ラストeleven&初リキッド
だいぶ(2週間近く)間が空いてしまったのですが、記録として。5月17日の夜、elevenでの"The Awaiting rural 2013"と、恵比寿リキッドルームでのFunctionのアルバムリリースパーティーをハシゴしてきました。どちらも楽しかった。
前者は行く予定ではなかったんだけど、前の日にDommuneで観たゲストのBrando LupiとNeelのプレイが良かったので、早い時間に入ると安いということもあって、急遽行くことに。というか、この時点でeleven閉店の知らせは聞いていたので、個人的ラストという思いもあって。
実は私は前のYellowの時代を知らなくて、elevenに行きだしたのも、多分ここ1年くらいなのです。なので、常連さんのような感慨はないんだけど、音と雰囲気が抜群に良いクラブであるという認識ではいたので、閉店に関しては単純にすごく残念に思います。
ここで聴いた2度のDVS1のセット、Dino SabatiniのライブとSighaのDJはとりわけ印象深い。そういえばこれもブログに書きそびれたけど、3月末のRebootの15周年パーティーも、レジデント4人のサービスたっぷりのプレイが楽しかったな。
この日、時間的にPrologueのNeelのプレイは諦めていて、Brando Lupiだけでもと思って行ってみたら、Dommuneでのディープなセットとは一転して、バキバキの縦ノリテクノセット。elevenの個人的ラストに、最高の環境で、骨の髄までテクノを叩き込まれて幸せでした。
このパーティー自体は、7月13日から3日間にわたって開催される野外レイブ「rural2013」のプレ・パーティー的な位置づけで、ちょうどフルラインナップが発表されたところでした。注目しているのは、Berghain / Panorama BarのレギュラーDJで初来日のRødhåd。以前RAでのインタビュー記事を見て(そしてヴァイナルオンリーでリリースされている彼のレーベルDystopianの作品を聴いて)、すっかりファンになりました。
RA: Breaking through: Rodhad - Interview
http://jp.residentadvisor.net/feature.aspx?1778
rural本編、どうしようかなあ。まだチケットは買っていないけれど。
さて、この夜は2件め、雨も降っていないようなのでリキッドへは徒歩で移動することにしました。恵比寿のリキッド、初めて。新宿時代は何度も行ったのに、移ってしまってからはなんだか縁がなく、一度だけ上のロフトでのフリーパーティーに遊びに行ったきり。入って納得、ああいう作りになっているんですね。
Functionのアルバム"Incubation"は、CDで買うかデータで買うか悩んで、結局Beatportで買いました。これくらい作家性の強い作品はCDで欲しいのだけど、倍以上価格差があるのと、手軽さを考えると。
Nobuさんのこの日のセットはかなり派手め。最後のほうはAcid Stormとかも。リキッドの演出もハデハデで、レーザーがんがん飛び交う感じで、elevenとはある意味で好対照でした。
FunctionはTR-909を交えたセットで、最近ずっと同じ感じなのかな。去年RegisとSandwell Districtで来た時も使ってたし。ただ、909の使いかたがけっこうクドくて、私は早めに飽きてしまい。アルバムのトラックは適度に深くて、ツールっぽい曲もハマり系なところが良かったのですが、そういう曲は全然なくてかなりアッパーでした。別に悪くはないんだけど、この日はelevenが良すぎましたね。