サドル問題の解決
ESCAPE AIRを買ってから2週間ほど、乗るたびに悩まされてきたのが「お尻の痛み」。要はサドルなんですが、お尻の坐骨が当たる部分の両サイド、骨が直接当たる感じがしてすごく痛くて、しかも乗ってから2、3日は痛みが引かないという状態でした。
サドルと骨盤の関係。 : 晴れ、ときどきくもり。
http://lemond.exblog.jp/9994061/
上記のブログ記事で、まさに図解されている箇所。
自転車に関して完全な初心者である私としては、まず、サドルが合う合わない以前に、高さだったりフォームだったり、あるいは漕ぎ方や重心の掛け方のほうが間違っているのだと思いました。あらためて調べてみると、「骨盤を立てる」という座りかたがあるとのこと。
骨盤を立ててサドルに座ると痛みが消える [自転車] All About
http://allabout.co.jp/gm/gc/207759/
これ、実際にやってみて理屈がわかりました。たとえサドルの高さが適切だったとしても、ママチャリ感覚で普通にサドルに座ると、ここでいう「骨盤を立てる」座りかたにはならないんですね。なんというか、猫背にして前傾にはなるんだけれども、骨盤は傾けず垂直になるように、腹筋を使って気持ちおへそを引き気味にする感じ。なるほど、確かにこうするとサドルの座面と接触する面積も広がるし、ペダルも漕ぎやすい。
しかし、この方法でしばらく練習してみると、だいぶ痛みは軽減したものの、やっぱりまだ痛い。このまま、慣れるまで粘ってみてもいいけれど、しばらく遠出は不安だし…ってことで、デフォルトのサドルを交換してみることにしました。
試したのは、VELOのPlush VL-3135というもの。たまたま寄った、有楽町ビックカメラの自転車コーナーに売っていました。ただ、このメーカーを選んだのは理由があって、スタパ齋藤さんが初めてロードバイクを買ったときに同じ問題に直面して、VELOのサドルに変えたところ、途端に痛みが解消したとの話から。私はモノを買うにあたって、(一部の宣伝記事を除いて)スタパさんの記事には絶大な信頼を置いています。いや、かなり。
もともと、このマットブルーのフレームには、デフォの白よりも黒のサドルのほうがいいなと思っていたので、この青黒のカラバリも決定打になりました。まあ、それほど高い買いものでもないし。
で、さっそくこれで乗ってみると、すごい、痛くない!もちろん「骨盤を立てる」フォームも意識してはいるのですが、それよりも座面の微妙な曲線がフィットして、横幅も硬さも対して変わらないのに、座り心地がまったく違う。これなら、体力の続く限り乗れそうな気がする。
いつものサイクリングコースをしばらく走ってみて、いけそうだったので、進路を変更して町田まで足を延ばしてみることにしました。多少のアップダウンはあるにせよ、すいすいと1時間ちょっとで町田。いつも電車で、往復600円かけて来ているところに、自転車で来れてしまった。
ギアが入って、ひと漕ぎで驚くほどすーっと進んでしまう気持ちよさ、走っているときに風を切る音で周りから切り離されていく感じ(でも視界では周りがよく見えている)、少しずつですが、話に聞いた自転車の面白さが分かってきたかも。
途中、相模大野に寄って例の新しいショッピングモール「bono」を見学、少し離れた祖母の家に寄りつつ、帰りは、中央林間を経由して環状4号線と246を使うルートで帰ってきました。この日でほぼ40km弱、以前この半分そこそこの距離で感じていた痛みがまったくなく、これからはもっと行動範囲が広がりそう。最近、地図を眺めているのがすごく楽しくなりました。