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Beatport DJsとBandcamp

テクノ2012-07-13 15:58

どうも、いまいちブレイクしきれてない機能であるところのBeatport DJsですが、最近のDJチャートを作りました。先日の記事で書いたようにMike Parkerにハマっているので、ブードゥーテクノ成分多めです。他はCristian Vogelのガチのフロア向けツールとか、Ben Klockのリミックスものとかが良かったです。

R-9 Techno Chart 2012-07 :: R-9 :: Beatport
http://www.beatport.com/chart/r-9-techno-chart-2012-07/94152

チャート作り、慣れてしまえばけっこう簡単なので、おすすめですよ。特に、普段からBeatportを利用している人はDJやってる/やってないに関わらずどんどん作って、教えてほしいです。今まではこういう、横のつながりで楽曲を共有する手段が(クラブの現場以外では)なかったので、きっとデジタルならではのタコツボ化がある程度解消できて、面白くなると思うんですが。

で、今回のチャートにあるMike Parkerの"Drain Hum"というトラックは、Beatportでも買えますが、実際には私はBandcampで購入しました。こちらのほうが新しいリマスター音源のため、音質(音量)も良く、ほぼ同価格でflac版もダウンロードできるので。

Bandcampは、個人で開設できる、デジタルコンテンツ専用のダウンロードストアです。決済はPayPalで、売り手も買い手も面倒な手続きは一切必要ないというのが強み。成りすましアカウントとかでイリーガルな音源を売られてしまう可能性にどう対応しているのか、詳しいことはよく分かりません。が、上の例のようにココでしか手に入らない音源などもあったりするので時々チェックしています。私は今回初めて利用しましたが、噂に聞いたとおり超簡単でした。

国内テクノアーティストでは7th Gateさんとかも活用されていて、インディペンデント系の作家はどんどん使ってみてほしいなと。Kuniaki TakenagaさんのDispired Industrialレーベルから出て、一部で話題になったOliver Kuceraによる稲川淳二ネタ怪談テクノのリリースもココでしたね。例えばBeatportと同じものが売ってて、Bandcampのほうがより作家さんの利益になるなら、後者で買いたい。

Bandcampは、投げ銭的な仕組みがあるのも面白くて、買い手が商品の価格に+αする形で、支払う金額を決められます。さっきのMike Parkerのリリースがまさにそうで、2曲入り3米ドルだけども、Buy Nowをクリックすると3ドル以上の金額をマニュアルで設定できる。

余談ですが、既存の流通経路に依るフィジカルメディアでのコンテンツ販売に代わって、無形のダウンロードコンテンツ販売では、こういう少額投げ銭決済が中心になってほしいなと思います。一時期話題になったGumroadとかもそうだし、音楽系クラウドファンディングのPledge Musicとかもそうだけど、そのほうがかえって原始的な形態というか、即売会っぽいというか。ファンとしても、多少なりとも作家の活動を支えたいと考えるのは健全なことのように思います。それはそれで、別の問題も多いのかもしれないけれど。

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