回顧2009
今年はほんと、色々あった。例年に比べて波が激しかった。ちょっと耐えられないくらい悲しいこともあったし、ものすごく楽しい瞬間も何度もあった。せっかく大晦日なので、いくつかピックアップしておきたい。
このブログではきちんと書いてなくて、いずれ機会を設けて書くつもりではあるんだけど、6月に仲間のRyo Ohnukiくんが亡くなった。秋のM3では、奇跡的に残されていたリミックス音源を収録して、おそらく4人での最後のCDを作ることができた。まだ2年そこそこだけど、このPresenceプロジェクトに関わることができて本当に良かった。
それでもいま振り返ると、6月7月くらいはけっこうメンタル的には危なかった。長い就職活動中でもあって、かつ、1月に発症した眼の不調がひどくなっていて、同時期に飼い犬も倒れたりして。普段は、自分自身の意識が自我の地平にぴったりと張り付いているんだけど、端からペリペリ剥がれていくような、わりと危ない体験をした。それも何度か。
なんとか平静を保てたのは、何だろうな、別に何かがあったわけではなく、普通に仕事始めて忙しくなったこともそうだし、合間に何か作ったりとか、友人に会ったりとか、日常の積み重ねしかないんだけど。文字通り「拠りどころ」ってのは大事だなぁ、と実感した。
活動としては、DJでは一年を通してちょくちょく声かけてもらって、ちょっと空いたときは自分が企画して、逆にみんなに協力を仰いだりとか。おかげで、今年もまたいろんな繋がりが生まれた。あと上半期は比較的ヒマだったこともあり、ハイペースで曲作りができた。
コミティアは年4回のサークル参加を今年も達成。ただ、アウトプットした作品の質と量にはまったく納得できていなくて、まあ上手くないのはいいとして、少なくとも自分しか描けないものを描こうって決意は新たにした。でそれは、時間が作れる作れないに関わらず、やりようによっては実現できるんだなーと、いろんな方の作品を読んで思った。
9月には、ずっと憧れだった楽器、アコーディオンを買った。うちの母方の祖父は、若くして戦争で左足を失いながらも、アコーディオンひとつで一家を養ってきたという大変な人で、この楽器には自分にとっては特別な意味がある。なんとかして早く弾けるようになりたい、ってのは、日々のモチベーション維持からも、既に大きな役割を持ち始めている。
来年の4月には、30歳になる。私は比較的年上の友人が多く、30の自分のイメージは全然できていて、それはすごくありがたい。というか、いろんなことが楽しみ。ハタチで始めたDJも丸10年だし、何事も初心に帰ったつもりで、頑張ります。
引き続き、どうぞよろしくお願いします。