茶箱様Webサイトリニューアルをお手伝いしました
6月30日、おなじみ早稲田の「茶箱」さんのWebサイトがリニューアルしました。そもそもは株式会社ピングプラン様からの外注案件としてスタートし、私は主にアートディレクションを含むデザイン、CSS設計、コーディングを担当しました。
今回リニューアルしたサイトは、総合トップページであるsabaco.jpと、業態別の3サイト、club.sabaco.jp、cafe.sabaco.jp、bar.sabaco.jpによって構成されています。それぞれに違う顔を持っている、茶箱の特色を表した構成になっています。各業態ごとのお知らせはそれぞれのサイトで、また"今"の茶箱の最新情報は総合トップのTwitterをチェックしていただけると、便利なんじゃないかなと思います。
ビジュアル的には、私自身も常連客の一人である「茶箱」という場所のイメージを、画面上に違和感なく落とし込むことを前提に、細部までこだわってデザインしました。色、質感、などなど。茶箱によく遊びに行っているみなさんにこそ、気に入ってもらえると嬉しいです。
設計としては、コードは極力シンプルに、かつ全ページにおいてvalidであることはもちろん、自分にとって初のWordPress案件という面でもいろいろ試行錯誤しました。使い慣れたMT4と比べると一長一短という感じだけど、時間があれば、もう少しWPも掘り下げてみたいな。
なお、JavaScriptライブラリにミツエーリンクスのMJLを利用しています。とりあえずは画像のロールオーバーまわりだけですが。また、総合トップではPrototypeベースのエフェクトライブラリglider.jsを採用しています。大概のブラウザの大概のバージョンでは問題なく利用できるはずですが、何かありましたら教えてください。
普段から何かとお世話になっているお店だけに、随所で自分の引き出しの少なさと奮闘しつつも、楽しく制作できました。関係者の皆さま、本当にお疲れさまでした。
音楽喫茶 茶箱 sabaco music&cafe
http://sabaco.jp/
町田テク飲み
週区切りってことで、たまには日記的なトピックをバラバラと。
そういえば、金曜に唐突に病院で健診受けたのって、そもそも前日夜に断続的な胸痛があって、ちょっと気になったからってのもあるんだけど、結果的に、その件に関しては病的なものじゃないよってことだった。その場合考えられる原因は、心因的なものだったりするらしい。心当たりあるよーなっていうか、ありすぎてもう…。
ちょっと今月はいろいろ重なって、わりとメンタルは平坦な自分も、なんとか週末友達と会ったりすることで乗り切った感じ。早く7月にならないかなぁ。
転職活動に関しては、ちょっと良い話も悪い話もあって、今後の方針を決めかねているところ。うーん。世の中の動向も相まって、なかなか難しい時期です。会う方がみんないろいろ気にかけてくれるのには、ほんと感謝です。
ところで、近日中には最近の成果がひとつリリースされるはず。とてもいい感じに仕上がりました。私も楽しみ!
そんな中、土曜はフミアキさんの呼びかけで、asagao川上くんとunaさんと4人で飲んできた。町田の「うおや一丁」って海鮮系の居酒屋で、マツキヨとかFRIDAY'Sとか入ってるビルの隣の5階。初めてだったけど、そこそこ安いしボリュームもあっておすすめ。
飲みでは、主にテクノ制作系のディープな話ができて楽しかった。川上くんのモチベーションが高くていろいろ刺激受けました。さっそく今日、がっつりシーケンサーと向かい合って曲作りに専念していたり。ノウハウの共有とか以前に、単純に意欲の波及効果がありますね、テクノ飲み会は。
町田では、ユニオンでtektekのフライヤーを回収してきた。今度茶箱に行くとき持って行こうかな?オーガナイザーのKNGさんに来月25日、DJで呼んでいただきましたので、その告知もまたいずれ。
Webコミックに2編追加
タイトルの通り、Webコミックを更新しました。よく考えたら12ページのコピー本だし、即売会2回で売り切るくらいの量しか作ってないので、今後は発表から半年くらいのスパンで、どんどんデータ化していくことにします。もちろん、本で手にとって買っていただくのが一番嬉しいし、そのほうがモチベーション向上にも直結するわけですが。
「Role Playing Life」は、3編のショート+αなオムニバス本です。この時は特にネタに困って、苦しまぎれに作ったような記憶がある。もともと、キャラクターやお話よりもシチュエーションを描きたいほうなので、舞台ありきの、コント風日常ものは常に興味あります。そういう意味で「ロールプレイ」をタイトルに入れました。
「初歩の魔法」は、ファンタジーものの短編。水は描いてて楽しいモチーフのひとつです。水面とか水滴とか。で、そういうシチュエーションが描きたいというところから、組み立てていった感じです。モヒカンくん、最近描いた男キャラの中では気に入ってます。
なんだか、8月の次回コミティアは抽選がほぼ確定らしく、どうなることやらですが、例によって直前になったら色々と作戦を考えます。あとこの前、ハガキでも読書会でも、他のサークルの本のレビューを書きまくったので、どれかティアマガに載るかがちょっと楽しみ。
健康ブーム
ってわけでもないけど、今年含めて、ちゃんと健康診断シーズンに健診受けてないのが2年ほど続いていたこともあり、受けてみようと思い立った。同時に、もう何年か前に心電図でやんわりと精密検査を薦められていたのを思い出し、せっかくなので近所の循環器系の病院をWebで調べて、午後イチで検査してきた。
で案の定、一度きちんと調べた方が良さそうとのことで、いま体に電極5つと計測器が付いてます。いわゆるホルター心電計というもので、丸24時間分のデータを収集して解析するらしい。シールでペタッとするだけなのに、防水仕様で普通に風呂とか入ってもいいんだって。これと、あと血液検査の結果も含めて、来週末に再診。
比較的、これまで病院の類に縁がなかっただけに、検査自体でナーバスになるんだけど、最近だと飛蚊症のこともあったりとかで、否応なしに"30歳"というひとつの峠?を意識させられる。もうちょい健康について自覚的になって、将来的なリスクがあるなら今から知っておくべきかもしれないし、定期的なメンテも必要なのかなと。
なので、生活も徐々に健康を意識していきたい。あと、受動喫煙のリスクについて詳しく説明を受けた。わりと公共の場所では分煙進んでいるけど、クラブはやっぱどうにもならないのかなぁ。
ちなみに病院検索には下記サイトを利用しました。といっても、サーチ結果をGoogleが拾ってきただけだけど。開業医でWebサイト持っているところって、まだまだ少ないんだな。
病院検索・歯医者検索【お医者さんガイド】
http://www.10man-doc.co.jp/
タブーと戦ったGeorge Carlin
6月22日はアメリカのコメディアン、George Carlinの没後1周年でした。
私が初めてこの人を知ったのは、TBSラジオ「ストリーム」内の町山さんのコーナー(08年7月1日放送)。番組が終わってしまったので、そのときのPodcastの音源は残念ながら公式には残ってないけど、町山さんのブログの中にその時の紹介がちらっと出ています。
テレビで放送できない七つの汚い言葉 - ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20080701
この中で触れられている、70年代の"Seven dirty words"も面白いんだけど(YouTube)、私はこういうあからさまな放送禁止用語の連呼よりも、晩年に近いショウのほうが遥かにヤバいと思う。
日本語訳されている数少ない動画の中から、ニコニコにアップされいるものをひとつ紹介(YouTubeの元動画は消されているみたい)。
コメディアン、ジョージ・カーリンの珠玉の論評‐ニコニコ動画(ββ)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3102879
これ、けっこうショックですよ。これと比べると、日本には言論の自由なんか全然ないよね。この動画の後半と同じことをテレビで言える人は一人もいないと思う。
アメリカの自由のすごいところは、この人がテレビ(厳密にはケーブルテレビネットワークのHBO)で、延々とアメリカ社会の支配階級とキリスト教保守派をネタにし続けて、しかもコメディアンとして高い評価を受けながら天寿を全うしているところ。
例えばYouTubeで520万再生、コメント6万7千件を超えて、常に物議を醸し続けている動画がこの"Religion is bullshit"(テキスト全文)。世にはびこる数々の「クソ」に対して毒を吐き続ける文脈で、ラストに出てきたターゲットが、「宗教(=キリスト教)」。99年にHBOで放送されたライブ"You Are All Diseased"より。
すごいんですよ!めちゃくちゃカッコ良くないですか。ここまで言っていいんだ、っていう。だって何というか、多くの人が妄信している保守的・権威的な存在、日本だったら「天皇」とか「祭祀・祭礼」だとかに対して、テレビでここまで言い続けている人が、70過ぎまで無事でいられる保証がある?少なくとも、それがオンエアされるとは思えない。
この回のショウは去年くらいまで全編YouTubeに上がっていたんだけど、著作権の関係で消されてしまったみたい。同じ回の序盤に出てくる"Fear of Germs"というネタが、まさに最近の新型インフルエンザ騒動を「予言」していて笑えるんだけど、これをサンプリングして作った曲が、"Immune System"です。
Immune System : EPX studio
http://www.epxstudio.com/blog/2009/0310_immune-system.html
ちなみに、音源自体はiTunesStoreでも買えます。
よりソフトなネタとしては、地球環境「保護」を揶揄した"Saving the Planet"みたいなものもあったり。これも近年のエコ・ブームを前提として見るとかなり笑えます。
There is nothing wrong with the planet. The planet is fine. THE PEOPLE ARE FUCKED.
The Groovelabのバックカタログがデジタル化
名門ダッチハウスレーベルFresh FruitからのリリースでおなじみのThe Groovelab関連の作品が、今月から新たに"Groovelab"レーベルとして、Juno Downloadで再発されています。
16.Jun.2009 | Thanks for visiting Groovelab Recordings.
Hello!
Finally you can get new and previously Groovelab tracks online. We made sure all previously released Groovelab EP's are remastered and sound as good as possible.
http://www.thegroovelab.info/html/news.php
しかも全編リマスター音源とのこと!これ、すごくない?
私の中でのGroovelabといえば、ナンバリングシリーズもそうだけど、Le Voix Du Monde名義でのトラックが思い出深い。"Le Gusta Su Chocolate"とかもすごい流行ったし(ケンイシイのReel UpのミックスCDにも入ってた)、でも一番好きだったのは"Tribal Tunes"。これも、確か当時ラジオのAZ Beatかなんかでイシイさんが使ってて超ハマって、レコ屋で新譜で買ったんだった。DJ始めた当初は、ほんとによく使ってた。
この前の「テクノとハウスの違い」じゃないけど、基本はハウスでいて、かつテクノでも全然使える、みたいな括りだったな。自分の中では。このへんとか、あとOlav Basoskiの"Samplitude"シリーズとか、ほかのWork作品とか。
Groovelab MP3 & Music Downloads at Juno Download
http://www.junodownload.com/labels/Groovelab/releases/
ってことでテクノの人もぜひチェックで。アナログでけっこう持ってるけど、リマスター版と言われたら買わないわけにはいかないというか。通して聴いててもほんとハズレがないのがスゴイ。
Logical ConflictのDJミックス
土曜日のDJですが、ICレコーダーで録音した音源をリマスターしたので公開します。
- R-9 - Live@Logical Conflict 090620
- ダウンロード(103MB/73分22秒)
- (00:00) Dennis Bunas /Blow [Sub Cult]
- (04:10) Omar Guevara /Cosmonautas [Triple Red]
- (07:40) Satoshi Imano /Brilliant Breaks #2 [Letrec]
- (10:00) Sho Tokoyoda /Untitled [Bootleg]
- (13:00) Gunjack /American Dreams (Peak Time Mix) [Candlenight]
- (14:40) Anton Pieete /Deep Sea [Palicavonzvreca]
- (16:40) Asagaoaudio /Pleasure [PublicFrequency]
- (19:20) HU /BSE5A1 [Backstage]
- (21:30) Godai /Walk Of The Dog (Asagaoaudio Remix) [Sirent Signal]
- (24:10) Ryo Ohnuki /RND#001 [Presence]
- (27:40) Ryo Ohnuki /disk [Presence]
- (30:00) R-9 /Nocturnal [EPX studio]
- (33:00) Sho Tokoyoda /Untitled [Bootleg]
- (35:40) Gunjack /You Used To Jack Me [Jacked Series]
- (38:20) Ivan Devero /Insano [Rekktor Music]
- (40:40) Luky R.D.U. /Nice Noise [Keep On Techno]
- (43:40) Luky R.D.U. /Alarma [Techno Artillery]
- (48:00) DJ Cristiao /Disturbuled [Disturbulence]
- (51:30) Asagaoaudio /The Next Game [AN]
- (54:10) A.Reyes /Genetiko [Code]
- (58:30) Mark Broom /The Triangle (Cesar Almena Remix) [Code]
- (60:50) Fumiaki Kobayashi /shootingstar (archtype) [Presence]
- (63:10) Satoshi Imano /Epicurean [Letrec]
- (67:50) Alex Sword & John Chevalier /Daumenschraube [Phuture Wax]
本当は、昨夜Ustreamで放送しようと思ってたんだけど、機材トラブルで中止しました(日曜の夜にバタバタしてしまってすみません)。例によって元の音質がそれなりなので、ライン録りのようにはいかないものの、ハコ鳴りに近い感じで聴けるくらいには補正しました。
CAGE:13
浅草のパーティーが終わり、その足で新宿経由で町田へ。AtoZで、Yu Kiyomiyaさんがオーガナイズしている隔月テクノパーティー"CAGE"に遊びに行きました。
AtoZは3回目だけど、出音と雰囲気の良さは本当にスゴイ。普段都心で遊んでる西東京住人に、町田にもこんな良質でアンダーグラウンドがハコがあるよってことをもっと広めたい!今回も軽くレポートです。
全体的にミニマル中心のコアな選曲でしたが、中盤に回していたMadchesterさんの、音の詰まったテックハウス風ミニマル(昔のSvekとかっぽい)からじわじわと上げていく展開が、個人的に一番熱かったです。
それから、福島から来ていたNemotoさんは、DJMのエフェクターを使い倒した手数の多いミニマルセットで盛り上げてました。前も思ったけど、町田以西(以北)のローカルなパーティーのコネクションは本当に面白いですね。しかもその「温度」が、都心のバリバリ頑張っているような熱さではなくて、音楽で遊ぶこと自体が日常生活に溶け込んでいる感じ。
キヨミヤさんは、ミニマルな中にも中域の音数が多めなハードトラックを少しずつ加えていって、後半にかけてうねりを作っていくようなセットでした。上の写真で2つ光っているのが、グラサンの両脇についてる照明!CAGEはあのフロアとブースの暗さが最高です。
始発で帰ろうと思って外に出たら、全然予期していなかった大雨でびっくり。ゲリラ豪雨とかなんとかに備えて、折り畳みを持っていて良かった。前夜の浅草から数えて足かけ13時間遊んだので、さすがに電車ではヘロヘロでした。
来月は、隔月の奇数月のほうのパーティーtektek@AtoZにお邪魔します。こちらの話はいずれ。
Logical Conflict
浅草StellaでLogical Conflictでした。4月のINDUSTRIAL(YouTube)にも出演して頂いたREC-ing Crewさんと、たてごとあざらしさんによる4つ打ちパーティー。2フロアのうち、今回はNeoフロアに呼んで頂いたので、そっちを中心にゆらゆらと楽しんできました。
スターターのKanaさんはプログレッシブのDJと聞いていたけど、ジャンル的にはかなり幅広い感じで、歌ものハードハウスからエレクトロテイストな今風のプログレッシブハウス、テクノまで。トラックメイキングもされているとのことで、MySpace見たらヒードくんのDelights Musicまわりの方なのですね。世間は狭い。
で、ラストの曲がOdessa Soundfreaksの"Your Own Summer"でびっくり。まさに1曲目にかけようと思っていたので、自然な感じで繋げました。そこからキレイめのファンキーテクノを少しかけて、インダストリアルで135くらいまで落として、後半140くらいまで上げていくセット。
- Dennis Bunas /Blow [Sub Cult]
- Omar Guevara /Cosmonautas [Triple Red]
- Satoshi Imano /Brilliant Breaks #2 [Letrec]
- Sho Tokoyoda /Untitled [Bootleg]
- Gunjack /American Dreams (Peak Time Mix) [Candlenight]
- Anton Pieete /Deep Sea [Palicavonzvreca]
- Asagaoaudio /Pleasure [PublicFrequency]
- HU /BSE5A1 [Backstage]
- Godai /Walk Of The Dog (Asagaoaudio Remix) [Sirent Signal]
- Ryo Ohnuki /RND#001 [Presence]
- Ryo Ohnuki /disk [Presence]
- R-9 /Nocturnal [EPX studio]
- Sho Tokoyoda /Untitled [Bootleg]
- Gunjack /You Used To Jack Me [Jacked Series]
- Ivan Devero /Insano [Rekktor Music]
- Luky R.D.U. /Nice Noise [Keep On Techno]
- Luky R.D.U. /Alarma [Techno Artillery]
- DJ Cristiao /Disturbuled [Disturbulence]
- Asagaoaudio /The Next Game [AN]
- A.Reyes /Genetiko [Code]
- Mark Broom /The Triangle (Cesar Almena Remix) [Code]
- Fumiaki Kobayashi /shootingstar (archtype) [Presence]
- Satoshi Imano /Epicurean [Letrec]
- Alex Sword & John Chevalier /Daumenschraube [Phuture Wax]
起こしてみたら半分くらい友人のトラックだった。今後もがんがん使います。
glicoさんは、先週のPresenceよりももっと夏っぽい、ハードトライバルなセット。地中海系のハッピーな感じ!"Sunshine"とか。
レッキンさんはAbleton+UC-33eで、相変わらず硬派なDJでした。Surgeonの古いのとか、2曲3曲重ねる分厚いミックスで迫力ありましたねー。
バーカウンターでは、以前からトライしたいと思っていたフードメニューを頼んでみました。レッキンさんおすすめの、とりめし。これはおいしかった!レイヴ飯っぽいエスニックなテイストもあり、スープも付いて満足度高し。キックに揺られながらおいしくいただきました。
全体として、Stellaのハコの雰囲気は独特で、空間としての居心地は素晴らしいです。ただ、バーまわりの居心地が良すぎて、馴染みのお客さんほどフロアに入って行きにくい空気になっているのかな?もう少し、集客があって混み合っていると、両フロアとラウンジがいい感じに循環してくると思います。
地元に根ざしたパーティーとして、ぜひぜひ今後も頑張ってほしいと思います。お疲れさまでした!
Laptop Battle Tokyo Vol.5
最近、DJのときは決まってお世話になりまくっている、町田のテクノスター今野サトシさんが出場されるというので、応援に行ってきました(ディスカウントどうもです!)。場所は六本木Super Deluxe。
この"Laptop Battle Tokyo"というイベント自体、あるのはずいぶん前から知っていて、機会があったら行きたいなと思っていた。ルールは簡単、「PCとマウス(ポインティングデバイス)とオーディオインターフェイス、それにコントローラー1台だけ」というレギュレーションで、トーナメント形式で対戦し、勝ち上がった人が優勝というガチバトル。
わりと見た目的に地味で、大差ない感じになってしまいがちな、PCを使ったライブパフォーマンスに対しての問題提起という意味では、非常に面白い企画だと思います。こういうのはどんどん啓蒙していったほうがいい。個人的にもパフォーマンスは派手な方が好きだし、デジタルDJの最後の壁は、データの音質とかなんとかよりもフィジカルな部分でアナログに負けないような「ひと押し」だと思っている。その部分のアイデアが掴めればと。
1回戦は、クジで当たった2人が3分間のアタックを交互に2回ずつ行って、5人のジャッジが判定を下すというもの。いきなり最初の組で、ひょろっとした丸刈りの外国人の兄ちゃんが軍服に着替えて、敬礼したかと思うと、モデルガンを振り回しながら超ハードコアなノイズをバリバリ出してて笑った。ジパング上陸作戦って感じ!
ジャンル的にはこんな具合で、もう何でもあり。DJコントローラーでヒップホップDJばりにスクラッチ&カットインで勝負する人もいれば、パーカッショニストみたいに高速でパッド叩いて手動でトラックとシンクしてる人もいた。例のLegacy CollectionのMS-20レプリカでツマミぐりぐりやってキーボードでビート重ねる人いれば、ボコーダーでがっつり歌う人もいた。まさしく8人8様で、すげー刺激になりました。
今野さんは、残念ながら惜しくも負けてしまい。最終的なジャッジが3-2と競っていただけに、1回目のアタックの途中で音が止まってしまったのが惜しい感じでしたが、和テイストの短いループをブレイクビーツ的に組み立てた2回目のパフォーマンスは素晴らしかったです。Ableton使い倒してました。
イベントの性格上、4つ打ちは結構不利なんですよね。作り込んだトラックをエフェクトなんかで展開させる、みたいのよりも、叩いたら音が出るみたいなダイレクトなコントロール感のほうが画的にウケるみたい。となると、どうしてもブレイクビーツとかノイズとか、音もアブトラクトな感じに偏る。短時間だから仕方ないのだけど。
あと、実は1個だけ使えるコントローラーにもサイズ制限があって、フルサイズのキーボードは持ち込めなかったり、テクニックがあっても出し切れない人がいるんじゃないかと思う。そこもまぁ、ルールあっての大会だからしょうがないのかな。
ともあれ、まったり飲みながらいいもの見せてもらいました。すごい楽しかった!
Presence sixthフリーペーパー
Webコミックのページにて、この前のPresenceで配布した4p手書きマンガを公開しました。内容的にはかなりユルめ、かつマニアックな小ネタが中心なのがあれですが、基本いつもこんな感じですので。
あと、意外と原作見たことなくても二次創作いけるかもっていうか、逆に見たことないのに描けるっていう意味では、記号の浸透力ってすごいなと思いました。一応、ネームの段階でシンバルのキャラが本当にいないかググったりはしたけど。
当日いろいろ感想くれた方ありがとうございました。
土曜日はLogical Conflict@浅草
取り急ぎ告知のみで失礼します。
今週土曜日は、浅草ではお馴染みのハコ「Stella」にてレギュラー開催されている、テクノ×トランスなハイブリッド・パーティー「Logical Conflict」にゲストDJで呼んでいただきました。REC-ing Crewさん、ありがとうございます!
詳しくは、以前投稿した下記の記事を参照してください。
6月20日Logical Conflict@浅草に出演します : EPX studio
http://www.epxstudio.com/blog/2009/0520_logical-conflict-on-june-20th.html
ちなみにタイムテーブルは以下とのことです。
17:00~18:15 kana
18:15~19:30 R-9
19:30~20:45 glico
20:45~22:00 REC-ing Crew
もう一つのトランスフロアもいい感じなので、ぜひぜひ。私はまだ未体験のフードメニューを楽しみにしてます。
ターンテーブルは、CD-Rや携帯を置くところ
…という一文がTumblrの回覧に流れてきて、ツボったのでメモ。元は、ある人のtwitterでの発言からの引用らしい。
言われてみれば、確かに最近DJするときはそんな使い方しかしてない(ほぼCDJのみでやってます)。Technicsの技術者に悪いなと思いつつ、やっぱ手狭なブース内だとあの上に置いてしまいがち。本当は良くないのだろうけど。
自分のタンテの上はどうなってるかっていうと、これがまたひどい。あんまりなので写真撮ってFlickrにアップしてみた。
もうミキサー、見えてないからね。スタジオのページにも写真を載せているように、もともと無茶な配置をしているんだけど、にしても、仮にもDJで呼んでもらったりしてるのに、タンテに猫ひろしのDVDが平積みっていうのはまずい。
上に乗っかってたものをそそくさと片付けて、ついでなので、久しぶりにアナログでちょっと練習してみたり。レコードにカビ生えるのも嫌だし、ときどきはリソースを生かしてアナログだけでミックスしたりしたいんだけど、数年前の感覚を取り戻すにはちょっと練習が必要かもしれない。
SoundCloud雑感
SoundCloudというWebサービスがあることは今年の1月に知ってて、Yasuo SatoさんがDJミックスをアップしているのを聴いたりしてたんだけど、この前ふと思い立って試用してみた。ので、軽くレビュー。
SoundCloudはソーシャル的な音楽ファイル共有サービス。というと、いろいろグレーな感じもするけれど、ともかく特徴が「タイムライン上にコメントできる」ってのと「波形の描画」。あとは普通にタギングできたり、プレイヤーを外部にembedできたり、今風な感じで。UIは、VimeoとかみたくAjaxバリバリでいちいちカッコイイです。
さっそく、昔のDJミックスを上げてみた。2005年のハードテクノ~シュランツ寄りミックス。30分足らずと短いけど、ある意味自分的にはアナログDJ時代のひとつのピーク時のもので、気に入ってます。
epxstudio - R-9 mix050116 - SoundCloud
http://soundcloud.com/epxstudio/r-9-mix050116
- Ted Björling /Punish Your Machine [Thunderground 21]
- Wicca /Aquinox [Wicca 1]
- Andreas Kremer /Drums From Hell (O.B.I. Remix) [Lifeform 22]
- Sven Wittekind /Whistle [Kne’Deep 25]
- Axel Karakasis /City Nightmare [MB Selektions 3]
- Hardcell & Johan Bacto /Naturell [Theory 22]
- Primal /Final Strike [Mafia 5]
- Wicca /Sam Hain [Wicca 1]
- Metal Blade /Headbanger [Giant Wheel 20]
- Andreas Kremer /Drums From Hell (Kay D.Smith Remix) [Lifeform 22]
- Cari Lekebusch /Step 13 [H Productions 34]
無料アカウントは月に3ファイルまで?とか制限があるらしくて、ヘビーに使う用途には向いてないと思うけれど、MySpace界隈でもときどき見かける感じで、ちょこっと使う分には便利かな。肝心のタイムラインコメント機能については、「動画のないニコニコ動画」くらいラフな雰囲気になると格段に面白いと思うんだけど、、いろいろ惜しい感じ。
あと、貼り付け用コードが汚いのが気になります。Beatport Playerよりはマシだけど、ちょっとブログに貼るのは躊躇するかも。見た目っていうかビジュアル的にはスマートです。
LZD佐々木さんや、asagaoaudio川上くんも試しているみたいなので、気になる方はチェックです。
twitterのフィードをTumblrへ
最近、twitterのタイムラインにTumblrの更新通知を自動でポストしている人がけっこういるけど、自分の場合は逆で、twitterのフィードをTumblrに流すようにしています。
で、長らくこの方法で運用してみて感じたことを、覚え書きしてみます。
前者の方法でリブログ情報をtwitterに自動投稿するのって、更新通知が主な目的だと思うんだけど、あまりメリットがあるように思えないんですね。非Tumblrユーザー・かつtwitterユーザー、という限定的な範囲へのアピールになってしまうし、Tumblrがそこそこ市民権を獲得した今では、この範囲もかなり狭まっているように思います(少なくとも私の周囲では)。
それよりも、twitterの文字数制限のために、不完全なテキストがアーカイブ化されることのデメリットの方が大きいような気がしています。長い引用は反映されないし、どういう画像がリブログされたのかも実際に見るまで判然としない。リブログ時のコメントも末尾に追加されていくため、twitterの制限を超えてしまうケースが多々ある。
自分のTumblelogを外部に告知したいときは、プレーンに紹介したほうが、かえって効果的のような気がします。そもそも、Tumblrだってフィード吐いてるし、読みたい人は適宜フィードを購読すればいいんじゃない、という話で。
反面、twitterのフィードをTumblrに読み込ませる目的は、更新通知ではないです。以下、思いついた利点を列記しておきます。
- 情報の一元管理
- 複数のフィードをバインドしておくことで、アーカイブとして使い勝手が高まる。これが一番大きい。私はtwitterフィードだけではなくて、deliciousのブックマーク情報と、YouTubeのお気に入りのフィードもTumblrに投げているんだけど、「いつごろ」「どの情報を参照して」「どのように発言した」という、自分の入力と出力に関する情報が、総合的にアーカイブされていくところが良いです。
もちろんtwitterのような文字数制限もなく、テキストも画像情報も、ソースへのリンクを保持したまま記録できる。検索もしやすいし。 - twitがリブログされやすい
- いろんな人のtwitterでの発言が、名言としてTumblrに流れてくることって多々あるけど、自分の発言を自動的にダッシュボードに流すことによって、ファーストポストへの敷居が下がって、情報が伝播しやすいっていうのはあると思います。あと私の場合、twitterでの自分の発言に対して、より意識的になった。ダッシュボード上で再び自分の発言を目にすることになるためで、"言わなくていい"不用意なボヤキなどが減ります。
- ダッシュボードのしおり用途
- これは、使ってみて分かったんだけど、長時間Tumblrを離れていても、随時インポートされているtwitterのフィードが「しおり」代わりになって、ダッシュボードをどこまで読んだかが把握しやすいです。これは普通に便利。
- 意味的URI
- twitterの各発言のパーマリンクは、
http://twitter.com/epxstudio/status/2167797113
のように、内容と関係のないIDの羅列として表現されるけど、Tumblrは本文冒頭を抽出して、
http://epxstudio.tumblr.com/post/123529229/presence-sixth-http-tinyurl-com-kq2fro
のように、内容が推測できるURIを設定してくれるのが良い。とはいえ、英数字を含んでないとその恩恵に与れないので、まあこれは蛇足かも。
ちなみに、Tumblrに外部のフィードをインポートするには、CustomizeのFeeds項目から設定できます。
Presence sixthでした
お疲れさまでした。お陰様で6回目のパーティーも無事終了、毎度遊びに来ていただいている皆様ありがとうございます。ゲストの3人がばっちりフロアを沸かせてくれたこともあり、色々ひっくるめて女子企画は当たりだったと思います。楽しかった!
私はスターターで、ちょっとゴリゴリにハードなのは自重しつつ、そこそこ明るくファンキーなトラックを中心に、インダストリアルっぽいものを混ぜたり。以下、かけた中で友人知人の曲だけspecial thanks的にリストアップしておきます。CDJにしてから、こういうインディーらしい曲を普通に混ぜることができて嬉しい。
- ヨダ タケシ /始まりの音
- asagaoaudio /the next game
- asagaoaudio /pleasure
- Satoshi Imano /Soundtransit!
- Satoshi Imano /Epicurean
- R-9 /Lunar Rail
自分の曲が一番使いにくい!一応Presence最新盤だし、まだ客観視できてないからだろうなぁ。
過去作からはmarixさんが"Spin Clockwise"をかけてくれてた。この曲が入ってる4番はもう入手困難?だけど、ハード機材を使って再構築した"Clockspinner"をトラックのページで公開してます(宣伝)。
ともかく、前日も茶箱の"WALTZD Return"に遊びに行ってて、フミアキさんと早稲田でスープカレー食いつつ、帰宅してからは朝までPresenceマンガ描いてた。今日配ってた4ページのフリーペーパーね。でちょっと寝て、昼からちょこちょこ準備して、行きがけに渋谷キンコーズでコピって15時過ぎに茶箱入り。そのまま16時には出番だったので、わりとフルに遊び倒した。
ペーパーはオマケとはいえ、楽しんでもらえてるといいな。小ネタが多いゴチャゴチャした漫才みたいな内容ですいません(芸風です)。いずれサイトにも載せる予定。
次回もまたよろしくお願いします。
DJに関しては、次は来週土曜に浅草Stellaです。今日よりも若干ハードめになるかも。
今週日曜はPresence sixthです
Presence
http://gatearray-recordings.net/presence/
今度の日曜16時から、テクノコンピレーションCDシリーズ"Presence"による第6回パーティーです!場所はお馴染み早稲田茶箱。ゲストDJは、Wish!/Spiel!のglicoさんと、160のmarixさん、フミアキさんとオオヌキくんのライブのゲストヴォーカルにAki Misawaさんが登場です。
ゲストも豪華だけど、Presenceでは初となるフミアキさんのライブセットにも注目です。書き下ろし多数とのことで、ダークテクノの真骨頂が聴けると思います。
タイムテーブルはこんな感じで。
16:00-17:10 R-9
17:10-18:20 Atsushi Ohara
18:20-19:30 glico
19:30-20:00 Ryo Ohnuki / Live (Vocal. Aki Misawa)
20:00-20:40 Fumiaki Kobayashi / Live (Vocal. Aki Misawa)
20:40-21:50 marix
21:50-22:00 B2B (Fumiaki Kobayashi, marix, glico)
私は久しぶりのスターターです。ファンキー系の走ってるテクノで、新しい良いのがいっぱいあるので、その辺を中心にかけようかな。暗黒ゴリゴリ系ハードテクノは後の人がやってくれそうだし!
5月のM3でリリースした新譜"Presence 007"の再販もあります。現状イベント以外での販売はやってない感じなので、見逃している方はチェックチェック。よろしくお願いします。
夜の散歩
午後、所用で新宿に出たついでに、クラシック館で漁ってきた。マレイ・ペライアによるチェンバロ協奏曲BWV1052/1053/1055ゲット。ソニーで2000年に録音されたピアノ版。
一旦帰って着替えつつ、買ったCDをリップしてiPodに放り込んでから、再度出かける。急遽セッティングされた、機動力に定評のあるクラバーことtakaukeくんの上京祝い飲み!須田町の海老専家、半年ぶりだったけどやっぱ満足度高いね。ゲームとかWebとかのギークな話題で盛り上がる。みんなネット中毒すぎる(賛辞)。
フミアキさんと東急で帰宅中、人身事故絡みで、最寄りの2駅前で放り出されて徒歩で帰るはめになった。思いがけない真夜中の散歩。0時過ぎなのに、事故のあった駅前は救急車と消防車が7、8台止まってて、騒然としていた。心の中で黙祷しつつ足早に通り過ぎる。
で、道中さっそく買ったばかりのCDを聴きながら帰ってきた。チェンバロ協奏曲第1番は3週間前に知ってからほんとにハマってしまって、暇があればずーっと聴いている。ペライアのピアノ版は、聴き慣れた古楽ピッチより半音高くて違和感はあるものの、ダイナミックな表現がかなり熱い。第1楽章のクライマックスで、ソロから立ち上がってくるところ、ゾワーッとなる。このへんはチェンバロでも十分ドラマチックなのだけど。
Web転職活動覚え書き
仕事にまつわる前回のエントリから2週間ほど経ちました。情報収集を進めつつ、履歴書を書いたりポートフォリオをまとめたりする作業が一通り完了し、6月は、さっそく動き回る予定。メール等々でアドバイスをくれた方々、重ねてありがとうございました。
ところで、Web関係に特化した求人情報サイトって限られると思うんだけど、いまだに頼りにしているのはFind Job!。玉石混淆とはいえ、どうみても怪しいものを除けば、興味深い求人はいくつかある。事実、前の会社もここを通してアプローチしてみて、転職自体はスムースに進んだことだし。3年前の話だけど…。
もうひとつは、FICCが今年3月にサービスを開始したMOREWORKS。参加企業として、あまりよその求人サイトに出稿していない有名どころの制作会社も名を連ねていて、気になる。ここは、会員ページで写真付履歴書やポートフォリオが作成できて、さすがにスマートな感じ。Find Job!よりも更に専門性に焦点を絞る、という意味の需要はかなりあると思うので、今後もっと活用されていくような気がする。
あとはCBCNET WORKでしょうか。ここは会員制サイトではないので、メールフォームがあるだけだけれど、少数精鋭の企業から大手中堅企業まで、CBCNETブランドだけにハイレベルな印象。ここもMOREWORKSと並んで、制作実績が確認しやすいところがいい。
これ以外の、いわゆる汎用型の転職サイトのWeb求人は、けっこう厳しいというか、数の少なさと業務内容において、ちょっと、という。あとはもうWeb制作会社年鑑みたいなものを見ながら、しらみつぶしに当たってみるとか。
基本、Webの仕事はWebで見つけたいと思っています。そもそも、採用活動にWebを有効活用できている企業は、それだけで興味の対象なわけで、逆もまた然り。
それにしても、前回転職活動していた3年前と比べて、大きく募集が減ったという感じは特別受けないのだけど、実際のところはどうなんですかね。