「コミティア106」にサークル参加します
お知らせです。今度の日曜日、東京ビッグサイトの「コミティア106」にサークル参加します。ブースはB21b「鏡像フーガ(きょうぞうふーが)」です。
COMITIA
http://www.comitia.co.jp/
新刊ないです。夏からのスパンが異様に短いのは承知のうえでの申し込みでしたが、やっぱ作品としてまとまりませんでした。なので、既刊を一揃い持っていくほか、なんとかペーパー的な頒布物を作ろうと思っています。とりあえず、これで在庫が年内でさっぱりハケると気持ちがいいなと。そんな大量に余ってるわけでもないので、よろしくお願いします。
これだけってのもあれなので、コミティアにまつわる話を少し。
コミティアは、二次創作ではなくオリジナルの、主にマンガ同人誌を中心とした作品の展示即売会です。コミケほどの知名度はないので、たまに訊かれると毎度説明するはめになるのですが、場所はコミケと同じ東京ビッグサイトで、規模としてはそのうち2ホールを使用しての1日開催、年4回ペースで続いていて、次回で106回目となるイベントです。
主にマンガと書いたのは、ほかにもイラスト本だったり、小説、ルポや紀行もの、映像・音楽や立体小物などがあったりするからですが、基本はマンガ同人誌ですね。私はコミケへは1度しかサークル参加したことがないので、逆にあちらの事情に疎いのだけど、コミティアは小規模ながら出展サークルの平均レベルがやたら高いのが特長だと思っています。端的にいうと、みんな絵が上手い。
どういうことかというと、あまりガツガツした人が少ないというか、世の中の流行と無縁なだけに浮世離れした作家さんが多いというか。別にみんなプロ志向なのでもなくて、それぞれに本職を持っていて、趣味で好きな表現活動を続けている。なので、売れるかどうかという視点で言えば玉石混淆だけれども、作家個人にとって煮詰まった(=他の作家が真似できない)表現形態に達している作品が多くて、すごく刺激を受けます。書店に出ているマンガを読んでいるだけでは絶対体感できない、生々しいエネルギーが渦巻いているところです。
私個人の参加歴としては、最初のサークルで参加したのが2004年なので、来年で10年目に突入です。もともと、コミケに一度オリジナルで参加してさっぱり売れなくて、そのあとCレヴォってのに参加して、その次にトライした即売会がコミティアでした。これがなんか、会場の作品のレベルの高さと、それに相反するまったり感が肌に合って、以降断続的とはいえずーっと参加を重ねてきて、今に至るという感じ。
確か最初に参加したコミティアはまだ60何回かで、それに比べると今のティアは規模も大きくなって変わった点も多いけれど、スタッフや参加者の理想がすごく高いところにあるせいか、全体的な雰囲気はあまり変わってないように思います。もし、マンガに興味がある人がいたらぜひ遊びに行ってみてください。じっくり回れば、何かしら、これはという作品に出会えるはずです。
ってわけで、今週末またよろしくお願いします。