ポンペイ展@横浜美術館
行かなきゃ、と思っていた「ポンペイ展」にやっと行くことができた。開館の10時を目指して桜木町に向かい、初夏の陽気のなか、一人でぶらぶらと散歩してきた。
けど、感想としてはいまひとつ物足りなかったかな。何度か書いてるのでご存じの方もいるかもしれないけど、私は学生時代に西洋古代史ゼミに所属していて、卒論テーマがまさに古代ローマの住宅に関することだったので、首都圏で開催されるポンペイ関連の企画展には度々足を運んできた。この規模では02年の江戸東京博物館、06年のBunkamuraに次いでなので、(なぜか)4年に1度のスパンで定期的に企画されていることになる。
そもそも展示品が少なくて、混んでいるにもかかわらず1時間足らずで回れてしまった。噴火そのものについての説明はほとんどなく、周辺地域から出土した壁画と彫像と小物が並列に並んでいる感じ。ひとつひとつは面白いものもあって、食用ネズミの飼育器なんて初めて見たし、「アキレスとキローン」は鮮やかで吸い込まれそうだった。
行って損はないけれども、あれ、もう終わり?という感じかもしれない。あれだけ、広告を打っているわりにはね。会期が終わる前に、なんとか行く時間作れたのは良かった。いつか、ぜひ現地にも行きたいなぁ(って、もう、それこそ学生時代から10年言い続けている)。