回顧2011
年末恒例の、ごく私的なまとめです。
震災のことを除けば、概ね充実した良い年でした。もちろん良いことも悪いことも、アップダウンはあったんだけど、終わってしまえばという意味で。30代になってから、本当に、今まで手の届かなかったものが見えるようになったり、かつての人脈が数年を経て生きてきたりと、自分と取り巻く世界が柔らかくなって可塑性が生まれたというか、より主体的に動きやすくなったのを実感しています。ま、人によっては20代から既にそうなのかもしれませんが、私の場合はってことですね。
仕事のことは既に書いた通りなので、趣味方面の今年の活動について。
回数は多くないけれど、たまにDJに呼んでいただいたりしました。それに飽き足らず、2月の「SBCDNB2」で一旦の区切りをつけたオーガナイズ活動にも、再び手をつけ始め、11月に「Body Inform」というパーティーを始めました。ここでは、テクノの普遍的な表現を追求するつもりなので、きっと細く長く続けていくと思います。どうぞこの先もご贔屓に。
また先の記事に書いた通り、トラックメイキングを再開しました。来年は、機会があればライブなどにも挑戦したい気持ちはありますが、サウンドの最終整形をDAWでやっている以上は、質の担保の点で難しいかなとも考えています。やるなら良い音でやりたいし、そうなると、DJで自作曲を上手く使うのがセカンドベストではないかと。
コンピレーション参加やリミックスにも積極的に取り組みたいです。随時、SoundCloud等にデモをアップしていくつもりですので、何かありましたら気軽にお声掛けください。趣味の範囲でしたら、これまでと同じく原則ノーギャラでお請けする方針です(DJも)。
さて、漫画分野では、同人誌即売会「COMITIA 96」「97」「98」に参加しました。年2回ペースに落とすつもりだったところが、2月に休んだ時点で我慢できなくなってしまい、結局フル参戦ペースに戻ってしまった感じです。漫画描きに関して、自分の実力のなさは重々承知しているし、止められるものなら止めたいんだけど、なんなんですかね。それでも続けたいと思ってしまうのは。来年も、時間の許す限り、特に変化のないまま続けていくんじゃないかなぁと思います。もちろん、上手くなりたくて描いてるんですけど。
総じて、視野がぐんと広がった1年でした。聴かなかった音楽を聴くようになったり、写真だとか、新しいことに挑戦したり。20代とくらべて丸くなった?というか、いろんなことに抵抗がなくなってきた実感はあります。基本的には、良いことと捉えてます。
2011年もありがとうございました。
みなさま、良いお年を。
Machine Bodyプロジェクト
大晦日です。今年はまったく曲を作らなかった1年でした。正確には、ちょこちょことDAWを触ってはループを作っていたんですが、夏に予定されていたコンピが流れて以降は、特に何もしていませんでした。いかん。
考えられる原因はいろいろあって、メインDAWであるMackie. Tracktionがいっこうにバージョンアップしないのもあるんですが、やはり最初の手順が煩雑なんですね。一時はNIのMaschineも検討してみたものの、iPhoneアプリのiMaschineがあまり肌に合わなかったのと、さほど緊急性のないトラックメイキングに対して、4~5万円の投資をするつもりがなかったこともあり。カメラも買っちゃったし。
ただ今年、ぐるっとひと回りしてテクノに戻ってきて、再び「ハードウェア機材ベースの音楽」に魅力を感じるようになってきました。逐一挙げませんが、いろいろな方から刺激を受けました(ありがとうございます)。ここは、イチから出直してみようと。
先日、ESX-1を再セットアップした記事を書いたのはこの布石でした。あのあと、近所のハードオフで見つけたAlesisのQuadraverb Plus(写真)を加えて、機材セッティングを見直しつつ、ごりごりとループを作ってきました。やはりハードウェアで作るのはスピード感が違いますね。
その成果を、これから少しずつアウトプットしていければと思います。
で、掲題の「Machine Body」というプロジェクトです。これは、ハードウェア機材を中心としたセットアップで、どれだけ柔軟にテクノの身体性を表現できるかという試み。自分が1998年から2004年くらいの間に取り組んできたことを、再定義するものです。原則として、すべての曲はDJでの使用を前提としたツールトラックで、今年始めたパーティー「Body Inform」とも、密接にリンクさせていきたいと考えています。
デモとしてSoundCloudに3曲を公開しました。
新年1月22日(日)の「Body Inform」で、正式なデビューEPをCD-Rフォーマットで配布する予定です。
その「BI」は、ゲストDJにizさんとFumiaki Kobayashiさんを迎えて、このパーティーならではのロング・セットでお送りします。新年早々にも、サイト上で告知を始めます。ご期待ください!
「1年目」を終えて(年末のご挨拶)
お仕事関連のご連絡です。
本日12月29日をもって年内の営業を終了し、年末年始休業とさせていただきます。
今年も1年間、お世話になりました!
思えば昨年いっぱいで退職、今年2011年は、フリーランス1年目の年でした。想定内のことも想定外のことも経験し、改めて自分の未熟さ(=能天気さ)を実感しつつも、まずは一定の基礎を築くことができたかな、との自己評価です。
HTML/CSSコーディングやデザインはもちろん、MTテンプレート作成・メンテナンス、携帯関連、SNS関連と、幅広いご相談をいただきました。サイトからのメール問い合わせのほか、ご紹介でのご縁もあったりなど、ありがたい機会がいろいろとありましたが、来年はより積極的な営業活動もしていかないと、とも考えています。この一年は、単純に、運に救われました。
自宅で仕事をするようになって、働きかたは大きく変わりました。長時間の通勤の苦痛から解放されたことによる恩恵は、3月11日以降、特に実感したところです。また基本的に、休日・夜間はなるべく仕事をしないようにして、昼間のコアタイムに集中的に稼働できるよう心掛けました。私はおそらく、放っておくと際限なく怠けてしまうタイプの性格なので、自律的に動くというのは、言うほど簡単なことではありませんが。それでも、今の働きかたが自分には合っているな、とは感じています。
来年の目標は、事業を可能な限り持続可能な状態にするために、確実に「いい仕事」を積み重ねていくということと、そのために、出来ることの幅を増やしていくことです。制作会社様にとっては、戦力としての基礎力アップ、中小企業・商店様にとっては、分かりやすさのアップを、お約束します。
なお、年始は1月4日より通常営業とさせていただく予定です。現在、比較的空きがあり、新規のご相談にも対応できます。1ページからのHTML/CSSコーディング、デザインのほか、Movable Typeのテンプレート作成、ブログ、携帯サイト、SNS関連のご相談、また中長期にわたる運用案件など、Webサイト全般に関するご相談を承っています。
お見積りは無料、原則としてお問い合わせより1~3営業日以内でお見積りいたします。トップページ記載のメールアドレス宛てにお送りください。
直近の稼働状況は、専用Twitterアカウント(@epxstudiostatus)でもご確認いただけます。
お世話になったクライアント様宛てには、年賀状もお送りしました。
来年もどうぞ、よろしくお願いいたします!
やよいの青色申告を使ってみた
フリーランス1年目、実務面ではひと通り経験しているので、特に困ることはなかったんですが、問題は会計関連。基本的な知識もないまったくの素人で、いろいろと不安がありました。そのため、初年度は青色申告ではなく白色申告のつもりで、売上の管理はExcelのみで進めつつ、初心者向けの経理本をいくつか読みました。
主に参考にした書籍は、以下の通りです。
- 図解 個人事業の経理 (知りたいことが必ずわかる)
- フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。
- ひとりでできる個人事業者の確定申告 平成24年3月15日申告 (SEIBIDO MOOK)
このうち、1は概説として、2は特にフリーランスに特化した内容の参考に、3は確定申告の際の具体的な手順の理解に役立ちました。2はちょっと中身がくだけすぎかな、と思いつつも、一般的な個人事業者を対象とした解説本には書かれていない、ちょっとした疑問が解消する内容でした。
で、これを踏まえて、まずは記帳の練習のつもりで、(来年から予定している)青色申告を前提とした会計業務をやってみることに。個人事業者向け会計ソフトのスタンダード「やよいの青色申告 12」が12月に発売になったので、早々に購入してみました。領収書・レシートの類は保管してあるし、売上と紐づいたExcel管理のプロジェクトリストもあるので、入力作業自体はできるかなと。
初期設定は、ウィザードに沿ってさくさくと完了。
UIにかなりのクセがあって、初めは理解しにくかったのですが、要は「やよいの青色申告」というウィンドウの中で複数の帳簿を同時に開いたりすることができて、デフォルトではそれらの帳簿がウィンドウ内全画面で展開するんですね。戻る/進むのボタンもあるから、タブ一覧のないタブブラウザと理解するといいんじゃないでしょうか。それにしても、慣れるまで少しかかります。
さて、実際の入力にあたっては、ソフトに同梱されている「業務マニュアル」が参考になりました。こちらは具体的な記述が多く、かゆいところに手が届く、教科書的な内容でした。なので以下、個人的に詰まった箇所のみ覚え書きしておきます。
勘定科目のカスタマイズ
基本的な勘定科目は初期状態で登録されていますが、いくつかの科目および補助科目は、自分で設定する必要があります。あらかじめ設定しておくと、記帳時にプルダウンから選択するだけで済むので、ラク。「科目設定」で編集できます。
いくつかは導入時に自動設定されるようで、例えば、「普通預金」の補助科目には、導入ウィザードで入力した手持ちの口座の銀行名が既に登録されていたりします。
私が独自に登録した補助科目は、
- 「未払金」にクレジットカード会社名
- 「売掛金」に得意先の社名(複数)
- 「事業主貸」に「源泉徴収」
くらいですね。源泉徴収については後述します。
また、経費に関する勘定科目ですが、よく使いそうな「新聞図書費」がなぜかデフォルトで登録されていなかったので、追加登録しました。手順は、科目設定画面上部の「損益科目」タブをクリック後、「経費」を選択して「勘定作成」ボタンをクリック。
源泉徴収分の記帳手順
私の場合、作業費用をお支払いいただく際に、クライアントによっては所得税の源泉徴収分を差し引いた額をお支払いいただいています。その場合の具体的な記帳方法が不明だったのですが、下記サイトの解説が大変参考になりました。「やよい~」をお使いの方は、ほぼこの通りの手順で理解できるのではないかと思います。
源泉徴収された報酬の入力
http://tax.f-blog.org/yayoi/Withholding-taxes-Input.html
前項で「事業主貸」の補助科目として「源泉徴収(税)」を作成したのは、このためですね。
まず、請求書発行時点では、普通に掛けで商品を売った場合と同様で、請求額の全額を売掛帳に記入します。次いで振込があった際に、今度は、実際に振り込まれた金額を売掛帳に記入したうえで、特定の操作で「振替伝票に変換」を行います。
この振替伝票の理解が難しく、私も今の時点ではまだよく分かっていないのですが、ここで、事業主貸のうちの源泉徴収にあたる分として、引かれた額を計上するようです。源泉徴収の場合のように、貸方勘定科目にあたるものがない場合などに、関連する入出金をまとめて記帳する方法として、振替伝票を使う(?)みたいですね。
なお、上記のページには1点だけ説明が不足している箇所があって、貸方勘定科目「売掛金」の金額を、手動で「請求時の費用の全額」に直さないと、貸借バランスが0にならず、伝票を登録できません(振替伝票は、入力が完了したあと右上の「登録」ボタンを押さないと保存されないので注意です)。
以上で、とりあえずの入力は完了しました。
来年は、早々に税務署に行って、青色申告の承認申請をしてこようと思います。今回で少し記帳に慣れたので、来年、なんとかなりそうな気がしてきました。通帳への記帳と、領収書の管理だけはマメにやっていきたいですね(という、年末らしい意気込み!)。
レコード棚を増設
週末、思い立って棚を倍増しました。従来の2段×3に加えて、両側に3段×2のような感じで。棚上のスペースができたので、Electribe 2台とTAPCOのミキサーを配置してみたものの、相変わらず肝心のタンテを置く場所がないのが困ったところ。キャスター付きのラックでも買おうかな?
棚はニトリの「MCBシリーズ」という、モジュールタイプの木製組み立て式ボックスです。今回1,490円で購入した3段タイプのほか、2段、1段のものがあり、縦置き・横置き両対応なうえ、オプションで、棚板や引き出しもバラで買えます。何より異様に安くて、そこそこ丈夫なのがいいですね。今回、段階的に増設に至ったのは、実際にしばらく使ってみて問題なかったから、というのもあります。同じ用途でお探しの方には、おすすめできます。
箱ひとつ分のサイズは、あくまでA4ファイルサイズとのことなので、別に12インチレコード用でもなんでもなくて、ご覧のとおり収納すると前面に3cmほど飛び出します。かえってそれにより検索性が高く、使いやすさはなかなかです。
組み立てはドライバー1本、それなりに手間ではあるものの、簡単。棚板用の穴は3cm刻みになっていて、任意の高さに設定できます。
棚の上にタンテを置く場合は注意が必要で、奥行きが若干足りないかもしれません。うちの場合はCDJ-200なのでスッポリ収まってますが、縦置きは言わずもがな、横置きでも足が若干不安定になります。置けないことはないですが。
これまで、レコードは段ボール箱詰めで床に並べてあるだけだったので、スペースがかなり圧縮されて、広くなりました。押し入れに、今回収納しきれなかったレコードがあとこの箱6個分あって、それをどうするかが悩ましいです。
ESX-1のサンプル総入れ替え
ふと思い立って、KORGのESX-1(Electribe SX)を使える状態にしておこうと思い、一度中身をまっさらにして、サンプルをすべて入れ替えました。もちろん、バックアップをとってから。以下はその覚え書きです。
ESX-1では、パターンやソングだけでなく、ユーザーがサンプリングしたサンプルとその設定の状態を含む、全データをバックアップとして書き出すことができて、データはカードに拡張子esxの単一ファイルとして保存されます。ファイルサイズは、モノラル256サンプルの上限ギリまで使っていても、30MB足らず。復元するときも、そのファイルから一部or全部を読み出すだけなので簡単。
まず、マニュアルを見ながらファクトリーリセットをかける。「SOLO」と「WRITE」キーを押しながら電源オン、とかいう、昔のファミコンの裏ワザみたいな手順。実行すると、プリセットのサンプルもすべて消えてしまうので、まったく音が出なくなります。
ここから、PC側で整理したwavファイルをロードしていくんですが、困ったことに、拡張子esxのバックアップファイル以外の独立したwav/aiffファイルは、1つずつしかロードできない。PCで整理した音ネタは、キック、スネア、ハイハットほか合わせて200サンプルほど...。ここで、昔、有志が作った.esxファイル編集ソフトを使ったことがあるのを思い出して、ググる。見つかりました。
Skratchdot ≫ Open Electribe Editor
http://skratchdot.com/projects/open-electribe-editor/
正確には、以前使ったのは「ESX Wave Organizer」で、それがいつの間にかバージョンアップして「Open Electribe Editor」になっていました。私はWindows 7ですが、インストール不要で普通に使えました。
これ、ドネーションを募るくらいなら、KORGに正式に買い取ってもらったほうがいいと思うくらい良く出来ているソフトウェアですね。.esxファイルを展開して、内蔵されているサンプルの試聴どころか、個別サンプルのほとんどすべてのパラメータが編集可能。とはいえ、これだけでエディットするにはUIに無理があるので、あくまでバックアップ用途かとは思いますが。
「Open Electribe Editor」では、逆に複数のwavファイルを一度に読み込んで、esxファイルを生成することもできます。今回はこれを利用して、まっさらにしたESX-1をカスタム・リズムマシンに変身させます。
ファイルメニューの「New .esx File」から.esxファイルを任意のディレクトリに新規作成して、そこに、同じくファイルの「Import」から複数wavファイルを一気にインポート。このとき、拡張子を含めた先頭の8文字が、ESX-1本体で表示できるサンプルのファイル名に自動的に設定されます。つまり、「BD_001.wav」とかなら、「BD_001.w」になる。これを見越して、予めきれいにリネームしておくと気持ちいいですね(サンプルが少ない場合は、あとから個別に編集してもいいけれど)。
インポートしたサンプルは、右上のペイン下部の「Samples」タブから確認できます。同じモノラルwavでも、8ビット22kHzのファイルは読み込めないようで、その場合は無視されるっぽいです。確認したら上書き保存して、生成された.esxファイルをメモリーカード経由でESX-1本体にロードさせるだけ。持ってて良かったスマートメディア!
って、現バージョンはSDメモリーカードなんだっけ。
そんな感じで、生まれ変わったESX-1。またぼちぼち時間をみて、どうにかしていこうと思います。
今年良かった曲(テクノ編)
今年聴いたテクノから良かったものを13曲ほど。曲名リンクは、すべてBeatport内のトラックごとのページに飛びます。ドラムンベース編はこちら。
- Joris Voorn /Incident (Miyagi) [Rejected]
- 11年。一連の震災チャリティーものの中では結局これだったな。3月22日には出てるし、ジャケのアートワークを含めて対応の早さが好印象だった。原曲の良いところを余さず残したセルフリミックスで、完璧な仕事。
- Motorcitysoul /Ushuaia (Deetron Remix) [Simple Records]
- 10年。パッドが超気持ちいい浮遊系テックハウス。Deetronもかなり落ち着いてしまって、賛否ありそうだけれど、これはこれで好きです。
- Anthony Thomas /Carnage [Advanced Records]
- 99年。Ade FentonのAdvancedの初期のやつ。この時期のローファイなハードミニマルを、ちゃんとデジタルリリースしているのはナイス。レベルの小ささを見る限り、リマスターまではしていなさそうだけど。前のめり気味で爆走する2拍ループに、変則的なブレイクが挟まってくる。いくつになってもこういうテクノが好きだ。
- Luke Slater /Body Freefall, Electronic Inform (Slater's Needle Damage Mix) [novamute]
- 00年。この曲については、イベント「Body Inform」のブログにも書きました。いま聴くと10年ひと昔で、1周してきた感はありますね。このシングルは面白くて、テックハウスとかブレイクスとか、いろんなジャンルのリミックスが入っていて、どれも良くできてる。当時聴き逃していたのが悔やまれます。
- Ben Sims /I Wanna Go Back (Featuring Blake Baxter) [Drumcode]
- 11年。テクノのアルバムのベストだと、今年はDrumcodeから出たこの人の"Smoke & Mirrors"です、間違いなく。全曲ハズレなしもすごかったけど、特にこのトラックは、オールドスクールな匂いがして最高だった。ミックスが素晴らしい。他の曲では"The Calling"がツボでした。
- Exium /Fm Breaker [Planet Rhythm]
- 11年。Bas Mooyとのスプリット盤からスペインのExiumのほう。2パターンの覚醒系シンセリフが交互に現れる。往年の大テクノレーベルがミニマル偏重に流れるなか、Planet Rhythmだけはずっとハード・スタイルを貫いてますね。もうたぶん一生ついていきます。
- Devilfish /Jammin' [Bush Records]
- 01年。Beatport上では08年リリースになっているけど、昔のアルバムですね。Devilfishがたまに作る、上モノ少ないこういう硬派なの好き。BPMはだいぶ遅く感じるけど、それでも130だから、今のテクノの標準からだと早いくらいかな。Bushは古いの全部デジタル化してください、お願いします。
- Reedd /The Show (Echoplex Odyssey Remix) [Nitodrum Records]
- 11年。120BPMの、いかにもEchoplexな質感のふわふわ系テックハウス。単調ながらこのクオリティなら延々と聴ける。宇宙的。
- Aufgang /Dulceria [DiscographElectronica]
- 10年。Francesco Tristano率いるAufgangが、流行りのエレクトロハウスに挑戦してみました系。これが意外なほどピアノがハマっていて、過去にこのバンドの曲で感じたちぐはぐさがまったくない。少年期への憧憬を思わせるオフィシャルPVも必見です。子どもが遊んでるだけなんだけど、映像と音が美しすぎて、謎の感動。
- Regis /Blood Witness [Blackest Ever Black]
- 11年。独自の退廃美を貫くDownwards系列のレーベル、Blackest Ever Blackから、Regisのシングル。この曲はライブバージョンもあって、それも買いました。10月にロンドンのBasing Houseであったレーベルナイトでは、RegisやノイズのCut Handsのライブのほか、British Murder Boysの初にして唯一のライブ・セットもあったそうで、なんというか、うらやましいです。
- Caccao /Bulgarism (Satoshi Imano Remix) [Soundwaves]
- 11年。今野サトシさんの素晴らしいリミックスワーク。原曲は、いわゆるブルガリアン・ヴォイスをサンプリングしたプログレッシブハウスで、試聴の限りではさして特徴のない曲なんだけど、これがこうなりますかという。ピッチベンドのかかった、不安定なギラギラしたシンセリフが脳にビリビリきます。これはやばい。
- Homma Honganji /Wild Again [Take More Music Records]
- 11年。今年、嵐のようにリリースラッシュだった本間本願寺さんの曲から。古き良きトライバルテクノの血がたぎる、熱いツールトラック。この曲とかは、世が世ならIntecあたりから出て、世界を席巻していたと思います、本気で。
- Homma Honganji /General Winter [Soundwaves]
- 11年。もう1曲本間さんの曲から選ぶなら、"Hirugano"も捨てがたいけれど、最近リリースされたこれですね。ミックスのバランスも完璧で、上昇するシンセパッドと同時にフィルター展開で弾けるブレイクが最高に気持ちいい。この冬のアンセムはこれでしょう。
今年良かった曲(ドラムンベース編)
昔は、買った盤をブログで逐一レビューしたりしていたんですが、最近はめっきり書かなくなってしまったので、せめて年末くらいは。ということで、今年購入した楽曲のなかで、特に良かったものをピックアップしていきたいと思います。あくまでも自分が今年買ったというだけなので、リリース年はバラバラです(今さら、というのはご愛嬌)。
ドラムンベースからは10曲ほど。テクノ編はこちら。
- Calibre /Tru Beat [Critical Music]
- 09年。これはDJで使いまくった。リズムトラックが乾いていて硬く、良いサウンドシステムやヘッドフォンで聴くとベースの存在感が絶妙。ラガっぽいMCもハマってる。
- Danny Byrd /Junction 18 [Hospital Records]
- 07年。ひたすらハッピーな曲。ブレイクがあの手この手で細かく仕込んであって楽しい。今年はHospitalの少し古めの曲をいっぱい掘った。
- Genetic Bros /Uplifting [Talkin Beatz]
- 10年。イントロからの昂揚感ハンパない。ポルタメントのかかった上昇していくシンセリフがタイトルそのもので、交互に現れるエレキギター風のリフも好き。
- Unicorn Kid /Wild Life (Nu:Tone Remix) [Hospital Records]
- 11年。ブレイクがたまらないピコピコ哀愁系ドラムン。Nu:Toneのアルバム"Words and Pictures"は結局買わなかったけど、バラであとから色々買ったし、今思うとアルバム買いしてもよかったかな。
- Guests From Future /Zima [Respect Records]
- 10年。Blastaのこの作品"Blastorama"はホントに素晴らしかった。このあたりで、Respectレーベルを始めとするロシアのリキッドファンク・シーンの熱さに出会った。丁寧な作りと抑制の効いた展開で、日常生活のなかで普通に聴いてて楽しめる。
- London Elektricity /Meteorites feat. Elsa Esmeralda [Hospital Records]
- 11年。"Yikes!"は最高のアルバムだった。特にこのトラックはヴォーカルや歌詞の美しさもあって、一時期延々とリピートして聴くほどハマった。後で出たDanny Byrdのリミックスも好きで買ったけれど、原曲の世界観を台無しにした日本語版は大嫌い。
- Grinda /Oh That Night [Respect Records]
- 11年。Respectのレーベルコンピから。エレピとサックスが気持ちいい落ち着いた曲なのに、ピコピコしたリフが入ってくるブレイクが意外性あり。Beatportで試聴できるポイントが微妙な位置なのが残念。
- Axis & Trank /The Scent (Current Value Remix) [Guerilla]
- 11年。ダークステップは去年ほどは買わなかったけど、これはかっこいい!凶悪なドラミングと絶叫が飛び交う戦場のようなトラック。大惨事。とはいえ、ビートの組みかたはCurrent Valueにしてはまだまともな方ですね。
- Syncopix /Les Temps Moderne [Syncopix]
- 11年。Syncopixは今年も安定して良かった。特にこの曲は音色選び、シーケンス、ミックスのいずれもが斬新で、感激した。圧倒的な曲です。新境地に行ってしまった感じ。
- Calibre /Windows [Signature]
- 11年。今年出たアルバム"Condition"から。アナログ風の質感のなかに、深いリバーブの効いたピアノが溶け込んでいる。どんどんディープで内省的な世界に潜っていくんだけど、ちゃんとCalibreらしい乾いたリズムが走っていて気持ちいい。
皆既月食とVISION
皆既月食に沸いた土曜日でしたね。
渋谷に出る用事があったので、せっかくなら少しでも暗いところでと思って、代々木公園に向かいました。駅に着いた頃は、ちょうど全部が影に入るというあたり。スクランブル交差点いっぱいの人々が、揃って空を見上げているのが、なんだか愉快でした。
人もまばらな深夜の代々木公園で、ごろんと仰向けに寝転がって見てました。皆既のあいだはほとんど見えなくなるのかと思いきや、薄ぼんやり暗くなる程度で、赤っぽく見える。ただそれも、さして赤いとは思えず、かつて茅ヶ崎のレイヴで見た、水平線から上がってくる満月のほうがよほど赤く感じて、こんなもんかなぁ、って感じ。
だけど、再び影から姿が現れる瞬間は、なかなか壮大でドラマチックでした。いわゆるダイヤモンドリングのような感じで、端から漏れ出てくる光が強烈に眩しい。そのころには0時を回ったためか公園の外灯も一部消えて、さっきまでかかっていた雲もほとんどなくなり、絶好のロケーションでした。
冷えた体を温めるべく、いったんガストでコーヒーを飲みながらスイーツなどを食べつつ、そのあと道玄坂のSOUND MUSEUM VISIONへ。初めてのハコ。
この日は「SOUND CIRCUS」というハウス中心のパーティーで、運よく誘ってもらう機会があったので行ってきました。場所、めちゃくちゃ分かりやすくて、マークシティの脇を上がりきる手前、建物自体に大きな看板が出ている。
さほど長くない階段を下りてびっくり、こんな場所にこんな空間が、というほどの不思議スペース。いわゆる大箱って感じでもなく、中くらいのフロア(GAIA)があって、あとはさながら小箱のフロアがいくつかくっついていて、そのあいだを回遊できる。迷路のような通路あり、鏡張りの壁ありで、"サウンド・ミュージアム"とは言い得て妙ですね。
各フロアとも特徴があって良かった。通路隔てて奥のDEEP SPACEは、スピーカーが壁に沿って並んで天井も低く、秘密基地のような雰囲気。その奥に部室のようなラウンジ。メインのGAIAの隣には、文字通り白で塗り尽くされたWHITE ROOM。すべてのフロアにバーカウンターがあって、お酒もまあ高くないというか、普通の値段。たぶん、DJがいい限り、どんなパーティーでも飽きずに遊べるんじゃないかと思います。ageHaのようなテーマパーク感もあり、小箱の没入感もあり、面白いクラブです。
朝まで遊んで、道玄坂のフレッシュネスで食べて帰宅。駅超近いし、あの時間でも開いてる店いっぱいあるし、ロケーションは最高ですね。長く続いてほしいな。
TRAKTOR勉強会とPCDJ
昨夜、茶箱でのイベント「TRAKTOR Share Meeting」に観客として参加してきました。Native InstrumentsのDJ用ソフト「TRAKTOR」のユーザーによる、自主的な公開勉強会。主宰はDJのmarixさんで、プレゼンテーターにMaltineのtomadさん、watさん、フミアキさん、Sangoさんというラインナップ。アナログでのDJ歴も長い方が多く、それだけに、独自のカスタムにもこだわりが見受けられて、とても参考になりました。
詳しい内容は、当日の録画がそのまま公開されているので、こちらを。
Ustream.tv: ユーザー sbc_radio: traktor_meeting1, talk. エレクトロニック
http://www.ustream.tv/recorded/19024715
Ustream.tv: ユーザー sbc_radio: Traktor_meeting2, talk. エレクトロニック
http://www.ustream.tv/recorded/19026426
ともかくも、家に帰るなりTRAKTORの実売価格をリサーチし始めてしまう程度には感化されました。単体で買うよりも、今やっているオーディオI/F(TRAKTOR AUDIO 6か10)を買えばPRO 2がついてくるキャンペーンはお得でいいですね。
いまの自分のシステムはほぼCDJオンリーで、たまにアナログを使ったりもしていますが、その昔、Ableton Liveを使ってPCDJをしていた時期もありました。2005~06年くらいの話。当時はネタものを多く使った、半ばライブセットに近い構成をイメージしていたので、本格的にPCに移行するつもりはなくて、「bitcore」というパーティーが一区切りついた時点でやめました。
当時に比べるとかなり環境も揃ってきて、というか、テクノにおいてはTRAKTORがデファクトスタンダードとなり、昨日のようにノウハウが共有できる機会も増えてきたので、正直いつ乗り換えてもいいと思っています。曲もデータで買っているんだし。
ただ、機動性やリスクマネジメントの点で、個人的にはまだCDJに一日の長があると思っていて、それこそPCDJならではの画期的なDJ用コントローラでも出てくるのを待っている状況です。フミアキさんがプレゼンしていたNIのX1や、MASCHINEコントローラには、かなり惹かれます。
私はアナログ集めもターンテーブルでのDJも大好きだけれど、テクノやっている以上、テクノロジーへの興味は常にあります。機械にできることは機械に、というのは、テクノの原則のひとつだと思っていて、例えばピッチ合わせなんかが予めグリッドを打つことで省けるなら、それに越したことはないですね。人間はその分、選曲や細かいEQ調整などの、ミックスそれ自体に集中したほうがいいと思います。
ただ、現場におけるPCDJで最近よく考えるのが、DJとフロアを隔てているノートPCの液晶画面のこと。あれは言ってみれば数ミリの「カベ」であって、フロア側から見ると、アナログやCDJにはない、大きな障壁に感じます。そしてこのカベのために、多くの場合、きちんとDJがフロアを見ていなくて、独りよがりなセットになりがちな気がします。
画面を見るのなんて、選曲するときだけでいいのであって、横か後ろに置いておけばいいんですよね。それか液晶を倒してしまうか。「秋葉原重工」のときに、watさんが斜め横にPCを置いていて、画面はチラ見するくらいでミックスに集中していたのを見て、ものすごく感心しました。
あと、ホーチミンのクラブに行ったときに、でかい液晶がブースで横倒しになっていて、それを使ってPCDJをしていたのを見たときは、なるほどと思いました。
いずれにしても、ソフトもハードもまだまだ過渡期であることは間違いないので、ツールの進化や、ユーザーサイドの試行錯誤が楽しみです。それに、PacemakerやWACOMのやつのように、スタンドアロンのDJマシンもかなり興味ありますね。
マクロレンズのテスト
前回の続き。
今度は、簡易マクロ機能付きレンズ「SIGMA 28-80mm F3.5-5.6 MINI ZOOM MACRO」を試してみました。このレンズ、中古で3~4千円で手に入るもののようですが、自分のような初心者にとってはとても勉強になります。
通常は28-80mmの標準ズームとして機能しますが、80mmのときに側面のスイッチをNORMALからMACROにすると、80mm単焦点のマクロレンズとして機能します。といってもセンサーの投影倍率は等倍ではなく、最大で1:2とあるので、あくまで簡易的(?)なもののようです。また、カタログ上の最短撮影距離は24cmとなっています。
絞り開放でギリギリまで寄ってみました。さすがに被写界深度が浅く、ピントが合っているのはせいぜい3~4mmの範囲(「SUPER SAWの文字」)のように見えます。単に見た目上大きく写すだけなら、むしろコンデジでいうマクロモード(=接写)のほうが強いのかもしれませんが、斜めに撮ってボケを強調できるのは一眼ならではですね。
使い古したAKGのヘッドフォン、K301 XTRAを。このレンズもやはり、前回試した同じSIGMAの安望遠レンズと同様、実際よりも色の印象が薄めに写るようなので、あらかじめ設定で彩度とコントラストを1~2目盛り程度持ち上げています。
あと、これはK-r本体に関して、露出をマイナス補正して撮ると暗すぎることがあるのが分かりました。特に室内のとき!上の写真がまさにそうで、おそらく、液晶が明るすぎるためかと思います。この場合は、背景が白とはいえ、たぶん±0補正が正解でしたね。
続いて、押し入れからこれを引っ張り出してきました。
せっかくなので通電してみましたが、まだちゃんと動いて安心。起動時に一瞬だけ表示される文字、無理やり7セグで「MC-303」を表現しようとして、結果できてないあたりがカワイイと思うんです。
ちなみに下の写真は、K-rのカスタムイメージ「銀残し」で撮ったもの。お手軽に、渋い感じに仕上がります。
MZ-50&古レンズ発掘
今朝、たまたま家の押し入れのなかに、大きく赤文字で「PENTAX」と書かれた箱があるのを発見。97年製の一眼レフカメラ「MZ-50」のボディの箱で、中を開けると本体はなく、1本のSIGMAのズームレンズとレンズフードが入っていました。
まったく思い当る節がないので不思議に思っていたら、後に、実家を出た妹が学生時代に買ったものだと判明。ついでに、MZ-50本体やカメラバッグなんかの一式も出てきた。
そういえば、一時期カメラに凝っていた時期があったような...。しかし、妹もPENTAXユーザーだったとは知らなかった。NikonやCanonじゃなくて、ペンタを選んでしまうあたりが、血は争えないというかなんというか。
おかげで、付いてきた交換レンズがまんま手持ちのK-rで使える。出てきたレンズは「SIGMA 70-210mm F4-5.6 UC-II」と、本体に付いていたほうが「SIGMA 28-80mm F3.5-5.6 MINI ZOOM MACRO」。ちょうど自分は望遠とマクロレンズ、どちらも持ってなかったので驚きました。
試しに、前者の70-210mmをテストしてみたので、いくつか作例を。
35mm単焦点がこの画角のとき、同じ地点から広角端70mmと望遠端210mmで。K-rなので、焦点距離はフルサイズ換算だと×1.5です。
思ったより寄れる!楽しい。AFも絞りも効きます。色味は彩度低めで、単焦点のクッキリした見映えに慣れてしまうと物足りないけれど、これはこれでアリかなぁ。本体側の手ぶれ補正機構(SR)のおかげか、手持ち撮影でも明るければ意外といけそうです。ボケの感じもいい。
微妙に風に揺れるススキを望遠端付近で。逆光気味だったので露出-1にしていますが、カスタムイメージ「鮮やか」のわりには渋すぎたかも。やはり彩度が欲しいので、本体側でパラメータの微調整は必要かなと思います。
それにしても、思わぬ収穫にびっくり。しばらく借りて練習してみたいです。
港北ニュータウンと紅葉
今日日曜の午後、あまりにも天気がいいので散歩がてらセンター南でも行ってみようかと、カメラを持って出かけたところ、思いのほか遊歩道の紅葉がいい感じで、わりと本気の散歩になってしまいました。
カメラはいつものようにPENTAX K-rと、レンズは単焦点DA35mm F2.4AL(フルサイズ換算53mm)。最近このレンズばかりなので、ファインダーを覗かなくても何となく画角が分かってきて、歩きながら頭の中で構図を考えることができて楽しいです。
撮影ルートは、都筑区の鴨池公園(Googleマップ)から葛が谷公園を通って、大原みねみち公園に至る、2kmほどの遊歩道をメインに。横浜市営地下鉄「センター南」駅の西から南にかけて、弧を描くように続く緑道で、地元民にはお馴染み、私も小中学生のころから慣れ親しんだ道です。
この緑道には「ささぶねのみち」という名前が付けられていて、その名の通り、歩道に沿って人工の小川が整備されています。今はどうか知らないけど、昔はよくザリガニがいたり。
ちょうどよく晴れていたため、水面に反射した紅葉と、水面に浮かんでいる葉、底に沈んで敷き詰められている葉が3層のレイヤーになって、複雑な画面になっているのが印象的でした。
「ささぶねのみち」(という名前なのは、実はあまりにも地元すぎて知らなかった)は、車が通行する道路からは一段低くなっていて、ただでさえ閑静なニュータウンの住宅街から、さらに隔絶された、独特の異世界感があります。その入り口は上のように、ところどころで急にぽっかりと空いた階段で繋がっている。
昼間は、犬の散歩をする人やランナーが頻繁に往来しますが、夜はかなり暗くなるうえ、6年前にまさにこの近辺で起きた殺人事件が未解決なこともあり、ぱったりと人通りがなくなります。
少し行くと、地元のランドマーク、横浜市資源循環局都筑工場(つまりゴミ焼却施設)の煙突が見えてきます。って、途端に感じる強烈な違和感。この煙突、紅白じゃなかったっけ?
130メートルの煙突が青白デザインに-資源循環局都筑工場 - 港北経済新聞
http://kohoku.keizai.biz/headline/450/
調べたら、本当につい先月塗り替えられたそうで。私が子供のころからだから、20数年以上、紅白の煙突だったんですよ、これ!色は都筑区民からの公募で決められたのだそうで、隣の区だけにまったく知らなかった。
ちなみにこの工場の焼却炉の余熱は、隣の都筑プールに利用されていて、小学生の頃はこのプールにもよく遊びに行きました。自転車で寄り道して迷った時は、たいてい付近のどこからでも見えるこの煙突を目印にしていましたね。
さらに行くと、大原みねみち公園。電車の音がするので寄ってみると、市営地下鉄ブルーラインがすぐ近くを走っていました。地下鉄とは名ばかり...。画面の奥が仲町台駅、手前側はすぐトンネルになっていて、そこからセンター南駅までは、一応地下を走ります。
さて、日曜のセンター南は家族連れで賑わっていて、お茶するところを探すのにもひと苦労。本来の目的だったはずの買い物も、レジ前の長蛇の列を見てすっかりイヤになってしまい、来たのと違う道をぶらぶらしながら帰りました。
それにしてもいい天気で、丹沢の向こうに富士山が見えた(画面中央)。こういうときは望遠レンズも欲しくなりますね。
今日撮った写真のFlickrセットはこちらです。
2011-11-24 Autumn Leaves - a set on Flickr
http://www.flickr.com/photos/epxstudio/sets/72157628270636021/