DOMMUNEのマルチネ特番
DOMMUNEのMaltine Records特番を観た。前半のトークのことだけね。私は、間接的にしかこのレーベルの活動については知らなくて、単純に、楽しそうだなーとかって感じで観ていた。自分が彼らのような年齢のときに、UstreamやTwitterのようなメディア、というかそれ以前に320k mp3のファイルをさくっとやりとりできるようなインフラが整っていればなぁ、とつくづく思う。でも、その一方で、それでもなおここまで積極的に活動するモチベーションがあったかは疑わしいし、今のネットレーベル世代の活動に対してはリスペクトしかないです。
で、なんというか、私の世代(いま30歳前後)より上では有名な人がいっぱいいて、かたや20代前半の子がバリバリやっていて、私らは何やってたんだろうって、ちょっと考えてしまった。別に休むことなく、ずっと活動してきたつもりだったんだけどね。
知名度がどうとかってよりは、自分たちのやってきたことが、多少なりとも畑を耕すことに繋がっていたのならいいんだけど、、マルチネの彼らなんかは、まったく別の文脈から登場してしまったって感じで、ちょっと断絶を感じてしまう。これ、うまく説明できないんだけど、同じように思っている人いるかなぁ。
でも、文化の継承って案外そういうものかも。創って→繋いで→壊して、みたいなダイナミックなサイクル。
自分たちは、インターネットを使って曲を発表してきた、最初の世代なのかなとは思う。midiとかmodを除いた、純粋なオーディオデータとしてって意味で。それこそ、ネットレーベルみたいなことも散々やったし(余談ながら「EPX」というのは高校3年のときにやってたeuphonyx recordingsというレーベルのカタログナンバーの名残です)。1MBを超える曲なんて、重すぎて出回ってなかったけどね。
でいて、なおかつ、アナログでDJしてた最後の世代にもなってしまうのかもしれない。これからDJ始める学生とかが、まずタンテ揃えてって考えにくいし、PCでなくてもCDJとかでしょ。だからほんとなんか、10代から20代にかけて、いろんな価値観がごっそり代わる時代に当たってしまった、っていうのはあると思う。
その世代のDJを集めて、今度の日曜日ににイベントやるんだけど、その話はまた改めて。
ともかく、今後もMaltine Records界隈の動きには注目してます。いつか一緒に何かやりたいな。