれたみたいな。まだまだしばらくは楽しめそう。