パシフィック・リム(2回目)
1日は映画の日。前回は3D吹き替え版で観たので、公開しているうちにどうしても字幕版を観てみたくなり、2回目行ってきました。
私はこれまで、映画館で映画を観る、ということに特段の意味を感じていなくて、別に家で観ても感動が何パーセントか減るわけじゃないし、面白くない作品は面白くないだろうし。でも!あるんですね大画面で観たほうがいい作品が。いまさら知りました。そして、『パシフィック・リム』はきっとそういう映画。
はーー、かっこいいいいい。
大興奮。
今回は、敢えてスクリーン中央の最前列の座席を選びました。見上げる角度。これがほんと没入感ハンパなかった。前回観て、シャッタードーム内格納庫のシーンにしろ、香港や東京の戦闘シーンにしろ、人間目線のアオリのカットが多いのに気がついて、これは大画面を下から見上げたほうがおもしろいのではと思ったけど、その通りだった。3Dよりも迫力あった。ジプシーがまたいでいくんですよ、自分の上を!
初見で、複数の怪獣がゴチャっと出て乱戦になるあたり、正直どれがどれか分からなくなったのですが、今回はさすがにちゃんと見分けられて、彼らが置かれた絶望的なシチュエーションがより理解できた。主要な怪獣だけで6種類、回想とか短いカットを含めるともっと、逆によくあれだけキャラの違う怪獣を詰め込んだなーと思います。DNAに関する例の設定がなければ、もうちょっと外見や色の違いも出せたのかもね。
情報量が多くて追いきれなかった、画面の中の細かいメカの動きもよく確認できて、余計にテンション上がった。パーツの構造や機構が、いちいちかっこいいの。噂のジプシー・デンジャーのシステム音声(PortalのGLaDOSと同じキャストと技術)もハマっていたし、字幕版ならではのたどたどしい日本語ゼリフも堪能。あとニュートの声が異様に高くて笑ってしまった。
長いと感じていた序盤のシャッタードームの一連の人間模様も、あれ、よく見ると無駄なカットが全然なくて、むしろ編集できるギリギリまで削ぎ落として詰め込んでいるのが分かった。で。そのぶんを惜しみなくイェーガーと怪獣を魅せるために使っている。そのうえで、ラストのあのスタッフロールとタイトルバック!司令官じゃないけど、鼻血出るよホント。
これはたぶん、普通にブルーレイとか出たら買うと思うんですが、映画館で観ることができて良かった。今日は客入りもそこそこで、一部のシーンでは笑いもおきていた(ニュートが我慢できずハンニバル・チャウに研究のことを喋っちゃうシーンとか)。私も心の中では叫びながら観てた。わーチェルノ危ない!うおージプシーきた!タンカーだ!ソードだ!みたいな。みんなでワイワイ観たいですねこれは、いずれ。