週末あれこれ
まずは日曜日、西荻窪THE"ロック"食堂でのライブイベント『Frustration Vol.0.11』で、撮影係&キャッシャーのお手伝いをしてきました。関係者のみなさん、お疲れさまでした!ライブ自体も楽しめたし、久しぶりの友人知人とも話せてすごく幸せな夜でした。
とりあえず、初めてまともにイベント撮りをしてみた覚え書きを。
PENTAX K-rに単焦点レンズDA35mm F2.4AL一本で臨みました。三脚なし。照明が暗めだったので、シャッター速度優先モードにして撮り比べた結果、1/20secくらいがそこそこ明るくてブレないラインと判断して、ほぼ設定を変えずに最後まで撮りました。といっても、スチール以外に動画やキャッシャー係もしながらだったので、撮影数は100枚そこそこ。露出補正はあとからレタッチすることを前提に±0で、ホワイトバランスはオート、ISO感度は1600を上限にオートで。
結果、ピンぼけやミスショットを除いて、30枚くらいは使える写真になりました。まあまあかな?手ぶれはともかく、被写体ぶれが怖いので、シャッタースピードは長くできないし、暗くなるのはPhotoshopでなんとかしました。カラーバランスはバッチリで、レベル補正とトーンカーブ以外は調整の必要はなかったですね。K-rの場合、ISO感度1600くらいまでなら、ノイズ感も気にならない。このあたりがコンデジと全然違うなと思います。
シャッター優先だと、暗いときはどうしても絞り解放になってしまうので、ピントが合わせづらい。加えて、ピントは人物の顔に合わせるか、楽器にするか、手先にするかなど、撮る側(=私)の判断が追い付かないために、ピンぼけになる写真が多かったです。これは、ひたすら練習して慣れていくしかなさそう。
ちなみに、上の写真はライブが終わってから食べた名物きりたんぽ鍋です。お酒も美味しかった!
遡って土曜日は、早稲田茶箱にちょこっと寄って、広島メンツによるテクノ・アニソン系パーティー「Synesthesia - Attack From West vol.4」に行ってきました。前回出させてもらった縁もあり、短い時間でしたが挨拶できて嬉しかった。次も楽しみですね。
池袋に移動して、件の「PHO24」で補給したあとは、テクノバンド「ヤング・フラッテリィズ」企画によるライブ「よるの薔薇」@南池袋ミュージックオルグ。駅近で、小奇麗な内装のライブハウスというかイベントスペースで、すごく居心地が良かったです。
ヤング・フラッテリィズは、以前、茅ヶ崎のライブハウスで紹介してもらったサツキ・ヤングさんによる3人編成バンド。この日のライブは、ソロのときと違う凝ったアレンジでカッコ良かった!他のバンドも、比較的ダウナーというかダブっぽい雰囲気で、オープンからラストまで全部観たけれど、あっという間の5時間半でした。
その夜は、代官山UNITの「Drum & Bass Sessions - DBS 15th. Anniversary」へ。ドラムンベースを聴き始めて2年弱にして、やっと初DBSです。というのも、ゲストが大好きなCalibre!もう何度も来日しているみたいだけど、先日"Condition"というアルバムをリリースしたばかりなので、そのプロモーションかな。
1時前にUNITに着いたら、ちょうどCalibreに交代するところでした。序盤からアルバムのキャッチーな曲や、昨年のアルバム"Even If"からタイトルトラックを投入してきたりして、完全に持って行かれる。PCは使っていなくて、特に煽りもしないし小手先のテクニックも使わない、淡々としたミックス。Hospital系のショウでよく見るようなド派手な感じはまったくなくて、おそらくは流行とは一線を画したスタイルなんだけど、そこが好き。期待した通りのプレイで大満足!
そのあとのDJでは、ダブステップやジュークのような展開に。このあたり、どうなんでしょうね...。というのは、ドラムンとダブステって兄弟ジャンルのように扱われがちだけど、必ずしも共通項ばかりではないと思うんですよね。BPMの差を例に出すまでもなく、ノリ(気持ちいいポイント)がまったく違うような気がするし。特にリキッドファンクと比べると、世界観が違いすぎる。「DBS」では浴びるほどドラムンベースを聴きたかった自分としては、ちょっと肩すかしのような気分で、始発で早々に帰りました。
そうそう、ロッカーのところに、15周年ということで歴代のフライヤーが貼り出してあったんだけど、さすがに見応えがあった。思わず写真撮りました。Flickrのオリジナルサイズだと、一応文字も読み取れると思います。まさにドラムンベースの歴史という感じ。
それにしても"Even If"、UNITの音で聴けて上がったなぁ。ほんと、頭の中真っ白になった。
PHO24
ちょうど池袋に出る機会があって、先月オープンしたばかりのベトナム・フォー専門店「PHO24」池袋東口駅前店に寄ってみました。この店は、ホーチミン市でもよく見かけた有名チェーンで、日本初上陸となる市ヶ谷店に続く2号店が、この池袋店。セブン&アイ傘下でわりと力を入れているらしく、間もなく大森にも3号店がオープンするとのこと。
東口出て間もなく、店の前で呼び込みをしていたのですぐ分かった。内装はカジュアルな雰囲気で、がっつりベトナム料理というよりは、あくまでファストフード路線。テイクアウトもできるらしい。とりあえず、牛肉のフォーとコーヒーをオーダーしてみました。
パクチー、ミント、もやし、唐辛子、ライムが別皿で出てくるので、お好みで。全部入れてもかなりあっさりめで、全然平気。現地の店に行ったときは、律儀に全部入れたら、パクチーのむせ返るような雑草っぽさと見た目以上の唐辛子の辛さに悶絶したけれど...。そこはちゃんと日本人向けになってますね。というか肉がやたら多い。これで730円ならまあ、良さそうです。本国サイトを見ると、同じPho Boが50,000VNDとあるので、今日のレートで「185円」と考えると、しっくりこない部分もあるにはありますが。
コーヒーは普通にベトナムコーヒー。苦味と練乳の甘さのバランスから、チョコレートのような後味。今度は、アイスを頼んでみようかな。
たぶん日本で展開することを考えると、この路線は間違っていなくて、あとはリピーター向けにメニューを増やすとかしてほしいです。渋谷東急プラザの「コム・フォー」は、だいぶアレンジしすぎな気がしたけど、これなら。
個人的に、日本で食べたフォーのベストは、町田の仲見世にあったカウンター5席しかない「サイゴンフード」のフォー・ガーで、リアルに泥臭い(褒め言葉)感じが良かったのですが、潰れちゃいましたね。
Accordion Night featuring Misko Plavi
23日夜、青山CAYでのアコーディオン・ライブに行ってきました。
先日の「Vアコーディオン・フェスティバル」に出場していた丸茂睦さんのTweetを見ていたら、cobaさんのアドバイスを受けて、若手アコーディオニストによる自主企画をするとのこと。Vアコフェスに出ていた方々も出演されるうえ、来日中のセルビアのアーティスト、ミシュコ・プラヴィ(Misko Plavi)氏もゲスト出演ということで、楽しみにしていました。
早めに表参道に着いてしまったので、ご飯を食べることに。CAY自体もアジアンフードの店なんだけど、せっかくなので、久しぶりに近くの「ティーヌン」でバミーヘン(汁なし中華麺)を。トムヤムラーメン以外はここでは初めてだったけど、わりとマイルドで普通に美味しかった。
さて、スターターはVアコフェスにも出ていたMatzoさん、自作曲による弾き語り。よく通る声が素晴らしく、ギタリストの方との息もぴったりでカッコ良かったです。ラテンっぽい雰囲気もありつつ、無国籍な感じがいいですね。
続く杉山卓さんも、Vアコーディオンのイベントに出演されていた方。その時に演奏した、リシャール・ガリアーノの"Tango Pour Claude"(Libertangoトリビュート?)は、今回はヴァイオリンとの共演でより熱く。普段タンゴなどを弾かれているとのことで、もっと聴きたいと思いました。
大塚雄一さんは、小型のボタン式アコーディオンによる、シャンソンなどのナンバーが中心の弾き語り。サイズ的にはVアコーディオンのFR-1に近いかわいらしい感じながら、音の迫力では負けていなかった。お酒を飲みながら、ほんわかと浸れるサウンド。
休憩を挟んだ後半は、丸茂さん率いるギター、パーカッション+アコーディオンのバンドが登場。3つの楽器の音域が被らず、とにかくクリアに聴こえて、がっつりジャズに引き込まれてしまった。曲はジャンゴ・ラインハルトのナンバーを中心に。丸茂さんは、今年、去年とVアコのイベントで聴かせてもらって、素人目にもちょっと日本人離れしたパフォーマンスのアーティストに見えますね。ちなみにこの日もボタン式のVアコーディオン(FR-7?)でした。
トリのミシュコ・プラヴィ氏。破天荒なプレイで、アコーディオンの異次元を垣間見た感じ。演奏家というよりはDJのように、おそらくはかなりのアドリブを交えて、繋いで弾いていく。前述の"Tango Pour Claude"のほか、ピアソラの"Oblivion"、ガリアーノの"Fou Rire"の超絶アレンジから童謡の「さくらさくら」に繋いだり。10年前、東京に半年間住んでいたという縁のある親日家で、先日被災地へも行かれたとのことでした。
フットスイッチでリズムトラックをオケで流したり止めたり、あと、もしかしたらだけどリアルタイムでサンプリングしたループに、手弾きで重ねたりしていたようにも見えた。蛇腹が生き物のように動いて、すごい迫力だった!
最後は出演者全員による「マイナー・スウィング」のセッション。ここまでアコーディオンづくしのライブというのは、やっぱり珍しいのかな?丸茂さんのMCで、「アコーディオニストは変な人ばかりですが、アコーディオンを弾く人が変な人なんじゃなくて、変な人がアコーディオンを弾くんです」というのがツボに入りました。めちゃくちゃ楽しいライブでした!
しかし、つくづく自分の部屋の隅で眠っているVアコーディオンがもったいないなぁ...。うう、練習する。そして絶対、人前で弾けるくらいになりたい!
アコーディオンの音って、聴いてると不思議と元気と勇気が湧いてきますね。
Body Informありがとうございました
少し日が開いてしまいましたが、遊びに来ていただいた皆さま、出演いただいた皆さまありがとうございました。思い返せば(今回も)、準備を始めてからの2ヶ月があっという間で、イメージ通りできた部分も、そうでない部分もあり。この後も続いていくパーティーなので、引き続きいろいろな方の協力を仰ぎつつ、進めて行ければと思います。
セッティングに関する工夫で言うと、キャッシャーとフロアの間にカーテンを設けたことですね。これは始めから考えていたアイデアで、「フロアに入っていく」という能動的な導線を作ることと、入口付近の明かりをシャットダウンして極力暗くする、という2つの目的があります。カーテンとポールはこちらで調達して、お店の協力を経て実現しました。これは、できれば今後も「BI」のコンセプトの延長にあるモチーフとして、進化させていきます。
映像はiPadで、先日紹介した「Colorcode VJ」のほか、「RhythmicCircle Visualizer HD」を使用しました。後者は、マイク入力に反応して図形を表示するアプリで、WIRE11のキャンペーンに使われたiPhoneアプリ「WIRE Visualizer」の開発元による、オリジナルなiPadアプリです。以前YouTubeに上げたDJプロモ用ミックスで、ブース正面で使用しているのもこれ。
設定項目が細かくて、かなり派手にすることもできるんですが、「BI」では敢えて色や変化の設定を抑えて、地味めにしてみました。それでも明るすぎたくらい。マイク入力の感度を最低にしても、現場だと音を拾いすぎるので、本体のマイクの穴をゴムで塞いだりして工夫しました。
先着特典で用意したロゴバッジが好評のようで、嬉しかったです。個人的にも、コンセプトをデザインで端的に表現することができたかな、と思っています。音の波紋を表しているんだよね、と指摘されたときは、逆に「なるほど」と思ってしまいましたが。今後、いろいろグッズを作るのもありかもしれませんね。
さて、出演されたライブ/DJの方々のパフォーマンスは、本当に期待通りで、楽しんでいただけたんじゃないかと思います。新しい、横の繋がりが生まれたら嬉しいです。
次回は既に決まっていて、来年の1月22日、日曜日夕方です!公式サイトも一部更新していますので、ぜひチェックしてみてください。
最後に、自分のプレイリストを挙げておきます。イントロと、アウトロとして選曲しました。
- Francesco Tristano /Lastdays [InFine]
- Devilfish /Jammin' [Bush]
- Mark Broom /Verve (Gary Beck Remix) [Beard Man]
- Luke Slater /Body Freefall, Electronic Inform (Counterplan Mix) [novamute]
- Reedd /The Show (Echoplex Odessey Remix) [Nitodrum]
- Christian Wünsch /Yopo [Tsunami]
- Olga+Jozef /Untitled (HU Remix) [Olga+Jozef]
- Marco Carola /This Is Code Red [Code Red]
- Ben Sims /Riots In London [Drumcode]
- Motorcitysoul /Ushuaia (Deetron Remix) [Simple]
- Francesco Tristano /Idiosynkrasia (Ben Klock Remix) [InFine]
- Francesco Tristano /Lastdays [InFine]
- R-9 /Nocturnal [EPX studio]
- The Advent /Recreate5 (Mark Broom Rue East Remix) [Kombination Research]
- Conceiled Project /Code Red 10 (Percy X Remake) [Code Red]
- Karl O'Connor & Peter Sutton /Hanoi Hanoi [Tresor]
- Fumiaki Kobayashi /Remind the Form (qualia mix) [gatearray]
- Anthony Thomas /Carnage [Advanced]
- Ben Sims /I Wanna Go Back (feat. Blake Baxter) [Drumcode]
- Melchior Sultana /Sweet Souls [Cutz]
- Homma Honganji /Hirugano [Capital Techno]
- Yarda /Bratislava (12" Edit) [LFB]
- Fumiaki Kobayashi /Twilight Wharf [gatearray]
日曜日はBody Inform@茶箱です
そういえば、こっちではあまり告知してなかったかも。
明けて日曜日の夕方、早稲田茶箱で新しいテクノパーティーを始めます。「Body Inform(ボディ・インフォーム)」といいます。
Body Inform - 古くて新しい、スタンダードなテクノ・パーティー
http://bi.epxstudio.com/
良い音で良いDJをじっくり聴いてほしい、というつもりで、練りに練ったうえで実現しました。詳しくは上記サイトに掲載しています。夕方16時スタートで、22時までやっていますので、ぜひ早稲田「茶箱(さばこ)」までお越しください!
frustration Vol.0.1
今月27日(日)、西荻窪「THE"ロック"食堂」で行われるライブイベントの撮影を担当する予定なのですが、それに先行して同会場で行われている展示イベント『frustration Vol.0.1』の下見に行ってきました。
西荻窪駅の改札を出て右に進むと、南口のアーケードが見えます。この中をずんずん進んで、西荻名物のピンクの象の下をくぐり抜け、その通りを一直線。ファミマを右に見てさらに進むと、やけに目立つ「輪島功一スポーツジム」の看板があり、その並びです。地図でいうとこのへんですね。
営業中のときはこの看板が出ています。
店構えは、なかなかショッキングというか、度胆を抜かれますので、あえて写真は撮りませんでした。ご自身で確かめてみてください!
「THE"ロック"食堂」は、ロック好きの横手市出身のシェフ七尾さんによる、秋田料理のお店です。アンダーグラウンドな感じのお店サイトの印象とは裏腹に、店内は落ち着いていて、料理がとにかく美味しい。ちなみに七尾さんは、知る人ぞ知る手作り系ウェブマガジン「ニヒル牛マガジン」にも寄稿されていて、今月は表紙絵も描かれている多才な方です。
この日は展示公開の前日とあって、設営作業を横目に、一足お先に飲み始めました。しょっつる冷奴と焼きサバをつまみに。きりたんぽ鍋や横手焼きそばも普通におすすめですが、個人的一押しメニューは「ロックンチヂミ」。横手の激ローカル・アイスキャンディー「アイスドリアン」もここでは定番のようです。
そうこうしているうちに、展示の準備が完了したようなので、何点か撮らせてもらいました。まずは太田翔氏の作品から。
太田さんは、平面では集合住宅などの建築物をモチーフにした繊細なペン画を描かれる一方、立体では、ファンタジックかつグロテスクな異形の生物を制作されています。後者は、店内の一箇所だけではなく、あちこちに展示されているので注目してみては。
続いて、水越千紘氏の作品。
水越さんの作品は、以前日本橋高島屋での絵画展で拝見しました。画面いっぱいに描かれた人工物の迫力と、建築的な構造美は、近くで見てみるといろいろな発見があります。
会場ではこのほか、びん博士氏の立体作品を紹介する映像が上映されています。
展示の詳細はこちらをどうぞ。本日より、11月29日(火)までの開催だそうです。
太田 翔・水越 千紘・びん博士 グループ展『frustration Vol.0.1』@ 西荻窪「THE"ロック"食堂」
http://the-rock-cafe.jimdo.com/exhibition/exhibition-26/
同じく、来週末27日(日)夜のライブイベントの情報はこちら!ノイズや弾き語りが聴けるそうです。
最近行ったパーティーから
なぜか週末にテクノパーティーが集中しているため、テクノ月間とも言われているこの11月、初週の6日は中野heavysick ZEROの「aset」に行ってきました。隔月開催で2周年ということで、良いパーティーという噂は度々耳にしていましたが、個人的には初めてです。Body InformにブッキングしているHIBIKIさんの時間に間に合うように、16時くらいに着。
とにかく、お客さんを含めた全体の雰囲気が良くて、楽しかったです。あのハコだとどうしても目立ってしまうB1とB2の温度差を、あまり感じなかった。DJ Uさんはウワモノがキレイな明るい選曲が中心で、ラストはSmith&Selwayの"Silver"だったかな?早い時間にも関わらず、フロアは終始盛り上がってました。
HIBIKIさんは、ミニマルよりは硬い、キック重めのトラックをいつものように3台タンテでプレイしていて、80分があっという間!
最後のフロッピさんまで居られなかったのが残念でしたが「aset」、噂通りのハイクオリティなパーティーでした。この日は「GREen」や「technoA」も被っていたとのこと。
おととい、13日の日曜日はHANKY PUNKY@渋谷ROCKWEST。実は私は、行ったことがない定番の箱がまだけっこうあって、ROCKWESTはそのひとつでした。宇田川町ハンズの向かい、良く考えるとすごいロケーションですね。
ドラッグクイーンを従えての派手なハード系パーティーで、BEPPUさんの安定したプレイが最高でした。前日の「重工」の疲れがまだ残っていて、ぐったり気味ではありましたが、楽しめました。丸橋さんやni-21さん、遊びに来ていたASSHIさんにも挨拶できたし!
そのあと、すごく久しぶりにアウトバックへ。定期的に行きたくなるなぁ。
ってことで、今週末の土曜「Hardonize」に続き、日曜の「Body Inform」もよろしくお願いします!
Colorcode VJが楽しい
iPad初の本格的VJアプリ「Colorcode VJ」、先月末のリリース直後に購入しました。空いた時間にちょこちょこいじってみて、面白かったのでメモ。
UIはシンプルで、むかーし(10年近く前)WindowsのフリーのVJソフトでごっこをしていた程度の自分でも、迷いなく扱えました。何しろ、プリセット素材のクオリティが半端なく高いので、楽しみながら覚えられる!丸橋さんの素材も入ってますし。
静止画は、PNG-24の透過画像を扱えるのが楽しいですね。動画に重ねて、枠として使ったり、その上にさらに別の静止画を重ねたり、アイデア次第で色々できそう。また、画像やテキストは、Flashの要領でタイムラインベースのループアニメーションを作ることができて、拡大縮小、移動、アルファチャンネル、イージングのカーブが個別に設定できます。テキストの場合はフォントも。
バンクにパーティクルをセットすると、画面上にタッチした箇所に効果を重ねたりすることができますが、これは負荷が高いらしく、私の初代iPadでは落ちることが多いです。このほか、処理が重くなりそうな操作をすると、結構頻繁に落ちますね。解像度を下げて、あまり無茶なことをしないようであれば、初代でも十分実用に耐えると思います。A/Bデッキのスイッチは常にキビキビ動くし、最悪落ちてもブラックアウトするだけで、恥ずかしいデスクトップが出たりするわけじゃないですからね...。
素材の読み込みは、iTunesに接続した端末のアプリ画面から、GoodReaderやi文庫HDと同じ要領で転送。動画は、一定の解像度以下のmp4であれば、だいたい大丈夫なようです。CGムービーは作れないから、カメラで面白そうな動画を撮ってきて遊んでみたい。転送は、多少面倒なところもあるので、将来的にはiCloudなんかに対応すると最高ですね。
ちなみに、VGA接続で試したところ、接続先モニタにはフルで映像が表示され、手元は常にコントロール可能なプレイ画面が表示されます。iPad上のプレビューには、処理上の都合で少し荒い映像を表示するようにできているそうで。
多少、値は張りますが、むしろこの内容なら十分に価値はあると感じました。おすすめ!20日の「Body Inform」でも、一部で使用するつもりです(メインは、別のビジュアライザーを予定していますが)。
最後に現バージョン(1.0.2)に対する要望を。
- 画像やテキストのアニメーションに「回転」がほしい。
- 席を外すときのため、バンク内の素材をランダムに表示するオートモードがほしい。
COLORCODE VJ
http://ja-jp.facebook.com/COLORCODEVJ
秋葉原重工 #3
今年7月の前回に続き、秋葉原MOGRAのテクノパーティー「秋葉原重工」の第3回に遊びに行ってきました。
例の高熱からじっくり静養して、体力を回復したうえで臨んだ土曜日の夜。新宿のGolden EggでTASKE氏主宰のライブイベント「歌舞伎町の詩人達の文化祭2011」を楽しんだあと、1時前に秋葉原着。先日BeatportでチェックアウトしたReedd /The Show (Echoplex Odyssey Remix) [Nitodrum]を聴きながら歩いていたら、人もまばらな深夜の未来都市アキバの、非現実的な風景に妙にハマった。この曲、遅いけどすごく良いですね。いかにもEchoplexな質感と、徐々にビルドアップしていくカッチリした構成が。
着いた途端に、AsetのフロッピさんがBells(の20周年記念盤だそう)をプレイしてて、ウェルカムベルズ状態。そういえば先日中野heavysick ZeroのAsetも初めて行ったのに、ブログに書いてなかったなぁ...。プレイヤーも音もお客さんも、めちゃくちゃ良質なテクノパーティーでした。
フミアキさんは、新譜『qualia 1』の世界観を織り交ぜたインダストリアルセット。時折アブストラクトなビートを挟みつつ、ひたすらモノトーンで詩的なサウンドが展開する。新譜ラス曲と、Blackest Ever BlackのRegisのやつが重なった瞬間、ガチッとハマってて気持ちよかったです。本人の自作曲は本人のセットの中で聴くのが一番いいというか、参考になりますね。
Go Hiyamaさんは相変わらず、This is Technoなストレートな選曲でとても共感します。古い曲を活かして、自然に溶け込ませるのって難しいと思うんですよね。3年近く前にColors Studioで初めて聴いたときも思ったけど。欲を言えば、この内容で1時間足らずの持ち時間はあっという間で、もっともっと聴いていたいと思いました。
続くtakaukeくん、何かが憑依したようなキレッキレのプレイで最高。前半のストイックな音選びと、ぐっとシフトアップしてからの、でも派手すぎないバランス感覚は見事でした。手数も多くて、かなり集中していたのがフロアからも分かりました。お疲れさま!
ダイチさんの時間はすみません、さすがに少し休憩していましたが、戻ってきたときに懐かしのHow's Your Evening So Far?がかかってて超上がりました。French Kissネタではいまだにこれ(の特徴的なブレイク)が一番好きだし、たぶん原曲よりも。学生のころ聴きまくったなぁ。
ラストのwatさんも、途中で少しは休もうと思ったけど、まったくフロアから離れられませんでした。ピークのテンションを保ったまま、少ーしずつ落としながら、最後に軟着陸させる素晴らしいセット。ものすごく気持ちのいい終わりかたでした。
Mograのサウンドシステムが、以前より見違えるように良くなっていて、初回の「秋葉原重工」で感じた若干の物足りなさは完全に払拭されました。スイートスポットは限られるけれど、身動きとれないほどの混雑でない限りはストレスもなし。良い箱になりましたねほんと。
パーティーとしても、DJの多様性はありつつ、同じ方向を向いている感じで結束を感じました。どうも、VJによって「秋葉原重工」のビジュアルイメージがクリアになったことが、(回を重ねるごとに)サウンドにも良い意味で影響してきているような気がします。関係者のみなさん、お疲れさまでした。
パーティー後はizさん車に便乗して、watさん、Sangoさん夫妻を送り届けたあと、私も駅まで送っていただきました。いつもどうもです!
スーパーマリオ3Dランドと3DS近況
そういえばノーマルクリアしていたので感想などを。
3DSは、発売日に買ってからというもの、なんだかもうひとつパッとしなくて。パッケージソフトはほとんど買いたいと思うものがないし、『時のオカリナ』も根気が続かなくて売ってしまいました。
この前買った『リッジレーサー3D』はなかなか良くできていて、もう3Dなしではレースゲームやりたくないと思わせるほどだったんだけど、対COM対戦が微妙でしたね。「1ラップ目5位、2ラップ目3位で、最終的には1位」でフィニッシュするような白熱した展開にさせるために、COM車が謎の加速とかスローダウンで調整してくるのが露骨に分かって、やる気なくなりました。マシンの購入とかチューニングとか意味ないし。音楽は相変わらず最高でした。
ダウンロードゲームの『VECTOR RACING』は、逆に音楽がショボすぎてダメでした。ワイヤーフレーム丸出しの世界観は(ワイプアウトで散々やり尽くされてるとはいえ)最高にカッコイイんですが、異常にシンプルなゲームでした。レースゲームにとって音楽って超大事で、そこが良ければもうちょっと長く遊べたのにな。
バーチャルコンソールは最近『6つの金貨』を購入して、結構懐かしく遊びました。もう少しラインナップが充実してくるとうれしいのですが。
さてそんな感じで、基本的にソフトウェア日照りでホコリを被っているだけだった3DSに、やっと大本命のタイトルが来ましたね。『マリオ』面白いです、期待していたよりも。そもそも、DSでバカ売れした2Dマリオは個人的にはあまりハマれなくて、それよりも『マリオ64』の路線のほうが好きだったんですが、ちょうどあいだあたりの良いところを突いてきたという感じです。そこに至る経緯は、「社長が訊く」で語り尽くされています。
ニンテンドー3DS|社長が訊く『スーパーマリオ 3Dランド』|Nintendo
http://www.nintendo.co.jp/3ds/interview/arej/vol2/index.html
スター探しと、タイムアタックのためのショートカット探しが地味に熱いです。これは『64』からの要素ですね。オンラインランキングとかあっても良かったと思うのだけど、マリオの世界観と合わないかなぁ。すれ違い通信で、ランダムのライバルタイムは表示されるみたい。
で、進行度はまだ裏面(スペシャルステージ)の途中です。ノーマル面の焼き直しかと思ったら全然そうではなくて、共通のオブジェクトは使いつつ、かなり凝った作りで、完全に倍のボリューム。マリオが死にまくる。
そうそう、ノーマルのクライマックスは、サービス精神満点の演出で特に良かったです。
3DSで遊びたいゲームがないという(私みたいな)方には、とりあえず『マリオ』おすすめです。
3Dならではの面白さがあるかというと分からないけれど、箱庭アスレチック感がアップしていて私は好きでした。
珍しく高熱を出してしまった話
昨日の昼過ぎ、いつものようにPCに向かっていたんだけど、急に腰が痛くなってきたと思ったら、みるみるうちに悪寒が襲ってきてダウン。風邪の予兆らしきものはまったくなく、とはいえ軽い腹痛があったこともあって、風邪薬を飲んで横になりました。この時点で異様に寒くて、震えがハンパなくて、薬の瓶を開けるときもYa Mamaみたいになってたんですけど、とりあえずルルの鎮痛効果が効いたのか一旦は落ち着いた様子。
視界がグラグラするなか夕飯を済ませて体温を測ったら、38.7℃。最近ではあまりなかった高熱で、バファリンを飲んで再び横になる。深夜に薬が切れてくると、また猛烈にしんどくなってきて、まともに寝つけず、それでも、朝方数時間は眠れたのかな。6時に目が覚めたら、ウソのように熱が引いてスッキリして、なんとか回復したようです。
熱以外に喉・鼻の症状がまったくないことと、今も地味に腹部に鈍痛が残っていることを考えると、どうも軽い食中毒のようなものだったっぽい。思い当たる節がひとつあって、おとといの夜に、冷蔵庫にあったかなり古いと思われる麦茶を飲んでしまったこと。今思えばだけど、明らかに悪くなってるような味で、それでも平気だと思ってコップ1杯飲んでるんですよね(それ以上は飲まなかったけど)。
割に胃腸の強さには自信があって、滅多なことでは具合悪くなったりはしないんですが、今回はそれが仇になったっぽい。まあ自業自得です...。幸い、案件が詰まっている時期じゃなかったので仕事は平気でした。自己管理大事だなぁ。
とはいえ、急に寒くなったりしているので、みなさまも体調にお気をつけて。
DJプロモ用ミックスを録りました
名刺代わりや、DJブッキングの際の参考になればと、18分程度の短いミックスをレコーディングしてYouTubeにアップしました。
おおよそ130bpmのレギュラーなテクノセットです。
- Anthony Thomas /Carnage [Advanced]
- Ben Sims /I Wanna Go Back (Featuring Blake Baxter) [Drumcode]
- Christian Wünsch /Yopo [Tsunami]
- Olga+Jozef /Untitled (HU Remix) [Olga+Jozef]
- Homma Honganji /Wild Again [Take More Music]
- A.Paul /Nimmals [Naked Lunch]
- Joton /Landing [New Rhythmic]
- Fumiaki Kobayashi /Remind the Form (qualia mix) [gatearray]
急に思い立ったのは、自分でイベント告知サイトを作っていて、動画でのDJ紹介が一番手っ取り早いと考えたからです。普段どんなスタイルでプレイしていて、どの程度のことができるのか、ということまでは、ありきたりなプロフィール文からは分かりにくいですよね...。
で、自宅スタジオセットでは、不定期にやっているUstreamでのストリーミングがその役割を果たしていたんですが、折角ならリアルタイムじゃなくてもいいから、HD画質で多少凝ったもののほうがいいなと思い。よく使っている曲と、最近買った曲を織り交ぜつつ、普段と同じくその場選曲でミックスしました。短時間ですが、わりと、自分のDJのエッセンスは詰まっていると思います(細かいミスも含めて)。
トラックを使わせていただいたプロデューサーの皆さま、ありがとうございます。最後のフミアキさんの最新曲以外はオンラインで買えますので、気になったらチェックしてみてください。お金を落とすというささやかな好意が、アンダーグラウンドを支えていると思っています。
幻のワンダースワン「ワイルドカード」サントラ
リクエストサイト「たのみこむ」がサービス終了 - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1111/01/news089.html
ずいぶん老舗のウェブサービスが終わってしまうんだなぁと。
で、これで思い出したんだけど、3年近く前にどうしても投票したいリクエストがあって、「たのみこむ」でアカウントを作ったことがあるんです。それがこれなんですが。
tanomi.com リクエスト : 伊藤賢治『ワイルドカード』のサントラ
http://www.tanomi.com/metoo/r/?kid=58355
昔、ワンダースワンというバンダイの携帯ゲーム機で出た『ワイルドカード』というスクウェアのゲームがあって、そのサントラが未だに出てないんですね。ロマサガや聖剣で知られるイトケンさんの、スクウェア時代最後の作品。これ以外のスクウェア系サントラって、廃盤になってた「サ・ガ全曲集」も復刻してるし、聖剣伝説に至ってはなぜか今アレンジアルバムが出ているくらいなんですが、ほんとにこれだけ出てなくて。
ニコニコ動画に一部上がっているので、まあ聴いてください。
ワンダースワンって、私も「カラー」が出たとき発売日に買ったハードなんですが、音源が4ch波形メモリ音源なんですよ。要はファミコンやゲームボーイの同時発音数3音に対して、「4音のピコピコ音楽」なわけです。
『ワイルドカード』のときは、もう伊藤賢治さんはピコピコはとっくに卒業して、PSでバリバリPCM音源を鳴らしていたので(『サガフロンティア』とかよりもずっと後)、時代的には逆戻りしたような感じで。しかも、4音でイトケン節にすごく厚みが増しているのです。これ、ほんとにこの作品でしか聴けないんですよね。
当時、私このゲーム持っていなくて、友人にヘッドフォン端子から録音してもらったmp3の音源を、ずーっと聴いてた思い出があります。これとかもう、イトケン節全開ですね。
で、さらに言ってしまうとこれだけじゃなくて、WS版『ロマンシング サ・ガ』というのもあって。これはもともとスーパーファミコンのサンプリング音源だったものを、4ボイスの波形メモリ音源にダウングレードしているので、いわば公式レトロ・アレンジなわけです。これもCD化されていないため、実機以外では聴けないはず。
上の動画の終わりのほうに入っている曲は、WS版に追加されたシェラハ戦のために書き下ろされた曲で、後のリメイク版ロマサガ(いわゆるミンサガ)に収録されている曲の原曲ですね。
ってことで、「たのみこむ」は全然関係なくなってしまいましたが、このへんのワンダースワン音源の楽曲は、いずれ商品化してほしいと切に願っています。