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ラ・フォル・ジュルネ2日目

クラシック2009-05-06 21:24

LFJ Program記事が前後するけど、LFJ2日目の記録。3日目がコミティアと被っていて参加できないので、私にとってはこの日が最終日。天気が良くて、初日にいろいろとメディアで取り上げられたからか、かなりの込み具合だった。別行動でうちの両親も遊びに行っていて、チケットがないため有料公演は見られなかったものの、無料コンサートと屋台村でお祭り気分は満喫できていたみたい。

この日は、ホールB7でベルリン古楽アカデミーによる管弦楽組曲1,3番。比較的小さめのホールで、前のほうだったこともあり、大きい音でライブ感が味わえた。演奏は、短く音を切った歯切れのいいもので、しかも指揮者なしの大編成なのに息ぴったり。特に、超高速のブーレIにはニヤニヤしてしまった。同じ1番なら、個人的には前日のル・コンセール・フランセのほうが好みだけど、これはこれで見事でした。

18時前に終わって、翌日のコミティア準備のために離脱。帰り際に外の広場で、ゆっくり日が翳っていくなか、学生らしきグループがトロンボーンとユーフォニウムの演奏をしていて、なんだかいい感じだった。

LFJ全体に関して言うと、なんかこう、もっと野外でゲリラ的なパフォーマンスがあればいいのになと思った。『「熱狂の日」音楽祭』にしては、会場内にやけにひっそりとした空間だとか、放送でBGMが流れているだけみたいな空間が多くて、寂しい。それこそ、町中のあらゆる交差点で楽団が何かしらやってる、くらいのほうがいい。

一方で、コンサートホールでは客のマナーが悪いとかなんとか、「お祭りだから」とか揶揄されるほどヒドイ(こともあった)のだけど、フォーマルなものとカジュアルなもの、時間帯とか会場で、明確に区別すればいいんじゃないかな。
2度聴いた管弦楽組曲の1番なんかにしたって、音はすげーポップでハイテンションだし、形式上は舞曲ばっかりで構成されてるんだから、野外のガヤガヤしたところでやるバージョンがあっても良かった。

ともあれ、クラシックの裾野を広げるにはいいイベントだと思う。事実、今まであまり聴いてこなかった曲や演奏家にも興味を持ったし、ここをとっかかりに掘り下げていこうと思えるものをいくつか発見できた。
来年のテーマは「ショパン」ってことで、また興味の対象が広がりそうな感じ。いろいろ聴こうっと。

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