テオ・ヤンセン展
29日土曜日に、お台場の日本科学未来館で開催されている「テオ・ヤンセン展」を観に行ってきました。未来館もずいぶん久しぶりだな、と思って過去ログを見たら、前回行ったのは05年の8月だった。5年半ぶり2回目!
YouTubeで有名なBMWのCMを見たのはいつだったか、ともかくあの、やたら生物くさい動きをするメカ(と言っていいのかな?)を間近で見ることができて興奮した。デモンストレーションは圧巻。折り曲げたプラスチックのパイプと紐だけで構成された巨体が、ギシギシとリアルな音を立てて迫ってくる。
ラテン語の命名や、○○期など、徹底して生命の進化に見立てた展示。単純なヨット方式から、回転力を動力とする機構の採用も、ペットボトルに空気を蓄積するアイデアの実装も、ここでは「進化」とされている。
本体の素材に、プラスチックではなく木材を用いた一時期の実験を、恐竜の絶滅になぞらえていたのは面白かった。
まあ、メイキングや、ヤンセン氏のアーティストとしての人となりの紹介があっても良かったかな、という気もする。だって、20年間もあんなものを作り続けるのって、それなりの狂気ですよ。近くで見れば見るほど、ハンドメイドの工作感がたっぷりで、だからこそあのスケールで見せられると、異常なまでに偏執的な情熱を感じる。なぜここまで!っていう。
あと、無粋な話ですが、展示のための運搬と組み立てがものすごく大変なことは一見して分かるので、気になった方はぜひ機会を見て行っておいたほうがいいかなと思います。2月14日月曜日まで。
テオヤンセン展 ~生命の創造~
http://www.theojansen.jp/