RegisのDownwards旧作リマスター
Regisの『1994-1996』(DNRECD1)、昨日新宿ユニオンで買いました。暮れにリミテッドコピーで出た特装版(全世界で300枚...)に対する普及版として、全3部作で出るうちの1枚目のようです。他にテクニーク等でも出ているようなので、前ほど入手困難ってこともないかと思いますが、1600円で16曲入りとか、購入を迷う余地がありませんね。
デジタルでは既に、Beatportで1枚目に次いで『1997-1998』(2枚目)が出ていました。私も最初、バラで気に入ったのだけ買えればと思っていましたが、聴いてたら普通に全部良くて、コレクターズアイテムとしてCDで全曲入りが欲しくなってしまった感じです。
デザインはペラペラの紙ジャケに、盤面は文字だけがプリントされたシンプルなもの。上の写真で*の付いてる曲が未発表曲で、**がスタジオ別バージョンとのこと。Downwardsは過去のデジタルリリースを見ても、収録曲がさらっと差し替わっている例があるので、バリエーションの注釈があるだけでも助かります。
曲は、個人的にはフミヤのMIX-UPの印象が強い"Speak To Me"に始まり、EPの8番、11番、13番からと、ファーストアルバムの"Gymnastics"から、ほぼ活動初期の全曲を網羅した内容。それに15、16曲目は、レーベルコンピ"Hard Education"からのRegisのトラックの抜粋ですね(このアルバムは全曲が無題)。
オリジナルと比較したわけではないので、実際、どの程度のリマスターを行ったのか正確なことは言えませんが、音質は良いです。少なくとも、(Beatport版の)波形を見る限り、他の再発のように極端にレベルが小さいというようなこともなく。
Downwardsは公式サイトがTumblrなんですが、このリリースに関するアナウンスがこれだけなので、なんとも言えません。もちろんCDにライナーの類もないし。
しかし本当に影響受けましたね。Regisではないけれど、私の部屋で唯一、ずっと前から額に入れて飾っているレコードはDownwardsのものです。ここがたぶん基準。それだけに、今こうして(テクノを取り巻く様々な潮流を乗り越えて)再発が出るというのは、感慨深いものがあります。さすがに、今から聴く人がレコードで全部揃えるのは不可能だろうし、持ってても使う機会がね。
そんな感じで、きっと間もなく2枚目、3枚目も出ると思うので、全部買う方向で。