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秋葉原重工とSOLISTA feat. Dino Sabatini & Sigha

テクノ2013-03-06 16:05

秋葉原重工

ずいぶん経ってしまいましたが、思い出しつつ。

先月2月23日は、秋葉原MOGRAでのパーティー『秋葉原重工』に遊びに行きました。通算7回目とのことで、これだけ大所帯のレジデントDJ/VJ陣で、コンスタントにパーティーを重ねつつ、CDやグッズも作ったりという連携プレーには感心しています(特に、東京~広島間という地理的な不便をものともしないtakaukeくん!)。毎回、ゲストの顔ぶれが多彩なのですが、みんな少しずつ「重工」のイメージに寄せているように聴こえるのが面白いですね。コンセプトを一言で体現する簡潔なネーミングやビジュアルって、つくづく大事だなぁと。今回は初のデイイベントとのことでしたが、盛り上がっていました。

打ち上げのあと、elevenへ。去年、川上くんに薦められてハマったDino Sabatiniが、アルバムリリースツアーとしてSighaと共に来日。話を聞いたときから、楽しみにしていました。

Prologueから出たDino Sabatiniのアルバム"Shaman's Paths"は、トライバルなビートを120前後の控え目なBPMで組んだディープめの作品ですが、本質的に「走っている」シーケンスが多く、ずぶずぶとハマれます。低音にフォーカスした音作りはひらすらに重く、これはelevenのような箱で聴いたらヤバいだろうなと思っていました。
トライバルというモチーフを取り入れたミニマルの作品としては、"Universal"に代表されるOliver Hoの一連のMeta作品がありますが、あれほど分かりやすくハードではないものの通じるものがあります。

それから、Sighaのアルバムはチェックできていなかったのですが、来日の話を機に、改めて聴いてみたら素晴らしくツボだったので即購入。同じく昨年出た"Living With Ghosts"ですね。iTunes版だけなんだかジャケが修正されてて笑いました。思っていたよりもアグレッシブで、真っ直ぐなテクノが多かったのが意外でした。3曲目がお気に入り。

今回の来日では、Dinoはライブセットでした。アルバムまんまの、変則キックと生々しいパーカッション、呪術的なウワモノシンセが支配するどんよりした世界観に引き込まれました。ちょいピッチ上げていて、120台後半だったんじゃないかと思います。もしかしてものすごくディープでドローンな感じになるのかと思ったら、普通にテクノで踊れました。かなり気持ちよかった。

続いてSighaはDJ。3時半くらいからだったと思いますが、序盤から飛ばしていって、16分ハット乱れ打ちなハードミニマルになっていました。130ちょっとくらいで速く感じてしまうのは、私の耳が変わったのかな。ローの抜き差しがすごく上手くて、少し長めに引っ張ったかと思えば、ジャストのタイミングからずらして入れてきたり、さじ加減が絶妙でした。またこの日のelevenのサウンドシステムが、いつもの「鳴りすぎてる」感じじゃなくて良かったです。ERの耳栓使わなくて済んだの久しぶり。

重工から一緒だったtakaukeくんとwatさんと、さすがに疲れたので5時過ぎに離脱。充実感。

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