横浜ポタリング
バッグを買ったのです。deuter Tommy Sのブラック/オレンジのほう。はじめ、どんなバッグが必要なのかもぼんやりしていて、要はバックパックを背負うほどではないにしろ、一眼とか、ちょっとしたサイズのあるものを収納できて、かつ、さくっと取り出せるようなもの。カメラバッグ方面からも、スポーツ用バッグ方面からも検討した結果、タスキがけできるいわゆるスリングバッグ・タイプのものがいいのではないかと。
このdeuter(自転車屋でよく見るブランド)のTommyは、MとSがあって、Mのほうは東急ハンズなどあちこちで見かけたのですが、もう一回り小さいほうがいいなと思っていました。ネットで買おうかと思いつつも、あれこれ当たってみると、新宿南口の降りたところにある、Victoria系列アウトドア専門店「L-Breath」で発見。ここ、バッグに関しては品揃え豊富ですね。
で、さっそくこのバッグでお出かけしてみたくなり(あずまんがのゆかり先生メソッド)、特にアテもなく横浜あたりまで自転車で行ってみることにしました。
行きのルートは、仲町台を経由して新横浜から小机に出て、そこからは上麻生線をまっすぐ東神奈川まで。出身高校がこのあたりにあって、3年間バス通学をしていたので、道路の具合もなんとなく把握しているのです。朝9時過ぎに出発。
そういえば、バックミラーも買いました。ゴム製ベルトでどこにでもつけられるZefal SPYというお手軽ミラーを。値段なりといえば値段なりで、あると少しだけ安心できるという感じです。フラットバーには向かないというレビューもありますが、場所を工夫すれば、少なくとも用は足りるのでは。私はハンドルの内側につけたところ、走行中に、右後方の車1台分くらいは見えています。必要な場面では振り返って目視が基本とのことなので、この程度で。
横浜、難なく行けてしまいました。自転車すごいですね。辺境の横浜市民としては、ちょっと遠いところというイメージがあったのですが、距離にして16km程度。新横浜の第三京浜入り口付近は、大型車両が行き来するため少し危険を感じたものの、そういうときは無理せず歩道に上がって、その区間だけ押して歩けばいいのだし。
横浜では、ベタに山下公園をぶらぶらし、中華街からぐるっとみなとみらいエリアに戻って、みたいな、普通に観光っぽく。連休最終日は、どこも人でごった返している。ワールドポーターズの回転寿司屋で昼食。チェーン店ながら、なかなか美味しかった。『ニンジャスレイヤー』にハマってから、異様に寿司が食べたくなっていたのです。
「ヘボン式ローマ字」にその名が残るヘボン博士(綴り的にはHepburnなのでヘプバーンだ)の住居跡に立つ碑を眺めたり、大桟橋に停泊している豪華客船を遠目に観察したり、赤レンガ倉庫で開催されていたドイツビールフェスをチラ見したり。コンデジ(Ricoh CX4)で撮ったフォトセットはFlickrにアップしています。
帰りは、帷子川、というか国道16号づたいに西進、相鉄線の上星川駅を過ぎたあたりで北上して鴨居に抜けるルートで。地図で見て、一度試してみたかった道です。リサーチ通りほとんど上り坂もなく、むしろゆるやかに下る道が続いて、気持ちよくスピードに乗っていたら案の定、派手に道を間違えました。かなり、遠回りをしてしまった。
ほうほうの体で鴨居に戻り、ららぽーとでひと休み。ふらっと入ったアメリカンチーズケーキの店がすごく美味しかった。身体が甘いものを求めていたのかもですね。
ららぽーとからは、上麻生線を北上して家路へ。昼過ぎには帰ってこようと思っていたのに、結局、一日がかりになってしまいました。そして、帰宅して自転車にシートをかけるなり、突然の雷雨。5月にしてはじりじりと暑く、太陽が恨めしい天候ではありましたが、最後のこのタイミングにはだいぶ救われました。
あ、肝心のバッグの使用感、なかなかいいです。鍵やら小物やらあれこれ入れていたけど、さほど左肩ばかりに重さを感じることもなく、一日中持ち歩いても変な疲れはないみたい。あとタモさんばりのなで肩のため、以前のボディバッグはするっと落ちてしまうことがあったのですが、そういったこともなく。これなら、次は一眼を入れて出かけても大丈夫そうかな。
この日の走行距離50km。運動不足にはそこそこ応えたけれど、サドル問題が完全に解消したのも実感でき、あとはスタミナ作りです。まあ、もとが体育会系じゃないので、あまり根詰めない感じでやっていければ。
にしてもこの連休は、振り返るとクラシック音楽祭、CD即売会、マンガ即売会、クラブ、自転車と趣味全開でした。