港北ニュータウンと紅葉
今日日曜の午後、あまりにも天気がいいので散歩がてらセンター南でも行ってみようかと、カメラを持って出かけたところ、思いのほか遊歩道の紅葉がいい感じで、わりと本気の散歩になってしまいました。
カメラはいつものようにPENTAX K-rと、レンズは単焦点DA35mm F2.4AL(フルサイズ換算53mm)。最近このレンズばかりなので、ファインダーを覗かなくても何となく画角が分かってきて、歩きながら頭の中で構図を考えることができて楽しいです。
撮影ルートは、都筑区の鴨池公園(Googleマップ)から葛が谷公園を通って、大原みねみち公園に至る、2kmほどの遊歩道をメインに。横浜市営地下鉄「センター南」駅の西から南にかけて、弧を描くように続く緑道で、地元民にはお馴染み、私も小中学生のころから慣れ親しんだ道です。
この緑道には「ささぶねのみち」という名前が付けられていて、その名の通り、歩道に沿って人工の小川が整備されています。今はどうか知らないけど、昔はよくザリガニがいたり。
ちょうどよく晴れていたため、水面に反射した紅葉と、水面に浮かんでいる葉、底に沈んで敷き詰められている葉が3層のレイヤーになって、複雑な画面になっているのが印象的でした。
「ささぶねのみち」(という名前なのは、実はあまりにも地元すぎて知らなかった)は、車が通行する道路からは一段低くなっていて、ただでさえ閑静なニュータウンの住宅街から、さらに隔絶された、独特の異世界感があります。その入り口は上のように、ところどころで急にぽっかりと空いた階段で繋がっている。
昼間は、犬の散歩をする人やランナーが頻繁に往来しますが、夜はかなり暗くなるうえ、6年前にまさにこの近辺で起きた殺人事件が未解決なこともあり、ぱったりと人通りがなくなります。
少し行くと、地元のランドマーク、横浜市資源循環局都筑工場(つまりゴミ焼却施設)の煙突が見えてきます。って、途端に感じる強烈な違和感。この煙突、紅白じゃなかったっけ?
130メートルの煙突が青白デザインに-資源循環局都筑工場 - 港北経済新聞
http://kohoku.keizai.biz/headline/450/
調べたら、本当につい先月塗り替えられたそうで。私が子供のころからだから、20数年以上、紅白の煙突だったんですよ、これ!色は都筑区民からの公募で決められたのだそうで、隣の区だけにまったく知らなかった。
ちなみにこの工場の焼却炉の余熱は、隣の都筑プールに利用されていて、小学生の頃はこのプールにもよく遊びに行きました。自転車で寄り道して迷った時は、たいてい付近のどこからでも見えるこの煙突を目印にしていましたね。
さらに行くと、大原みねみち公園。電車の音がするので寄ってみると、市営地下鉄ブルーラインがすぐ近くを走っていました。地下鉄とは名ばかり...。画面の奥が仲町台駅、手前側はすぐトンネルになっていて、そこからセンター南駅までは、一応地下を走ります。
さて、日曜のセンター南は家族連れで賑わっていて、お茶するところを探すのにもひと苦労。本来の目的だったはずの買い物も、レジ前の長蛇の列を見てすっかりイヤになってしまい、来たのと違う道をぶらぶらしながら帰りました。
それにしてもいい天気で、丹沢の向こうに富士山が見えた(画面中央)。こういうときは望遠レンズも欲しくなりますね。
今日撮った写真のFlickrセットはこちらです。
2011-11-24 Autumn Leaves - a set on Flickr
http://www.flickr.com/photos/epxstudio/sets/72157628270636021/