コミティア98お疲れさまでした
毎度のことですが、ありがとうございます。特に、わざわざブースまで足を運んでくれた皆さまには頭が上がりません。
夏のティアから2ヶ月という短いスパンでの開催でしたが、気のせいか今回は特にハイレベルだったような印象が。とてもサークル参加との二足のわらじでは回りきれないので、チェック済みのサークルさんと、ぱっと目についた本だけを購入しました。読書会には、会場が明大になってから行ってないし、一度気が済むまで読み耽りたいと思いました。
以下、今回買ったり頂いたりした本です(順不同)。
- ズンダモダンズさん『かつて刻む針音 いつか軋む歯車 あした紡ぐ世界』
- レンタルセクシーさん『制服脳』
- usyk(亀井薄雪)さん『Snow Borne Sorrow』
- たる屋さん 魔法少女本 ほか1冊
- おしゃれ団(西村もつ)さん『つきみくん総集編3』ほか1冊
- めこ(柳田人徳)さん『Lv.30』
- *HTC(*HTCスカイライナー)さん フリーペーパー
- にこらてすら(ジョン・テンダ)さん『にこらてすらポルノシリーズ』
- HOWLING DONUT RECORDS(ウレイ)さん『ドッグ・ポープ・タウン・コウガイでナベを売る男の物語』ほか1冊
- 夢のチョモラン王国(チョモラン)さん『trader』ほか1冊
自分の新刊は『半音階的ファンタジア』という短い漫画でした。期日が迫ってもあまりにもネタが浮かばないので、そのこと自体をネタにした感じです。この手は、2度は使えないですね。
巻末に書いたように、もともと「半音階的幻想曲とフーガ」という作品に着想を得て描き始めました。バッハの作品の中でも特に妖しい魅力のある作品で、とても気に入っている曲です。グールドさんの演奏も素晴らしいですが、私のなかではこの曲はチェンバロ以外あり得ません。名手スコット・ロスのエラートへの録音が、BMGビクターから国内盤として出ているので、比較的入手しやすいです。
買い手のかたに「音楽をテーマにした作品を描いてるんですか?」と聞かれましたが、前作がテクノ、そして今作と、たまたま続いただけです。言われてみればって感じです。
それにしても、今回はいろいろと反省が多かったですね。コミティアで他の作品を見てそれなりに自省するのは毎回なんですが、もっと時間をかけてモノを作ろうと思いました。ツールの工夫によって、短い準備期間でも一応は本として形にできるようにはなったものの、時間をかけて作ったものの魅力には遠く及ばないと実感しました。技術は別として、それだけ長いあいだ画面(紙)と向き合ったということが、価値あることだと思うんです。
そういうわけで、ちょっと初心に返って、次はいいもの作れるように頑張ろうと思います。
次回は2月5日、コミティア99ですね。同時開催の「コミティアX」ってのが何でもアリのカオス展示会みたいなので、すごく楽しみです。申し込みはお早めに~。