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ニンジャスレイヤー第2部の感想

日記2015-02-28 17:34

先日、小説版『ニンジャスレイヤー』の12巻めが出たことで、「キョート・ヘル・オン・アース」編、いわゆる第2部が無事に完結しました。Twitterでリアルタイム翻訳連載中のものが第3部なので、ようやく書籍版ももう少しで追いつけるところまできたわけですね(と言っても3部がまた長いわけなんだけど)。

それに合わせて、公式アカウントでは、恒例となっている人気エピソード投票が開催中です。これは第2部を対象として、専用ハッシュタグ#njvotekhoeに好きなエピソードと感想を書こうというもので、これまでも折に触れて行われてきた企画ですが、加筆修正完全版たる書籍が出揃ったことで、ジュブナイルめいた長大な連作である第2部を、読者の視点からあらためて俯瞰できるようになりました。やっぱ他の人の感想を読むのがおもしろい。

第2部とは

ニンジャスレイヤーという作品は、基本的には1話完結の読み切り作品になっていて、それぞれのエピソードでフォーカスされる主人公や登場人物、舞台、テーマも毎回違います。書籍に掲載されるお話の時系列もバラバラ。それが連なることによって、大きな奔流とも言えるストーリー、テーマが浮かび上がるという構成になっています。

第2部は、おおよそ40話あまりのエピソードからなり、書籍で言うと計8冊分。第1部の「ネオサイタマ炎上」が4冊なので、単純に倍のボリュームです。その主な舞台は「キョート」。作中のキョートは日本から独立した共和国で、その地下には、逆円錐型に連なる巨大都市、貧富が厳しく階層化されたディストピア「アンダーガイオン(≒祇園)」が形成されているという設定です。
忍殺というとよく話のネタにされる「ネオサイタマ」も出てきますが、あくまで話はここキョートを中心に展開するのが第2部の特徴。ちなみに、ニンジャスレイヤーはネオサイタマからキョートまで新幹線で移動します。

お話的には、シンプルに直線的なダークヒーロー復讐劇であった1部に対して、2部では謎解き、アドベンチャーのようにして、だんだんと敵の正体や目的が見えてくるという作り。その象徴的なサブキャラクターが、タカギ・ガンドーという壮年の私立探偵です。彼はニンジャではない一介の市民で、しかもZBR(ズバリ)という薬物に溺れすべてを失う直前にまで追いやられた、落ち目の探偵なのですが、ニンジャスレイヤーとの出会いによって、また彼自身の過酷な運命と直面することによって、劇的な再起を果たします。これがまず、一番の見どころ。

もちろん、第2部でもニンジャスレイヤーはニンジャを殺しまくります。ニンジャスレイヤーことフジキド・ケンジの妻子の仇は、実は第1部で滅ぼした組織「ソウカイヤ」のニンジャだけではなかった、というのがその理由。マルノウチ・スゴイタカイビルで起こったニンジャによる市民の大量虐殺は、ネオサイタマの「ソウカイヤ」、キョートの「ザイバツ・シャドーギルド」との間で起こった、ニンジャ同士の血で血を洗う抗争の結果だった。その事実をガンドーとともに逆に辿って行くうち、キョートで起こっている陰謀、そしてその首謀者「ロード・オブ・ザイバツ」に立ち向かうことになる。

一方で、こういったシリアスな筋書きのなかにも、ユーモラスで魅力的なキャラクターが多数登場するのが2部の特徴です。代表的なのがシルバーキーというキャラ。彼はキョートで鍼灸師を営む普通の気のいい兄ちゃんだったのですが、ある日ニンジャソウルに憑依されたことで、他者の心の中に潜航する特殊能力を身につける。これがいい感じのお調子者で、彼がこの2部を相当に引っ掻き回してくれます。

ついでに言うと、このシルバーキー関連のエピソードでもそうなんだけど、2部ではネットワーク上の仮想世界がより詳細に描かれていて、忍殺の世界におけるSF的な骨組みをより強固なものにしています。
作中では、ごく一部の優れたハッカーだけが知覚することのできる電子的超越世界「コトダマ空間」と、魂あるいは自我の在り処であるところの心象世界が、同一のものとして描かれる。つまり、ネットワークとは、IPアドレスとは、データとはという表現を掘り下げるたびに、魂とは、自我とは、死とはいう哲学的な問いに直結する構造になっているのです(これは3部でより明らかになります)。とあるエピソードにおいてハッカー、ナンシー・リーが言う「ネットワークとは何?いつからある?」というセリフが象徴的でした。

他にも、好きなキャラでいうと、ネオ・カブキチョで店を構えるオカマのニンジャ、中2病をこじらせて暗黒面に堕ちてしまう少年ニンジャ、立派な修行僧なのにニンジャソウルに憑依され苦悩するニンジャなんかもいます。

私の5票

いま、ニンジャスレイヤーにハマりすぎてTwitterサブアカウント(@epxstudio_nj)も持っているのですが、そちらで今回の第2部エピソード投票企画に投じた5票分のエピソードが、次に挙げるものです。レギュレーションで5票までということになっているので絞ってはみたものの、正直他にもいい話はいっぱいあって、苦渋の選択ではありました。

せっかくなのでここでは、投票時に書いた作品への感想コメントに若干の補足をしつつ、タイトルはTogetter版へリンクを張っておきます。ああそう、大事なこととして、ニンジャスレイヤーという作品は書籍化もされていますが、Twitter上で今もそしておそらく今後も、ほぼ全ての作品を無料で読むことができます。Togetterでもいいし、iOSやAndroidをお使いであれば有志の作ったリーダーアプリが便利です。

初めて読むのであれば、下記の中では「チューブド~」が特におすすめ。

ゲイシャ・カラテ・シンカンセン・アンド・ヘル

忍殺でこのタイトルで面白くないわけがない!ゾンビーニンジャ、ジェノサイドのハードボイルドな活躍を軸に、ニンジャスレイヤー、ザイバツ一味ら多元的に展開する物語構成、爆走する新幹線そのものの目まぐるしく変化する状況、そのなかで翻弄される一般市民の勇気と意地。

チューブド・マグロ・ライフサイクル

ぶっ飛んだ設定がガンガン出てくる一方で、アンダーガイオンの閉塞的でリアルな日常描写は、現代の日本社会の鏡写しのようで。書籍版の結末でのあまりにも繊細な加筆修正には舌を巻いた。ヨロシサン製薬の真実。鹿!テクノ!

リブート、レイヴン

第二部の助演男優賞タカギ・ガンドーのターニングポイントとなる物語。定番SF設定をなぞりつつも、切ないシチュエーションにぐっと来てしまう超名作でした。構成もすごく凝っている。2部の他のエピソードを十分に読んだ後に、ぜひ読んでほしい。

スリー・ダーティー・ニンジャボンド

共闘ヤッター!まさかのニンジャスレイヤー、ジェノサイド、フォレスト・サワタリという3大狂人の夢の共闘編。書籍版のわらいなく先生の見開き挿絵には大興奮しました。終わりかたがまたいいんだ。ぜひいつか映画化を実現してほしいエピソードのひとつ。

ウェイティング・フォー・マイ・ニンジャ

第2部は、張り巡らされた伏線が網目のように交錯して、その交点で展開するこういうファンサービス的なエピソードが醍醐味だと思うのです。すべてのキャラクターが生き生きしていて、ふふってなる。

そのほか、2部のエピソード一覧はWiki(エピソード一覧/第2部 - ニンジャスレイヤー Wiki*)を。

最近観た映画から(2015年2月)

日記2015-02-27 17:58

というわけで2月も終わりが近いので、観た映画の感想を書き散らしておきます。今月はちょっとペースが落ちてしまって、ツタヤディスカスの月4本のノルマも果たせない感じで、逆に借りっぱなしの作品だとか、torneに録りっぱなしだった映画を消化しました。

そういやアカデミー賞の発表なんかもありましたね。以前Adam BeyerがTwitterで絶賛していたWhiplash(邦題『セッション』)は観に行きたいなあ。どうも、編集にかかわったTom Cross氏の言によると、エンディングは私も最近観た"The Wild Bunch"にインスピレーションを得た(Twitter)とのことで、ますます気になる。

『ヒックとドラゴン2(How to Train Your Dragon 2)』の日本語ソフト化も、ようやく発表されたと思ったら、リリースが7月らしくてうーんみたいな。それまでの間に劇場公開があるのならぜひチェックしたいけれども、どうなるか。
あと、近いところではニール・ブロムカンプの新作『チャッピー』も興味あります。これは確実に映画館に行くやつですね。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

昨年見逃して唯一心残りだった作品、ようやく観れました。サイコーだった。
実は導入部こそがっちり掴まれるものの、序盤はけっこうダルくてというか、テンプレ的なアメコミ表現が、あーあっちの人はこういうの好きだよね的な茶番に見えてしまって、これが2時間続くのは辛いなと思っていました。だけど中盤くらいから、それまで長々となぞっていたキャラの設定が俄然生き生きし始めて、終盤は畳み掛ける展開に飲み込まれました。これは脚本の力だなあ!

特に、ある作戦会議のシーンでの台詞の応酬は、ひとつひとつが気の利いたクールな言い回しで、日本語での字幕や吹き替えよりも原語のニュアンスがいい。一度でいいから、自分の作品でこんな洒落た掛け合いを書いてみたいものです。それまでのキャラ描写がすごく活きてるんだ。
ベタながらラストはホロッとしつつも、エンドロール前のカットで大笑いしてしまった。あんなの笑っちゃうよ!でやっぱ、この作品は音楽がすごくいい。ジャクソン5最高だね(なんじゃこの衣装)。

ヒルズ・ハブ・アイズ

ニンジャスレイヤー翻訳チーム、本兌有さんが挙げている映画のひとつ。これ、てっきりペキンパーみたいな西部劇だと思っていたら、私が苦手な部類の、スプラッター表現がものすごいガチガチのホラー映画だということを借りてから知る。でもせっかくなので、恐る恐る観てみたところ…これが超面白かったのです。
なんというか、お話の構成が完璧で、素人の私が思うホラー映画のエッセンス的な良さを、限りなく純度を高めて凝縮したような作品でした。熱いエンターテイメント!どちらも鑑賞すれば分かるけれども、ニンジャスレイヤーとの共通項はかなりあります。
概ね、こちらのブログのレビューに共感しました。こういうホラーだったらもっと観たいな。

『ヒルズ・ハブ・アイズ』、今こそ必見のホラー映画。 - この世界の憂鬱と気紛れ
http://blog.goo.ne.jp/sepurainnole/e/d83c84f2da44403318f80318de9633db

トップをねらえ!

厳密には映画ではないけれども。お薦めしてもらったにもかかわらず、ブルーレイBOXを借りたままになっていた、初期ガイナックスのアニメ作品。全6話。私はエヴァがあまり好きではないので、庵野監督かーと思っていたのですが、これは最高に良かった。
比較対象としてどうなのか分からないけれど、私としてはこれ、やり口が「まどマギ」に似ていると思ったんですよね。ベタベタに記号的なアニメかと思わせておいて、ガチのSF設定の迷路に引き込みつつ、累乗的にお話を膨らませてカタルシスに導くという。なんというかこの作品であれば、当時をして、まどマギ的なインパクトを与えたのだろうなというのは想像に難くない。特に5、6話の弾けかたは素晴らしかったです。

ウラシマ効果にまつわるドラマの表現については、(あまり同列に比べるのも良くないけど)個人的には『インターステラー』の想像力の貧困さは何だったのかというくらい、先進的で効果的な取り入れかたをしていて感心しました。ラストいいよね!
あと、深宇宙を深海と解釈したという宇宙怪獣のデザインも印象に残った。あのインフレ感は、グランラガンにも通じるものがあるし。分からないけど、作品の系譜としてこのあとにエヴァが続くのはすごく納得できる。そういう経緯だったのかぁという感じだ。

AKIRA

これも完全に初見でした。2年くらい前に地上波で深夜に放送していたものの録画。有名な割には、今まで観る機会がなかったなあと思っていて、その理由は作品を観て分かったんですけれども(暴力表現がものすごい)。
お話としては面白くはない。その意味では私は全然ピンと来なかったんだけど、とにかく生き物のように動く爆炎と煙と瓦礫のアニメーションがひたすらカッコ良くて、見とれてしまいました。なるほど、これは今のアニメの表現を軽々と凌駕するものだと思うし、ロストテクノロジーのように扱われていても不思議じゃない。これがなんだか、『トップ』と同じ1988年の作品というのはおもしろいよね。私はこのころ8歳で、リアルタイムにこの両作品に立ち会えた世代が羨ましくもあります。
本作は『キルラキル』のアニメーター、すしおさんが最も影響を受けた作品のひとつとして挙げている作品でもありますね。曰く、瓦礫ばかり描いていたとか。キルラにも、たとえば3話のバトルシーンだとか、そこかしこにオマージュが込められていますね。

日帰り熱海

旅行2015-02-27 00:14

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21日土曜日、先輩の杉山さんからのお誘いで日帰りで熱海へ遊びに行ってきました。カレンダーを見ると、熱海へは去年3月末の合宿以来のようなので、なんだかんだで一年近くぶり。今回はMOA美術館での企画展を中心に、いまの季節ならではの小旅行を楽しめました。

8時半に家を出て、田都から小田急を経由して藤沢で東海道本線に乗り継ぐルートで、11時ごろ熱海駅着。意外だったのが、土曜日とはいえ既に駅構内が人でごった返していて、いまが盛りの梅園を目当てに、旅行客がこんなに集まるんだなあという。わりと閑散としている熱海ばかり見てきたのでびっくりした。

MOA美術館「光琳アート」展

駅前からバスでMOA美術館へ。このバスもけっこうな満員で、急斜面をぐいぐい登っていくのがスリリングでした。企画展は、美術館が所蔵する国宝「紅白梅図屏風」を中心とする尾形光琳の作品と、それに影響を受けた各時代の作家による作品を「アート」という観点から並列に見せるという主旨のもの。

尾形光琳300年忌記念特別展「燕子花と紅白梅」 光琳アート -光琳と現代美術- | MOA美術館
http://www.moaart.or.jp/exhibition/korin/

私にとっては、光琳自体が馴染みがなくて。なんでも鑑定団によく出てくる(田舎のおじいちゃんが自信たっぷりに上げたフリップに書いた500万円という数字に、容赦なく打ち消し線が入って1万円とかになってるやつ)というくらいのイメージでした。

「紅白梅図」はとても不思議な作品で、黄金をバックとして左右に大胆な筆致の紅白梅が配置され、真ん中に川が流れているという構図。この左右の梅が、樹木の表皮についた苔までも極めて写実的に描かれているのに対して、中心を流れる川の形状と川面のパターンがあまりにも抽象的というか記号的なのです。まず、このまったく異なる世界観のダイナミックな同居に感心しました。

一方で「燕子花図屏風」は、判で押したようにビビッドなカキツバタがミニマルなパターンとして繰り返される作品で、まるでバッハのフーガの楽譜のような、視覚的に立ち現れるリズム感が楽しい。屏風のことは分からないけれど、モチーフとしてもすごく独特だし、ここに美を見出す感性ってすごいなと。

展示されている現代の光琳インスパイア作品のなかでは、会田誠さんの作品と鈴鹿哲生さんの"Rose Castle"が抜群に良かった。前者は、主題やスタイルの模倣ではなく、エッセンスを作家の個性として完全に消化しきっているところが、後者は、SF/サイバーパンク的な世界観を屏風というオーセンティックな和のフォーマットに落とし込んでいる斬新さが印象に残りました。

ところでこのMOA美術館、私は今回初めて行く機会があったのですが、Wikipediaなんかで調べるととある宗教団体が運営しているんですね。そのためか設備もやたらバブリーな感じで、展望台に抜ける通路なんかもガチの宗教施設(礼拝室とか怪しい扉が無数にある)という佇まいで、だいぶワクワクしました。チョー長い謎のトンネルとか、すごいおすすめです。なかなかカジュアルな感じでは入れないよね、こういうとこ。

熱海梅園

じっくり芸術鑑賞したあと、いったん熱海駅まで戻って、再び別のバスで梅園へ。実は前にも梅の時期に合宿で熱海に来ていたことはあったのだけど、実際に梅園を訪れるのは初めて。バスを降りると、入場ゲートの向こうのなだらかな斜面に、すでに紅白の梅がふわっと雲のように散らばっていて、あたりは大勢の客で賑わっていました。

この日は久しぶりに一眼レフ(PENTAX K-r)を持って、あれこれ撮ってみました。光琳の紅白梅図を見てハッとさせられたのは、梅の美しさの神髄は花と同じかそれ以上に、迫力の枝ぶりにあるのではないかということ。

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そしてなんかこう、引きの画で見るとまるでジャクソン・ポロックの絵画のような。

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すっごく見ごたえがありました。梅もなるほど、一様ではなくて、いろいろな種類のものがあるんだなあ。

大江戸温泉物語 熱海温泉 あたみ

さて、熱海に来たのだからせっかくということで、温泉にも。はじめ、杉山さんおすすめの日帰り温泉に案内していただいたのだけど、あいにくこの日は宿泊客優先なのか日帰り入浴の時間は終わってしまっていて、急遽別のところに。某合宿所にもほど近く、前から気になっていた大江戸温泉に、飛び込みで行ってみることにしました。

でなんかここ、初めて知ったことには、お台場なんかにあるいわゆるスパ銭形態の営業とは全然違って、本格的な客室を備えた完全なる旅館/ホテルなのでした。そのため、お風呂も内湯と露天の2種類だけで、かわりに入浴料も700円+タオル大小300円と格安。我々はシンプルに温泉が楽しめればそれでよかったので、このサービスは必要十分でした。いいお湯でした。

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小旅行のシメは、駅前アーケードの「磯丸」平和通り店でお寿司三昧(上の写真はNexus 6で撮ったもの)。たっぷり2時間以上飲んでおしゃべりして、のんびりまた東海道線で帰りました。熱海くらいなら日帰りでも、相当に充実した一日が過ごせると分かったのは発見でした。楽しかった!

2月の近況あれこれ

日記2015-02-20 22:01

気がついたらしばらく更新していませんでした。いろいろと書くことはあって、メモしてはいるものの、仕事が完全に繁忙期に入ってしまって。でなんか、こういう仕事なので、集中しているとまったく家から出なくなってしまい、それでなくても室内で完結してしまうような趣味ばかりなので、週末は意識的に外に出るようにしたいと思っています。

さて、近頃何をしていたかというと、まず先月末に新宿BE-WAVEの「etwas Neues vol.2」でDJ、翌1日にコミティア。ティアはサークル参加でしたが、新刊もないのでペーパーを作っただけでひっそりと。これでひとまず、趣味関係で近い予定のタスクは消化しました。

合間合間にちょこちょこ飲み行ったりして、地元でフミアキさんと飲んだりとか、立川でizさんと飲んだりとか、渋谷でヨダさんとタイ料理三昧したりとか、はたまたエージさんにお誘いいただいて、池袋で同人テクノの歴史的証言をみっちり聞いたりだとか。

出かけない日は例によって借りてる映画を観たり、録画してそのままになっていたアニメを観たり。おもしろそうなインディーゲームに手を出してみたり。そんな感じで2月はゆるゆるとインプットを増やしながら低空飛行でやっています。

当面の目標として、5月30日のニンジャスレイヤーオンリー「ニンジャ万博-改善」(通称:にんぱく)にサークル参加することにしたので、新刊を制作中です。ものすごく久しぶりに、オフセットでそこそこのボリュームのものを計画していて、3月4月はほぼこの制作に充てる予定。というか4月にはアニメも始まるし、界隈の盛り上がりも楽しみですね。

あーそうだ3月末にはJD-Xiも出るので、このシンセが来たらまた曲作りも再開したいな。

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