回顧2010
大晦日なので、例年通りそれらしい記事を。
今年の4月に30になったけど、年齢以上に大きい変化がいろいろあった。しかも奇跡とか偶然の積み重ねで、すごい価値観が変わる出来事もあったり。公私ともに、普通に良いことも悪いこともありつつ、総じて去年よりもいい年だったな。おめでたい席にも何度か呼ばれたしね。
そういや昨日、Tumblrに
30代は大人の10代だ!
なんての流れてきたけど、こういうのがわりと冗談でもなく、実感を伴って理解できる言葉だったりする。世の中の仕組みが分かってきたというか、自分のコミュニケーションの地平がちゃんと世界と繋がってる感というか。20代は迷いまくったし、今振り返るとすっごい遠回りした気もするけど、まあいいかなと思える。
さて、今年の活動で大きかったのは、茶箱での隔月企画ものパーティーの主催でした。4月に同級生パーティーやって、6月にHIGH FIVE、8月はトランスで、10月はドラムン。12月はアナログ限定のテクノパーティーをやりましたね。ひとつ終わると、またすぐ次の準備という流れで、常に慌ただしかったものの、DJどうしのネットワークが広がったのが最大の収穫。どうもありがとうございました。来年2月13日に、一応年間契約のひと区切りを迎えますので、次回またよろしくお願いします。
一方コミティアでの同人漫画活動は、次回いったんお休み。今年も年4回の皆勤を果たしたとはいえ、出し物の密度に納得できない。時間を作ればなんとかできる問題なので、5月の拡大開催に照準を合わせて、今後もいろいろ作っていくつもり。
コンピCDにパーティーにと活動してきた、フミアキさんアツシくん、そしてぬっきーくんと「Presence」プロジェクトも完結。こちらの記事にあれこれまとめていますので、よろしければ。
今年はなんだか不健康に過ごしてしまって、一度も健康診断に行けなかったので、年明け早速行ってこよう。それに意識的に運動もしていきたい。自己管理!
そんなわけで、引き続きよろしくお願いします。
ディズニーブーム
23日は、東京ネズミ園ことディズニーランドに行ってました。中学の卒業旅行で行って以来だから、実に15年ぶり。前日、仕事終わりで新浦安のオリエンタルホテル東京ベイに向かって、980円のお夜食ブッフェでがっつり食べた。これ、いい!時間的にラストオーダー滑り込みだったけど、間に合ってよかった。
実は、不用意にもランドの前売りチケットをとるのを失念していて、行ったはいいものの直前まで入場できる確証がなかった。クリスマスを控えた祝日で、混雑予想は年間でもピークの時期だし、チケット持ってても入場が危ぶまれるほど、っていう事情を、前日の夜に知った。。開園数時間前、当日券に並ぶために超早起きするはめに。
が、結果的には、まったく並ばずにホテルのフロントで当日券が買えた。あっさりと。せっかくだし、そのまま8時の開園のタイミングでランド入り。
そこから夜の21時過ぎまで、あっという間だった。幸い天気も良く、かなり余裕をもって遊べた。混雑も思ったほどではなくて、スペースマウンテンで1時間くらい、一番並んだキャプテンEO(マイケルの3D映画でスペチャン5の元ネタのやつ)で、2時間弱。さすがに日が落ちてからは寒かったので、冬はほんと防寒対策必須。
んで思ったのは、ディズニーランドって単なる遊園地ではなくて、ある意味ではノスタルジー再生装置だということ。私の場合、海外に住んでた子供のころに、あまりにも娯楽がなくて、送ってもらったディズニーのビデオを延々と見てたという体験が大きい。大人になってからはそうそう見ないし、能動的に借りるなりなんなりしない限り、テレビで見直したりとかってないもんね。封をされていたアレコレが、ディズニーランドに行くとパカパカ開いていく感じ。
私がディズニーで好きなところは、ちょっと狂気を感じるような場面。ロジャーラビットのアトラクションがめちゃくちゃサイケで(乗ってるコンテナをハンドルで回転させながら、鏡張りの部屋をドアからドアへ高速で移動していく)、いろんな共通するシーンを思い浮かべた。『ダンボ』のピンクのゾウとか、アリスとか。ああいうマッドな表現って、子供心にトラウマじみた印象を残すよね。
そして後日、ブームが高じてツタヤで『ダンボ』借りて、改めて観てみたんだけど、これが本当すごい!映画館のスクリーンとかで見たら、頭おかしくなりそうなくらいアシッド。どういう意図で作られたのか気になっていたら、同梱のメイキング映像でシュルレアリスムに言及されていて納得。というか、ウォルト・ディズニーとサルヴァドール・ダリの未完のコラボ作品があったっていうくらい、密接な関係だったのだそうで。奥が深いなぁ、ディズニー。
2010年ベスト1
テクノ部門、今年はこれで。
Chris Dynasty /Get Up To Get Down [Sub Cult 40]
あまりにもサブベースがボワボワいってるので、MIXしにくいことこの上ないんですが、同種のファンキー系のなかでは群を抜いて楽しかった。跳ねるような組みかたもそうだし、音が個性的でいちいち芸が細かい。今年もSub Cultは安定して良かったすね。
次点に、スウェーデンのPratapによるPlysch [GT Muzike 4]かなぁ。これは8年くらい前だったらJohan Bacto系列のレーベル(SkunkworksとかMankindとか)から出ていたはずの音。脈々と遺伝子が受け継がれているようで嬉しい。
常に追っかけていたのはIvan Devero、DJ Cristiao、Peppelinoあたり。たぶん新人も良い曲出していたと思うんだけど、今年は基本的にドラムンベースばかり買っていて、発掘まで手が回らなかった。良かったのがあったら教えてください。
SoftBank 003SHを購入して分かったこと
携帯変えました!予告通り、auをやめてSoftBankのAndroid 2.2端末、GALAPAGOSこと003SHに。MNPなので、番号変わってません。メールアドレスも独自ドメイン運用のままなので、特にお知らせメールとかは出してません。今後ともよろしくです。
さて、個人的に初の国産Androidってことで、いろいろ気付いた点をメモしておきます。
渋谷ビックで予約して、発売日当日の17日の昼に受け取った。MNPはスムースで、特に待たされることもなく、すんなり移行。ACアダプタが付属していないので、店の人に選んでもらってXPERIA用のやつを購入。端子が同じマイクロUSB(平べったいの)なのね。
実は、何度か発売前に売り場に通って、ホットモックを触っていたんだけど、そのときに感じたタッチパネルの感度の悪さとか、カクカクした動きは100%解消されていて、iOSに比べても遜色ないアニメーションでびっくりした。
んで更にLauncherProというホームアプリを入れたら、さらに軽く快適になった。これ、この好きにカスタマイズできる感覚はいいな。iPhoneは持ってないものの、iPod touchでiOSのUIは良く知ってるだけに、なんだか解放感がある。
これと、docomoのLYNX 3DことSH-03Cに搭載されているシャープの視差バリア方式の裸眼3D液晶、すごいよ!未来きたって感じ。コンテンツによって見え方に大きく違いがあって、3D静止画なんかは、あ~確かに奥行きあるように見えるねって程度なんだけど…、プリインストールされている「Under the sea -Another wing-」っていうイルカの動画を見たら、ショック受けた。比喩じゃなく、5~10cmくらい画面から飛び出して見える。ものすっごい没入感。これ、ニンテンドー3DSも同じ方式みたいだし、来年がかなり楽しみになってきた。
ただ、端末の電池の持ちが悪い気がする。IS03の時に散々揶揄された点だけど、これも結構待機時の消費が激しいようで、昨日夕方フル充電で出かけて、途中ちょこちょこ触ったりしつつも、朝まで持たなかった。アプリは極力都度終了するようにして、Wi-Fiも切ってたし、輝度も落としてたのに。今後のアップデートで解消するかな?
一応、eneloopのモバイル用「stick booster」を買ってみた。放電専用で、90分間で端末の50%くらいは充電できるというもの。ただこれ、市販のアルカリ電池とかだと正常動作しないんだね。てっきり、eneloop以外の単3でもいけるのかと思った。運用については今後考えよう。
んで、一部で話題になっているように、フリーズ、します。まだ1度だけだけど、充電中にアプリのインストールとかを実行すると、高い確率で発生するみたい。フリーズっていうか、画面がブラックアウトして、USB抜いても赤LEDが点いたまま、一切の操作を受け付けなくなる。バッテリー外して、再起動して復帰したけど、これもちょっと心配だな。
いろいろあるけど、多少の予測外のトラブルを楽しめる新しモノ好きな人は、合ってるかもしれません。私はまだしばらく楽しめそう。Android、はやく慣れよう。
Colors of Spice、ありがとうございました!
先週の話ですが、無事終わりました。遊びに来てくれた方々、出演者のみなさま、お疲れさまです。Ust観てくれてた方、どうもでした。
こんなコンセプトのパーティーをやっておいてなんですが、アナログだとかmp3だとか、メディアへのコダワリって、私はそんなにないほうで、好きな音が聴ければ割と何でもいいんだけど。でも、mp3になってない音ってのがまだまだ膨大にあって、そういうものを置いてきぼりにするのは勿体ないなと感じています。今回のパーティーで、少しでもアウトプットできたかな。重たいレコードを詰めた段ボールをガラガラ引いて帰る道すがら、そんなことを思いました。
パーティーの様子は、約10分に編集したこちらのYouTube動画を見てください。なかなかエッセンス詰まってると思います。やっぱ今度からいっぱい動画撮ろう。
ゲストDJのみなさんが、期待通りガッツリ盛り上げてくれました。ラストのBruceは…伝説作ったね。この人を茶箱に呼ぶことは1年越しの夢だったので、念願叶いました。超楽しかった。だって、すごくなかった?
Ustreamは一時的に100人を超える方に観ていただけてたとのことです。ただ、これはあとで判明したことなんだけど、箱の録音機器の設定の関係で、実際のピッチよりかなり遅く聞こえてたみたいです。136bpmくらいの曲が、120台で聞こえてたっていう。Ustの録画見ても、そんな感じ。でも、十分凄さは伝わったんじゃないかなと思います。
別のレコーダ経由の録音があるので、編集して本人の許可が取れたら公開したいです。
Flickrにアップした写真はこちら。フミアキさんがいいカメラで撮ってくれた、さらにハイファイな写真はこちら!
ってわけで、年内のDJはこれでおしまいで、次回オーガナイズパーティーは2月です。
日曜15時からは、Colors of Spice@茶箱
第一報から少し空いて、あっという間に直前になってしまいましたが、再告知です。
2ヶ月ごとにテーマを設けてオーガナイズしている、EPX studio×「茶箱」さんの連続企画、12月12日のパーティーのテーマは「アナログ」!往年のタンテセットに定評のあるDJ4人に声をかけて、実現しました。遊びに来てね。
2010.12.12@sabaco - Colors of Spice : A Tribute to Vinyl
http://www.epxstudio.com/spice/
ゲストのBruceが、かなりやる気です。まじ。Facebookでやりとりしていますが、楽しみにしてくれているみたいです。実際久しぶりのようだし、まして茶箱のようないい環境で彼のセットを聴ける機会って貴重なので、カラーズのPulse行けなかった人にも、テクノ好きならぜひ体験してほしいです。すごいんだよこの人ほんと!
迎え撃つDJも安心のクオリティー。アニキさんはオファーするのは初めてだけど、プレイスタイルは良く知ってるし、今回みたいなアナログメインのパーティーには絶対呼びたいと思ってたので、すっごい楽しみです。
P-xyちゃんは6月の「HIGH FIVE」以来の出演。あのときの、ちょっとダークなカラーに統一されたクロスオーバーなセットが良くて、今回スターターをお願いしました。実は告知サイトのイラストも描いてもらってます。
さらにさらに、かなり早い段階からデジタルへの移行を進めてきたフミアキさんに、敢えてフル・アナログ・セットを依頼しました。音源への深い造詣は、レコード配信イベント「今日は一日テクノ三昧」を主宰した通りで。どんな曲がかかるのか、わくわくしてます。
そんなわけで今週日曜「Colors of Spice」、オープンからぜひ遊びに来てください。レコードに思い入れのある人も、正直あんま馴染みのないPC世代な人も、テクノが好きなら垣根なく楽しめるパーティーにします!よろしく!
横浜中華街
日曜日、enzoさんおすすめの中華街の店「山東」に行ってきた。午後2時近くにもかかわらず、通りの入り口まで行列が伸びていてびっくり。こんな人気店とは知らず。。けどせっかくなので、ひとしきり並んでから入店。
名物の水餃子が、餃子の常識が覆るくらい美味しかった!実はこの前日も、茶箱の上に出来た台湾料理屋で水餃子を食べていて、それもほんといい味だったんだけど、ここのはさすがだった。他のどこよりも質素な店構えながら、中華街の路地こんな名店があるとは。
そのあと、雑貨屋でパンダグッズを漁りつつ、謎のパンダクレープとか、肉まんあんまんとか食べ歩いた。日が暮れるなか、コスモワールドを経由して、桜木町駅前のビルのサンマルクで夕食。なんだかすごい充実した休日だった。
最近のあれこれ。
Amazonで予約していたDS用ソフト「KORG M01」が届いた。アナログモデリングで、とにかく音を出すだけで楽しかった「DS-10」とは異なり、ミュージックワークステーションを冠したPCM音源&シーケンサー。まだ数時間触った程度だけど、高1のとき初めてDTM音源を買ったときのワクワク感を思い出した。これ、当時こんなツールがあったら最高だったなぁ。。いっぱい、いろんなタイプの曲作りたいな、これで。
予約した携帯、SoftBank 003SHの発売日が「12月上旬」からいっこうに発表されない。なんだか相変わらず現行のau端末が不調だし、早くAndroid触ってみたいから、乗り換えたいんだけど。
この前、渋谷のビックに寄ったら、初めて003SHのホットモックに触ることができた。タッチパネルの反応がいまいちだったのは、展示機の開発ビルドのせいなのか…。あとIS03もそうだけど、画面がものすごい鮮やか。いかにも液晶っぽい発色のiPhoneにくらべて、なんていうか、フルカラーPP加工の紙を見ている感じ。
3D機能は、これは確かに実機を見ないと分からないかも。端的に言って未来を感じました。奥行き感はコンテンツによってマチマチながら、確かに裸眼で立体的に見える!ワンセグのリアルタイム3D化機能とか、どうやってるのか全然見当もつかないんだけど、(正確性は置いといて)純粋に技術がすごい。早く発売されないかな。
Hardonize #07お疲れさまでした
土曜日は、茶箱のハードテクノパーティー「Hardonize」でレジデントDJ Sangoさんの代打を務めてきました。流れ的にはゆづきくんのミニマルからファンキーテクノセット、佐々木さんのGAMSICセットを引き継いで、普段通りな感じでやりやすかったです。
初め、あまりフロアで踊っている人がいなくて、音が良いだけにもったいないなと感じていたんだけど、トリのTAKくん(写真)までにはガッツリ盛り上がってました。やっぱ遊びに来てくれる人あってのパーティーだね。中野の「ハブマン」とか、パーティーが被ってしまったのは仕方ないので、こんなときは何よりもまず、プレイヤーが楽しまないといけないなと思います。楽しませてもらいました!
- Olav Basoski /Uncut Funk Pt.6 [Fresh Fruit]
- A.Paul /Tainted [Epoch Worx]
- DJ Cristiao /Disturbuled [Disturbulence]
- Fumiaki Kobayashi /Still Alive [Presence]
- Exploit /Conspiracy Theory [Triple Red]
- Luky R.D.U. /Alarma [Techno Artillery]
- Ivan Devero /Brassilya [Reset]
- R-9 /Dub-Eating Beast [Presence]
- Ryo Ohnuki /RND#001 (Atsushi Ohara Remix) [Presence]
- Fumiaki Kobayashi /Buster Break [Presence]
- R-9 /Understand [Presence]
- R-9 /Pushing The Envelope (Unreleased) [Linear]
- Primus Tech /Marchant [Toyfriend]
- Ivan Devero /Muchatrucha [Adult LTD]
- Peppelino /Maria [Work Hard Play Hard]
- Iago De La Vega /Up All Night [Disturbulence]
- Chris Dynasty /Get Up To Get Down [Sub Cult]
- Homma Honganji /Bamboo (Vocal Mix) [Adult]
セット的にはこんな感じ。Presenceからの4連チャンと、出来たての新曲(冬コミ提供用トラック)への流れは、結構ハマったんじゃないかなと思います。あとで、マイク録りの音源を一部だけでもアップできれば。
またよろしくお願いします!