M3とPresenceのこと
M3-2010秋、つつがなく終了しました。例によって、フミアキさん主催のgatearray recordingsからのサークル参加でした。そしてシリーズ最終作となるテクノコンピ「Presence 010」をお買い上げいただいた方、どうもありがとうございました!旧作も、数が出ていなかった5番、6番を中心にそこそこ売れていたようです。
さてこのPresenceプロジェクト、今年7月にパーティーとして最終回を迎えたのに次いで、CDシリーズとしても堂々の完結と相成りました。07年の10月からだから、ちょうど丸3年間、ほんとにいろんなことがありました。そしてこの間に我々を取り巻くシーンの状況も変わったし、もちろん、CDから配信へというメディアの環境の変化もさらに進んだし。
…というような大局的な感想は、プロジェクトリーダーのフミアキさんに譲るとして(無茶ぶり)、良い機会なので、個人的なあれこれをちょっとまとめておきます。
このPresenceでは、楽曲制作と、10枚のCDのジャケットイラスト制作、および立ち上げ時のWeb制作に携わりました。音的な意味では、1番から振り返ると、ずいぶん変わったなというのを自覚しているんですが、実際どうなんでしょうね。マスタリングは、多少は進歩したつもりです。
自分ので気に入っている曲は、4番の"Spin Clockwise"(けっこういろんなDJに使ってもらった!)、7番の"Lunar Rail"(気持ちいい音が作れた)、8番の"Dub-Eating Beast"(個人的にしつこく使ってます)かなぁ。10番も、制作期間こそ短かったけれど、このプロジェクトの初期に考えていたことを思い出して、気合い入れて作りましたよ。抜き差しして遊べるように、展開少なめにしてます。
一方、ジャケに関しては、はじめから一貫して「人物」が主題でした。老若男女、またそれぞれにテーマカラーを配して描きました。にしても、さすがに絵柄が変わった。塗りもけっこうバラバラだし。気に行っていただける絵はありましたでしょうか。iTunes StoreやBeatportに1番が入っていますが、いまだに不思議な感じはしますね。
そうそう、10番だけはなぜか人物ではなく「椅子」ですが、こちらはフミアキさんからのオーダーでした。曰く、Presenceシリーズ開始当初から、最後はこの絵に行きつくことを計画されていたということで、特別な思いが込められています。さて、どういう意味でしょう!
せっかくなので、こちらに、1番から10番まで、全作のジャケットのデータを固めてアップしました。もしエンコしたあとにカバーアートを埋め込みたいという方がいましたら、こちらを使ってください。
http://www.epxstudio.com/presence_jpg_all.zip
Presenceには、音も絵も、ずいぶん引き出しを増やしてもらったなと感じています。
計7回やったパーティーも、それぞれの回にいろんな思い出がありますね。一部は、Youtubeにアップしていますので、チェックしてみてください。
さて、実はPresenceとしてもうひとつ残した仕事があります。それが、今月11月24日中野Heavysick ZEROでのイベント「エンバンドウメイ#2」へのサークル参加!クラブ系の同人音楽サークルによるパーティーということで、Presenceとして枠をいただく予定ですので、新譜旧譜まとめて在庫分をあらかた売り切るつもりで持ち込みます。告知は改めてってことで、まずはひとつ、よろしくお願いします。