160からAdrenalineへ
わりと眠くないので、記憶が定かなうちにざーっと。
30日は、まず茶箱でmarixさんとLZD佐々木さんがやってる「160」に遊びに行ってきた。ゲストDJはwatさんとRavemanさん。佐々木さんのDJに間に合うように行くはずが、Presenceのチラシを作って置いてもらうなんて話があったことを出掛けに思い出し(ひどい)、殴り描いてコピーして持っていく。さっきFlickrにも上げたけど、余りは茶箱さんに置いてもらってます。
160は近年稀に見るアナログ率の高さで、なんかやっぱビジュアル的にもアナログいいなっていうか、デジタルソースに移行したDJも集めてアナログオンリーのパーティーとかやりたいなと思った。あの感覚は時々思い出すようにしたい。
Cristian Varelaとかいっぱい聴いた気がする。楽しい!
21時半過ぎに中抜けして、takaukeくんと上のわいわいでディナってから渋谷Deseoへ。シュランツパーティーAdrenalineのラウンジDJに呼んでいただきました。
Deseo自体が初めてだったのだけど、テナントの全部が1階に収まっている珍しいハコで、ラウンジは開放感があっていい感じ。音的には広い意味のテクノであれば何でも、みたいな雰囲気だったので、無印テクノな選曲を用意してました。
出番は3時過ぎから。前のJunさんが、思いのほかCluster系のゴリゴリハードアシッドだったため、140bpmスタート。そこからじわじわ落とす感じで130台前半まで。順番ざっくりだけど、かけた曲は以下で全部だと思います。
- Luky R.D.U. /Alarma
- Satoshi Imano /Epicurean
- Max Walder /Orbit
- Mark Broom /The Triangle (Cesar Almena Remix)
- Ivan Devero /Insano
- Gunjack /You Used To Jack Me
- Aitor Ronda /I Forget About You
- Joton /Landing
- asagaoaudio /pleasure
- Go Hiyama /08 MMM.76 Um
- Dennis Bunas /Blow
- Aitor Ronda /Apnea
- Aitor Ronda /Eclosion
- Gunjack /Buckshut's Revenge
- Anton Pieete /Deep Sea
- Marco Bailey /Don't Mess The World (Cari Lekebusch Remix)
- Luky R.D.U. /Futuristic Form
- Ivan Devero /Menasalbas
- Satoshi Imano /Ice Box
- LK /LK38A
55分にしては、そこそこかけたなって感じ。ありがとうございました。
メインフロアはスタートからがっつりシュランツで、エネルギーもらいました。PA的には序盤は試行錯誤に聴こえたけど、だんだん尻上がりに良くなって、ラストは疲れを忘れて踊ってました。こういう音のパーティーはほんと、貴重!今後も応援したいです。
明けて朝、Module上がりのwatさんが合流、新南口のジョナサンで軽く2時間以上まったりしてから、帰宅。お疲れさまでしたー。
週末はAdrenaline
です。詳しくは主宰のホンジョウさんのブログで。Deseo(ストリートビュー)って初めてだけど、Airに行く途中にあるのね。気付かなかった!
シュランツパーティーのラウンジって、ちょっとどんな感じか分からないので、ある程度流れを見て対応できるように幅広く持って行こうかな。普通なのもディープなのも。出番は3時過ぎからみたいです。
アドレナリンの前は、茶箱の160に遊びに行くつもりです。にしてもこの日は、tektekもLINEARもあるしでパーティー被りまくりなんですね。
Juno Downloadで買ったものメモ
28日チェックアウト分。13曲で$22.66だった。
- Mark Broom /The Triangle (Cesar Almena Remix) [Code]
- 4番。Beatportで過去作をリリースしていたスペインのCode Recordsが、Junoにも参入!しかも新譜!1番のA.Reyesの"Genetiko"は、06年作ながら、個人的に最近プレイしまくり。
この4番では、Mark Broomが昔気質のトライバル系ハードミニマルを披露していて最高なんだけど、Codeのオーナーによるこのリミックスは、更に今風な分厚いハードトラックになっている。ハイのシャリシャリ感といい、小回りの効いた展開といい、往年のハードミニマルファン直撃。 - Luky R.D.U. /Nice Noise [Keep On Techno]
- 21番。ファンなので。いつもの派手さは影を潜めて、ツールっぽい作りに徹している感じがする。ブレイクで入る任天堂サウンド(チャリーン、っていうSE)が脈絡なさすぎて笑えた。
ところで、この21番はボリュームがものすごい。この顔ぶれで21曲入って$15そこそこなら、アルバム買いも全然アリだと思う。最近の若手のファンキーテクノで足がかりを探している人にはおすすめです。 - Pratap /Kalkyl [GT Muzike]
- 1番。スペインのレーベルらしい。ハード系が絶滅しかけているスウェーデンで、孤軍奮闘しているPratapの新作。固めの質感と、裏を走っているパッドの広がりが素晴らしい。堅実ないい仕事。
- DJ Cristiao /Disturbuled [Disturbulence]
- 1番。スペインのアーティスト。この人はやばい!まだリリースは少ないけど、他のトラックも軒並みハイレベルで、今後が楽しみ。この曲は、上モノを排したパーカッシブでストイックなハードテクノで、キックの抜けも良くツールとしておすすめ。
- DJ Cristiao /Rachel [Disturbulence]
- 同じく1番。やっぱりパーカッシブなツール系ハードテクノ。音数が多くごちゃごちゃしているのに、すっきりまとまったミックスになってる。上手いな。このDisturbulenceは、ファンキー系テクノに特化した新レーベル。
- Nikola Vujicic /Camel [BK Elektronics]
- 6番。セルビアのテクノレーベル。この人に代表されるように、地元の無名アーティストを精力的に紹介しているレーベルで、すごくいいと思う。音的にはSub Cultとか系の、キャッチーなリフが引っ張る走ってるテクノ。
- Nikola Vujicic /Properties [BK Elektronics]
- 同じ6番。Vortechtralばりの、攻撃的でレイヴィーなリフがかっこいいトラック。こういうの弱い!展開もやりすぎない感じでいい。結構、ブレイク長すぎるのとかありがちなので。
- DJ Cristiao & Javier Blend /My House [BK Elektronics]
- 10番。連名になってるけど、ジャケのクレジット見る限りはDJ Cristiaoのソロ・ワークみたい。ハウスでありがちな、熱い「語り」系の声ネタを使っていながら、トラック自体はものすごい直線的なテクノなのが面白い。上下する気持ちいいコードをズバッと切ってしまう展開がかっこいい。
- Dennis Bunas /Blow [Sub Cult]
- 12番。ギリシャのアーティスト。Sub Cultの過去作は一通りチェックしたはずなんだけど、これは見逃してたな。上モノは濃すぎないし、随所でのブレイクの崩し方がかっこいいので使いやすそう。ファンキー&グルーヴィーな感じ。
- Odessa Soundfreaks /Your Own Summer [Sub Cult]
- 22番。鉄板のOdessa Soundfreaks。長めのブレイクでじわじわと引っ張る、底抜けに明るいファンキーテクノ。夏っぽい!個人的にしばらく使いそうな気がする。Sub Cultは、Beatportで配信止めてからますます元気で目が離せない。
- Go Hiyama /08 MMM.76 Um [Aftertaste]
- 2番。インダストリアル系新レーベルのAftertasteが、1番から3番までを同時リリース。メンツがいきなり有名どころばかりでスゴイ。中でもGoさんのこのトラックは、硬い音とシンセの絡みが独創的で、カッコ良さでは突出していた。Christian Wünschとか系。他のリリースも要チェックです。
- Gunjack /Buckshut's Revenge [Consume]
- 新レーベルConsumeの1番。ダブステップ!工業系ノイズと謎の声ネタを取り入れた、重量系トラック。このリリースはブログのコメントで教えてもらいました。昔ハードミニマルのDJがスパイス的にエレクトロ使ってたりしたけど、あんな感じでもいけそう。
- Gunjack /You Used To Jack Me [Jacked Series]
- 2番。一度スルーしていたけど、改めて試聴したら良かったので購入。ソウルフルな女性voネタだけど、トラックが骨太でめちゃくちゃかっこいい。ハードテクノもダブステップもブート系シカゴハウスも作れるなんて多才だなぁ。
Junoで買ったmp3にカバーアートを埋め込む
Juno Downloadで曲を買うと、ダウンロード用zipファイルに、カバーアート(いわゆる「ジャケ」)の画像ファイルを含めるオプションが選択できる。私は、せっかくなので、常にジャケも一緒にまとめてダウンロードしているんだけど、曲と同じフォルダにjpegがどんどん蓄積されていって、どうしたもんかと思っていた。
要するに、mp3のID3タグに、カバーアートとして画像データを埋め込みたい。Beatportで最近の曲を買うと、最初から埋め込んであったりするんだけど、あんな感じになっていると、後々Traktorとかで使うときに選曲しやすいかなと。
で、どうせならちまちま手作業するんじゃなくて、ラクーに一括処理で済ませたい。
Mp3tag - the universal Tag Editor (ID3v1, ID3v2, APEv2)
http://www.mp3tag.de/en/
ありました。「Mp3tag」というフリーウェアで、海外製ながらインストール時に日本語オプションを選択できる。スクリーンショットは上のような感じで、ものすごいオーソドックスなインターフェイスで分かりやすい。地味に1コ単位で修正する場合も、便利な感じ。
Mp3tagで気に入ったのが強力なアクション機能で、Photoshopのアクションみたいな具合で、さくっとバッチ処理ができる。以下に、Junoでダウンロードしたカバーアートを、一括で各ID3タグにバインドするときの手順を覚え書きしておきます。
- メニューの「変換>アクション」から新規作成アイコンをクリック。
- 「アクショングループの名前」を適当に入力して、更に新規作成アイコンをクリック。
- 「アクションタイプの選択」プルダウンから「ファイルからカバーを読み込む」を選択し、フォーマット文字列に「%_filename%.jpg」を入力。
- 一覧画面で適用したいファイルを選択してから、上で作成したアクションを実行。
3の「%_filename%.jpg」については、Junoのカバーアートの場合「(mp3と同一のファイル名).jpg」という命名規則になっているため。このフォーマット文字列(Format string)の凡例は、ヘルプの「Configuration>Convert」に載ってます。インポート/エクスポートのときもかなり融通が利きそうな感じで、好感。
ちなみにこのMp3tag、データの参照元としてdiscogsも選択できるみたい。クラブミュージック系に強いかも。
BPMの検出とタグへの埋め込みで、MixMeisterの「BPM Analyzer」なんかも併用すると、幸せになれそうです。
4年前のマンガ公開
Webコミックを更新して、2編追加しました。ともに2005年作の「天から滴る一雫(『B2B#06』収録)」と、「遺跡一景(『B2B#04』収録)」、それぞれ16ページの短編作品です。
さすがに、4年前の自分の絵は相当キツいんだけど、逆に言えば4年も経っていると、ほとんど別人の作品を読んでる、ってくらい客観的な視点で見ることができる。
「天から~」は、ロボットものマンガを描こうというつもりで作っていたら、なぜかこんな感じの話になってしまった。ロボットものと言っても、戦ったりなんかするようなのは興味ないし、それなら、ロボットは出てくるけど全く動かないってマンガを描こうと思った。タイトルは、雫が一滴落っこちてきて、波紋が生まれた、というイメージ。
「遺跡一景」では、いろんな利害が衝突している現場を描こうと思った。遺跡発掘現場をモチーフに、それぞれ立場の違うキャラクター同士が「議論する」という地味な画面を、なんとか派手に見せたいと思って、オチを工夫した記憶がある。
この次に描いた「学級破壊」って短編もそうなんだけど、この頃って、何かがぶっ壊れている絵ばかり描いてたな。フラストレーションがあったのか、単純に廃墟フェチとかそういうことなのか。
あと、このころはまだ丸ペン使ったりトーンかけたり、いろいろ試している段階だった。今は、ほとんど筆ペンしか使ってないけど。この前、久しぶりに丸ペンで描いてみるかと思ったら、製図用インクがカラッカラになっていた。
テクノとハウスの違い
この界隈ではもう、ずーっと、原始時代から定期的に上がってくる定番ネタだけど。さっきたまたまTumblrを見てたら、久しぶりに見かけたので、改めてこのお題で書いてみようかな。
クラブミュージックに興味を持ち始めると、多くの人が疑問に持つのが、「ハウスとテクノの違いって何だろ?」というものである。掲示板でもこの問いはいつまで経っても絶えることがない。メディアも積極的にはこの問いに対する回答を出そうとはしない(「そんなジャンルわけなんかどうだっていいよ」「音楽そのものを楽しもう」という回答はよく見かけるのであるが)。(後略)
http://epxstudio.tumblr.com/post/113268548
今さら断ることもないけれど、これはもう、長く聴いてる人にとっては「明確に違う」わけですね。で、これを言語化ってかたちで定義しようとすると、その人のバックグラウンドだったり、音楽的な思想が如実に現れてしまうので、だからこそ、いつの時代も盛り上がるトピックなんだと思うんだけど。
これを例えば、単純に音楽的な形式で分類しようとすると、すぐに行き詰まるわけですよ。bpmだとか、コードの有無だとか、リズムの組み方(横ノリ/縦ノリ)だとか、分類のためのいろんな要素が考えられるけれど、決まって例外が出てくる。じゃあUKハードハウスは、とか、テックハウスは、とか。ハードテクノだって、メロディーやベースラインがあったり、2拍4拍にアクセントがあるトラックいっぱいあるし。ディープハウスより遅いテクノもいっぱいあるし。
で、上記の引用元の結論としては、テクノには、何をやってもいいという「フリーマインド」がある、と説明している。言わんとしていることは分からないでもないけれど、個人的には、これだと不十分のように思う。だって、ハウスも大概フリーですよ。
いまだに覚えてるエピソードがあって、大昔、大学のサークルでCristian Vogelの"Absolute Time"をかけてたら、仲間のハウスDJが「これハウスじゃん!」って乗っかってきた。私は、このアルバムは思いっきりド直球のテクノだと思って聴いてたんだけど、確かにハウスの括りで捉えると、理解しやすい部分がある気がした。それで、テクノとハウスってのは単に形式による区別じゃないんじゃないかな、と。
もっとなんか、感性の部分で違うというか。
YouTube - Cristian Vogel Goes
http://www.youtube.com/watch?v=csUe5lUpW5U
Tumblrの注に書いたように、私がこれまでこの命題に対して一番納得した(というか、しっくりきた)回答っていうのが、ケンイシイがラジオで言っていたもので、曰く。
ハウスのピークは『イエ~イ』って感じ、テクノのピークは『ギャー』って感じ。
これは、聞いてて膝を叩いたね。「テクノのほうが興奮度が上」って言っているわけでは全くなくて、根本的に気持ちよさの種類が違うっていうか。寿司のおいしさと、カレーのおいしさの違いみたいな。究極対至高みたいな。
で、余談ながらこの基準に照らして言うと、ここ4,5年で持てはやされている類のミニマルテクノって、「ハウス」なんですよ。どっちかっていうと、「イエ~イ」の気持ちよさに近いと思う。なんていうか、私が乗り切れないのはココなのかな。嫌いじゃないし、イエ~イしたい時もあるんだけど、基本的にはメインで追い求めているのは、「テクノ」、あるいは「テクノ」的なもの、なので。
でももちろん、これも例外があって、「ギャー」って楽しみかたが出来るハウスもあると思うし(と、昔、上のケンイシイ説を出したときにunaくんに突っ込まれた)。
これね、飲みながら話してるとほんと結論出ないよ。
FlickrのProアカウントを購入
写真共有サイトのFlickr、フリーのアカウントでじゃんじゃか利用していたら、170ポストを超えたところからアラートが出てきた。なんでも、フリーアカウントはトータルの上限が200枚までで、それ以上使うには有料のProアカウントが必要とのこと。なにそれ!全然知らないで使ってた。
でも、Flickrは去年のシドニー旅行の時からがっつり利用しているし、使い勝手の面でもかなり好きな部類に入るWebサービスなので、多少なりとも運営に貢献できるなら有料でも使いたい。ってことで、アカウントをオンライン購入。
決済はカードで、手続き上は「Yahoo!ウォレット」ってのを利用するものの、特に変わったところもなく、普通に完了した。
ちなみに購入したのは、1年間有効な1 year Pro Account。お値段$24.95。
2年分だともうちょっとお得になるってことだけど、Webサービスは移り変わりも激しいし、現時点でデファクトスタンダードなFlickrだって、来年どうなってるか分からないので。
一応、Proアカウントだと容量が無制限になるほか、HD動画がアップできたりするらしい。Vimeoでできるから別にいいけど…。そういえば、壁紙の時に使ったスライドショーモジュールは結構いい感じだったな。せっかくなので色々活用しようっと。
Juno Downloadのチャート機能
最近、Junoで買いたいけど、色々ありすぎて何があるのか分かんないって話を聞くので、久しぶりにチャート作ってみた。
R-9@EPX studio // Juno Chart 2009-05 Chart by R-9 at Juno Download
http://www.junodownload.com/charts/dj/626502-R_9/272945-Chart/
ここのJuno Playerからも連続再生できます。チャート内の曲の大半はBeatportでは買えないものなので、それだけでもJunoの意義は大きい。新しいハードテクノいっぱい出てるよ。
Junoは、このDJチャート作成/共有機能がすごく充実していて、うまく機能すればBeatportとかでさんざん槍玉に上げられる「探してる曲に辿り着けない」ってのを、解決できるような気がしている。要するに、「こんな曲が出てるよ」って情報を、極力めんどくさくない方法で共有できればいいんだもんね。
手順としては、まずJunoのアカウントを作ってログインする。だらだら試聴しつつ、気に入った曲があったら、曲名の横にあるハートマークのアイコンをクリックする。そうすると、チャートにどんどん放り込まれていくので、"Create a chart"からチャート編集画面に移動して、順番並び替えたりプロフィール入れたりして、完成したら"PUBLISH CHART"ボタンを押すだけ!
作成したチャートは静的なページとして残るし、ジャンルや作成者ごとにアーカイブされるから、他の人がチェックするときも便利。例えばテクノのチャートだったら、こんな風にずらずらっとリスト化される。
DJ Charts All DJ Charts Techno
http://www.junodownload.com/techno/all_dj_charts/
Beatportのチャートは、有名DJしか作れない?んだよね。それじゃ面白くない!Junoのこの機能はもっと活用されてもいいと思う。
新しい曲に出会ってないなーと思ったら、それは多分観測範囲が狭くなってるだけだと思うので、ときどきいろんな人のチャートをチェックすると、何かしら出会いがあると思います。いい曲あったら教えてください。
Presence描き下ろし壁紙セット
来月14日に早稲田で行われるテクノパーティー、"Presence"ですが、公式サイトが更新されています。今回は、6回目にして初の企画「ガールズSP」ってことで、ゲスト出演者も女子のみです。ディスカウントも通常とは異なりますのでご注意を。
ただし、音的には多分、多分っつーか間違いなくガチのテクノです。相変わらず。気軽に遊びに来てみてください。
さて、せっかくの企画なので、イラスト係としても乗っかってみることにしました。とりあえず、歴代ジャケの女の子キャラ5枚を描き直してみようかなと。
どうやって発表しようかと思ったんだけど、基本に忠実にってことで壁紙にしてみました。サイズは1280x1024です。Flickrのセットからダウンロードできるようになってます。
Presenceのメインの路線は、絵もデザインも、わりとカッチリしたシリアスなイメージなので、今回は敢えてゆるふわポップな感じにしました。あと単純にCDよりか彩度高めです。
このジャケ絵のキャラのあれこれについては、去年10月の第4回パーティーで配った「Presenceジャケ絵のはなし」っていう4pペーパーで書いてます。実は、次回パーティーでもちょっとしたマンガを描くつもり。いろいろ作るよ。
曽根麻矢子 J.S.バッハ連続演奏会XII
聴いてきた感想など。
6年にわたる連続演奏会の第12回。最終回ってことだけれど、11回まではまだ存在も知らなかったので、最後列の席とはいえチケットが取れたのは運が良かった。情報を知って、ぴあで予約したのが2月の話。
浜離宮朝日ホールも初めてで、音の小さいチェンバロの独奏がどの程度の音量で聴こえるのか気になっていたけど、いい感じに反響して、一番後ろの22列でも全く問題なかった。小ぢんまりしていて、きれいなホール。
ってことで、「ゴルトベルク変奏曲」です。曽根さんは、昨年と11年前の2回この曲を録音しているらしいんだけど、今回は事前にどっちも聴かず、予習なしで行ってみた。チェンバロ版では、普段はラルフ・カークパトリックの録音を聴いていて、わりと堅実な、かっちりした演奏に慣れていた。
冒頭のアリアが始まるや、期待通り、激しい抑揚のあるアクの強いスタイルなのが分かって、テンション上がった。チェンバロは打鍵の強弱をつけられる楽器ではないけれど、曽根さんの独特のグルーヴの作り方で、いい意味でクセがあるというか、ここは好みが分かれるところなのかも知れない。
第10変奏のフゲッタでの跳ねるようなリズムは、ピアノでも聴いたことがない刻み方で、特徴的だなと思った。この曲はもともと好きなので印象に残っている。
第14変奏とか第29変奏みたいな激しい曲は、案の定イメージにぴったりという感じ。逆に、音符が散り散りになりそうなくらいのテンポで弾く25は、音が早く消えてしまうチェンバロだと、ピアノで聴くのとは全然違う曲のように聞こえた。
そんな派手な曲じゃないはずなのに、なんかグッときたのが第22変奏。明るく跳ねてる感じが合ってたのかな。後日、CDを買ったら確認してみよう。
基本的に、全ての変奏をAABBリピートして弾いていた。録音でもそうだったらしくて、CDに入りきらないのでいくつかをカットしたらしい。今回、最後のアリアだけ反復しなかった気がするのだけど、何か意図があるのかな。
連続演奏会のファイナルってことで、アンコールは無し。アリアの余韻が残って、これはこれでいい感じだった。
チェンバロで聴く「ゴルトベルク」の特徴は、二段鍵盤を使った反復部分の弾き分け。ピアノだとオクターブ上げたり下げたり、装飾音を足したりするけれど、チェンバロはストップ操作で音色そのものが変わる。このコントラストがすごく楽しい。第13変奏では、上だけリュート・ストップにして左手と右手を入れ替えながら弾いていた。
ただ、各変奏が終わるごとにこのストップ操作が入るので、流れが途切れがちになるのは難点かも(もちろん、同じ設定のまま弾き続ける箇所もあったけど)。これは、CDだとカットされる部分なので、分からなかったな。
今回、第15変奏の終わりで20分間の休憩が入った。この休憩の間に、再び調律師が入っていたのは驚いた。チェンバロって繊細な楽器なんだなぁ。
で、たぶんラ・フォル・ジュルネのときもG402で見かけた調律師だと思うんだけど、休憩だけに客がいっぱいステージ前まで行って物珍しそうに見てるんで、仕事し辛そうだった。一回終わりかけてから、また戻って時間ギリギリまで調律し直してたし。
曽根さんによるバッハの演奏会は一区切りってことみたいだけど、また何かの機会で聴けたらいいな。とりあえず、2枚出てる「ゴルトベルク」をチェックしないと。
- 曽根麻矢子チェンバロリサイタル
J.S.バッハ連続演奏会 第12回 "最終回" - 2009年5月23日(土)15:00@浜離宮朝日ホール
- ゴルトベルク変奏曲 BWV 988
- アリア
第1変奏~第15変奏
(休憩)
第16変奏~第30変奏
アリア
ヤマハのシンセのハープシコード
ここ3日間くらいで、来月14日のPresence sixthを踏まえて、歴代ジャケのキャラ絵を5枚描き直した。これは追々、パーティー告知も兼ねて放出します。
普段、EIZOの液晶モニタの輝度を5%くらいにして使ってるんだけど、さすがにデザインと塗り絵の時だけは色が分からないと困るので、60%くらいにしてる。眩しい!去年くらいまで、ずっとこれで作業してたんだけどなぁ。今にして思うと、電気スタンドを真正面から凝視しているような感じ。
やっぱなんか、インクが乗った紙の明るさとコントラストって絶妙だなと思う。
先日提案したクラシック試聴ラウンジ企画、ちょっと現状の反応だと難しそう。選曲だけなら自分ひとりでもできるけど、ある程度集客が見込めないと持ち込むわけにはいかないし。残念だなぁ。一応ペンディングにしておきますので、今からでも何かありましたらコメントお願いします。
明日は、チェンバロの曽根麻矢子さんによる「J.S.バッハ連続演奏会XII」に行ってきます。ゴルトベルク変奏曲。
ニコニコ動画にイギリス組曲第6番が上がっていて、これがかっこいい。17"48からの5曲めのガヴォットが大好き。
J.S.バッハ イギリス組曲 第6番 ニ短調 BWV811
http://www.nicovideo.jp/watch/sm668651
生のチェンバロってほんっとすごい音するんですよ。ヤマハの古いシンセとかに音色で「ハープシコード」ってよくあって、それこそポータサウンドとか、うちにもあるクラビノーバとかに入ってて。すごい濁った電子音で、子供ごころに「やな音だな」と思っていたんだけど、何年か前に初めて聴いたら、イメージと全然違った。
なんか、あのヤマハシンセの原体験さえなければ、もっと早くから古楽を聴く気になっていたかも。最近のはちゃんとしてるのかな。
6月20日Logical Conflict@浅草に出演します
Logical Conflict
Date & Place: 2009.06.20 @ Stella Asakusa NEO&GEO (2 Floor Gigs!!!)
START: 17:00 - 22:00
DOOR: ¥1,500 (1 drink included.)
Stalla Asakusa
Logical Conflict Official MySpace
- Neo Floor
- Guest DJ
- glico (wish!/spie!!)
R-9 (EPX studio / INDUSTRIAL) - Resident DJ
- REC-ing Crew
Kana
- Geo Floor
- Guest DJ
- Minao Ishii (Global Airwaves)
- Resident DJ
- たてごとあざらし
Tokyo (Global Airwaves)
Stre@m - VJ
- ZIMAX
まだ1ヶ月ほど先ですが、浅草Stellaでの"Logical Conflict"というパーティーに呼んでいただきました。4月の"INDUSTRIAL"に出演したREC-ing Crewさんたちが主宰しています。同じくゲストのglicoさんとは、その前の週のPresence sixthに続き共演ってことで、よろしくです。
最近相変わらず若いレーベルが元気で、特にJuno Downloadオンリーで配信しているレーベルが熱いです。ハードテクノに限ると、Beatportがカバーしている音源は全体の40%もないんじゃないかなぁという印象。いやホントの話。
提案:クラシック試聴ラウンジ@茶箱
仮にこういうイベントを企画したら、協力してくれる方が居るかどうかのリサーチです。今の段階では、出演者のアテも全然ないので、以下を読んで興味のある方はぜひリアクションください。
茶箱で平日夜のバー営業の時間帯に、クラシック音楽を聴く会をやってみたいなと思っていて、ちょっと前からいろいろ考えてます。茶箱っていうのは、巨大なスピーカーで音楽を聴きながらお酒が飲める、早稲田にある素敵なお店なんですけど(いつもお世話になっています)。
テクノなんかも、良い曲に辿りつくための間口は相当狭いけれど、実はクラシックも広いようでいて、どこから手をつけていいのか分からないという意味では、同様に狭いのかなと思っていて。まず、きっかけがない。多分、音楽の授業で聴かされるようなのとか、CM音楽になったりするような有名なクラシックの他にも、色々あるはずなんだけど、よっぽど意識的にならない限り、出会う機会がないわけです。
ってのは、自分がここ数年でクラシックを買い始めてから、つくづく実感していることで。こんなすげー曲があるのに、なんで今まで誰も教えてくれなかったの!っていう。もちろんそれは、私がクラシックに対する何らかの先入観を持っていて、能動的に踏み込まなかったせいでもあるんだけど、それでも何かの機会があったら、もっと早くから好きになっていたかもしれない。
で、私も全然初心者だし、この先「聴かなきゃいけない曲」があるなら、今すぐ誰かに薦めてほしい。逆に、嫌いじゃないけど何から聴いていいのか、って人がいたら、自分がスゴイと思った曲を薦めたい。
そういう場が、普段あまりクラシック音楽のかからない茶箱で企画できたら面白いかな、という思い付きがこの話の発端です。
とりあえず、今の時点で考えているレギュレーションを箇条書きでまとめます。まだ、茶箱のエージさんにも相談してない内容なので、あくまでも叩き台程度で。全然、実施できるかどうかも分からないし。
- 早稲田「茶箱」にて、平日夜19時~24時のバー営業時間に。
- チャージフリーで、壁DJスタイルでできれば。
- 事前にDJ(というか、薦めたいクラシック音楽がある人)を募ります。
- 詳しくなくていいです。私も初心者だし。詳しい人大歓迎だけど、自分はこれが好きってのがあれば、それだけで。
- レコード屋で「クラシック音楽」に分類される類のものであれば、古楽から現代音楽まで、形式も編成も問いません。あまりにもエクスペリメンタルな作品は趣旨から外れるかも…『ヘリコプター弦楽四重奏曲』とか。
- 例えば1人1時間とかの持ち時間内に収まるように、かけたい音源を事前に申告してもらい、プログラムを作って公開します。
- お酒を飲みながら、そこそこ大きい音でクラシックを聴くと、コンサートホールとはまた違った意味で楽しい(はず)。
分かんないけど、今は聴いてなくても子供のころ楽器習ってた人とか、何かしら好きな曲があるんじゃないでしょうか。どうですか。それ、ぜひ教えてください。もちろん、今がっつり聴いてるとか、自分で弾いてるみたいな人も。この際、私と面識なくても全然いいです。
ちょっと、興味あるかもって方はコメントかメールかください。それ次第で、動くかどうか決めようと思ってます。
コミティア88見本誌読書会
行ってきた。14時から16時過ぎくらいまで、じっくり読んでガリガリ感想書いてきた。unaくんと現地で合流したんだけど、話しあうような雰囲気じゃないすね。みんな黙々とマンガ読んでるし、遅い時間からは徐々に人が増えてきてた。目当てが特になくて、ざっくり探すのであれば、朝から行ったほうがいいのかもしれない。
それでも、面白いサークルをいっぱい発掘できて、かなり満足度は高かったです。サークル参加していて当日動けなかった人なんかは、ぜひぜひって感じで。めちゃくちゃモチベーション上がった。
Push&Review書いたのも含め、気になったサークルをメモっておきます(敬称略・順不同)。
- ハヒプの
- 表紙イラストの雰囲気と全然違う、ハイテンションな宇宙ネタギャグマンガが面白かった。バイトに応募した博物館の館長が実は宇宙人で、っていう。虫がいっぱい出てきます。
- ひあるろん
- 合同誌なんだけど、春原ロビンソンさんという方のシュール系4コマに笑った。
- にこらてすら
- 市田さんが短編集を出していてびっくり。「そうやね」で告知がなかったので不参加なのだと思っていました。相変わらず温度の低い日常系コメディで素敵。
- イカとタコ
- いっぱい本があるなかで、女の子がただ延々と戦う『決闘』って本が面白かったです。
- 後思案計画
- 地上屋さんの『地上げの星』という短編集が良かった!
- FOOLSCAP!
- 『めざせ!悪役ヒーロー』は、キャラが正義、悪それぞれが役割を演じようとするなかで、なぜか逆転してしまう話。少年っぽいネームに少女っぽいタッチがなぜかハマってて面白かった。P&R書きました。
- 鷹商
- 渋いオッサン俳優に憧れる女子高生が、本当にオッサンになってまったら、という『Perfect Dandy』。割とよくあるシチュエーションものと思いきや、そのあとの展開もすごく練られていて読み応えがあった。
- デジラボ
- 『○×△ちゃん』は、文字も言葉もない原始時代を舞台にした、無声ギャグマンガ。ポップな絵柄ながら、時々出てくるものすごく描き込まれたコマが効果的で、思わず見入ってしまいました。文字がないだけに、何度も読み返すと気付く小ネタがいっぱいありそう!
- 96G
- 2人の作家の合同本『インソムニア』は、どっちも上手いなぁと思った。スーパーのバイトをネタにしたギャグマンガが突き抜けてて最高。
- 突撃工房
- 『悪魔王イオの冒険』は08年発行の本とのことだったけど、世界観が作りこまれたファンタジー系ギャグで面白かった。雰囲気的には、おしゃれ団ノリシロさんの『コダマ』と近いかも?
あと、売り切れってことで買い逃してしまった、おしゃれ団の新刊『つきみくん以外』を読みました。新キャラが濃い!つきみくんが普通に見えてきますね。私もそこそこいろんなオタクを見てきたつもりだったけど、これは…なかなかです。続刊を読むのは、コワくもあり楽しみでもあり。
会場の北とぴあを抜けたあと、王子のリバティーを探索。あまりにもカオスな空間で眩暈がした。ゲームとかマンガとか、分類も陳列も大雑把で、精査しようと思ったらかなり時間がかかりそうなので諦めた。
夕方、新宿に移動して久しぶりにユニオンクラシック館で掘る。バロック3割引コーナーに、ピノックのチェンバロ協奏曲1~3番があって、昨日コープマン盤買ったばっかなのに思わず回収してしまった。これ、YouTubeに上がってたやつと同じかな?79年ミュンヘン録音。
そのあと、Presenceの打ち合わせ飲み会。ちょっといい感じの豆腐料理屋でした。がっつり英気を養いつつ、フミアキさんと帰りがけに渋谷キンコでジャケを追加印刷して、帰宅。お疲れさまでした。
渋谷マンガ夜話
B2Bは、コミティアを通じて親しくしてもらっているサークルさんがいくつかあります。そのうち、地方にお住まいのたる屋さんがお仕事で上京されているとの連絡を頂いたので、急遽宮田くんを誘って飲んできました。渋谷の東方かくれ伽。
今まで、ティア当日ってのは何かとバタバタしていたり、大体が直前まで原稿に追われてグッタリしていたりで、突っ込んだ制作話ができなかった。今回は、初めての貴重な機会として、お互いの作品についての率直な意見交換や、こまかな制作プロセスの話が伺えて、すごく参考になりました。
たる屋さんの作品は『春の帯』で初めて知ったのだけど、これはセリフ、モノローグ、描き文字を排して、ある異国の冬から春までの風景を描く静かな作品で、コミティアでは初めて見るタイプの本だっただけに衝撃を受けました。他の作品も堅実な絵柄で、ナチュラルに生活感を描く作家としてはコミティア随一です。『秋子の一日』とかね、ほんと日常描写が極まっていてスゴイですよ。
私は、前からたぶん理想のマンガ像が近いのかなと(勝手に)思っていて、お話を聞いてみたら、制作に対するスタンスなどにやっぱりそのようなところがあって、ちょっと嬉しかったです。恐らく一般的な「少年(あるいは青年)マンガ」のイメージからは遠いものなので、なかなか理解されにくいかもとは感じていたのだけど。このあたり、宮田くんとのサシ打ち上げではしょっちゅう話していたトピックだったりして。
他の作家さんとも、飲みながらも、ちょっと真剣にマンガ制作の話をする機会が持てるといいなぁと思った。また、コミティアで会いましょうとエールを交換しつつ、お開き。お疲れさまでした!
帰りがけ、ルノアールで宮田くんと軽くお茶して帰宅。ジョジョ33~39巻を一気に借りる。今更ながら、着々と布教にハマっていってる感じ。
待ち合わせ前に渋谷レコファンで買ってきた、コープマンの2枚組『チェンバロ協奏曲全集1』を聴いてる。先日以来、中毒的にYouTubeでBWV 1052をリピートしていて、耐え切れずに中古CD探しに行ってしまった。この曲かっこ良すぎる。
金曜茶箱とゲッサン
茶箱での、Nackyさん、crakkaさん、masoさん、TECHNORCHさんによるパーティー『ボクのことを普通の人間だと思わないでください。だってテクノ聴いてるし』に遊びに行ってきた。週末だけあってかなり入っていて、楽しかった!メンツ的にもちょっとした6⇒ZEROアフターみたいな。
それぞれの音楽的ルーツをコンセプトとした?パーティーだったようで、リレー形式のDJもハマっていて良かったです。ネタ的にはまだまだ出てないものがありそうなので、次回以降も楽しみな感じ。
ただ、個人的な話をすると、パーティー名のフレーズに表れている中2病的メンタリティと「テクノ」が重ならないんですよね。私も中高生のころからテクノ聴いてるけど、別に背伸びして聴いてたわけじゃないから、そのことに対する自虐的な感情が全然ない。なんで、EXTRAとかDigeridooをハズカシイみたいな言われ方をしてしまうと、ちょっとなぁ。
行きがけに、渋谷でゲッサン創刊号買ってみた。なんだかんだ言って、あずまんがの新作を読めるのが嬉しい。ふた言でいうと、ちょー嬉しい。
あずまんがって、4コマだけどそんな笑えるわけでもないし、っていうかオチてないこともままあるし、ノリ的には「ふーん」っていうだけの日常のワンシーンなんだけど、シーンの積み重ねが物語を作るというか(4巻の終わりかたは忘れられない)。で、今回の「補習編」は、絵柄以上に、その切り取るシーンの選び方が変わったなって印象だった。全3回で終わってしまうのはもったいないな。
ながいけんの新作には、副題とオチでニヤニヤさせられた。ずるい。というかこのノリ、宮田マンガじゃんね。うちのサークルの宮田くん、もとはモモ王フォロワーだったけど、いつの間にか追い越してますね。身内で言うのもなんだけど。
センター街ブックオフでクラシックCD500円セールやってた。ピノックとイングリッシュ・コンサートのブランデンブルク1,2,4,5と、オーボエのシェレンベルガーとイタリア合奏団によるバロック協奏曲集ゲット。通常棚のこの辺のが500円になってるのは初めて見たなぁ。これからマメにチェックしようっと。
Greg BensonのMediocre Films
これは笑った。
「デラックスハグ:2ドル」っていう看板を持って、街頭でフリーハグやってる人の隣にわざわざ行って、ひたすら邪魔するっていう短編コメディー。ひどい!演出も本家のJuan Mannのパロディーみたいなところがいいね。
コメディー映像作家/役者のGreg BensonによるMediocre Filmsっていうのが作ってて、サイト見たら延々とこんな作品ばっかだった。ピザ屋の店内からピザの宅配を注文する"Kicked Out Of Pizza Place!"とか、着ぐるみに扮してパンダの交配を(適当に)説明する"Mating Season"とか、もう、徹底してくだらないんだけど、街頭インタビュアーになって人にしつこくマイクをぶつけるだけっていう"Greg Hits Hollywood"が分かりやすくて笑える。リアクションは千差万別!
たまーに聴くOTTAVA
まず仕事探しの件、気を使ってくれた方とかアドバイスくれた方、ありがとうございました。参考にさせていただきます。各社の求人をチェックするのも随分久しぶりで(本当に、ここ1年の間は再就職を考えてなかった)、しばらくは情報収集に動く感じになると思います。引き続き、何かありましたらよろしくお願いします。
昨日、TBSで雨上がりのJUNK聴いた後、なんとなく寝付けなくて珍しくOTTAVA con brioを4時まで聴いた。ラストで、ロバート・ヒルとケルン室内管弦楽団による「チェンバロ協奏曲第1番 ニ短調 BWV 1052」が流れて、初めて聴いたけどいいなって感じで、OTTAVAありがとうと思った。
YouTubeにピノックとイングリッシュ・コンサートによる録音が上がってて、今日は部屋の掃除をしつつ何度も何度も聴いたり。激しい曲だなぁ。主題が頭のなかでぐるぐるループしている。
明日は、茶箱でのNackyさん主催のイベント『ボクのことを普通の人間だと思わないでください。だってテクノ聴いてるし』に遊びに行ってこようかなと。ついでに髪切ったり、ゲッサンのあずまんがチェックしたり、いろいろ。
求職中です
唐突ながらお知らせを。
2009年も5月を過ぎまして、いま現在の私のステータスですが、ぶっちゃけ求職中です。
Web制作関係で再就職を目指していますが、現時点では全くの白紙です。万一、これを見ていただいている方の中で人手が足りていない職場がある、もしくはご紹介いただけるという場合は、ぜひ、ご一報をお願いいたします(もちろん、主体的な就職活動も始めますが)。
そもそも、昨年1月末に前の制作会社を退職したのは、「DJ・作曲・漫画・イラスト・Webを柱とする個人制作に集中的に取り組みたい」というのがその理由でした。結果として、ここ1年ほどの活動は質、量ともに過去最も充実させることができ、また、活動を通した人脈も大きく広がりました。その具体的な内容は、このブログを通して逐一報告している通りです。
これは、前職の頃の制作ペースではとても実現不可能な成果であって、その意味では、最初の目的は非常に有意義な形で達成することができました(更に言えば昨年春、2週間に渡る海外旅行が実現したのも、この機会があればこそでしたね)。
が、一方で、ここ1年強の期間はほぼ無収入と言っていい状態であって、こまごました制作依頼は受けていたものの、基本的には貯金を切り崩して生活していました。ただし、これは当初から計画していた事態で、ある程度の蓄えがあったからこそ、休職という選択肢を選ぶことができたわけです。この蓄えが尽きかけるまでに、何らかの目処が立てば、というくらいの緩やかな計画でいました。
そしていよいよ現在、リミットが見えてくる段階に差し掛かりつつあります。正直なところ、今の生活を維持したまま夏は越せない感じです。
心境的には、いろいろ複雑なものも無くはないですが、かえって吹っ切れたようなところもあり。というのも、この1年くらいで多くの人に会って話を聞いて、仕事と個人制作の両立について様々な具体例を見せてもらった結果、要するに「やり方次第」かなと考えるようになったからです。
事実、限られたプライベートな時間の中ですごい作品を作っている人というのは、コミティアにもMySpaceにも、その他の場所にもたくさん居るわけで。単純に時間の使いかたというか、上手いやり方があるんだなぁと。
これは、感覚としては「諦め」ではなくて、「納得」に近いものです。なので、働くということに対するモチベーションは今はそこそこ高くて、端的に言って「働きたいでござる」といった心境です。
とはいえ、私も昨今のWeb業界を巡る厳しい状況を何も知らないわけではなくて、再就職は容易ではないと思っています。業界どっちを向いても、仕事ないってのと人減らしの話題ばかりで、去年この状況だったとしたら自分も休職を選んでいたかどうか。確実に悪い波のなかにあって、本来であればもうすこし時期を選ぶべきなんだろうけど、そうも言っていられませんね。
念のため、スキル関係を公開しておきます。
- Web制作歴12年(うち、大手制作会社での実務経験2年2ヶ月)
- ビジュアルデザイン及びCSS設計、(X)HTMLコーディング
- 大規模コーポレートサイト、中小規模キャンペーンサイトのリニューアル及び運用経験
- 制作関連ツール使用経験:Photoshop、Illustrator、Dreamweaverなど
- オフィス関連ツール使用経験:Word、Excel、PowerPointなど
- MovableType、WordPress各最新版での開発経験
- Webライティング
- イラスト、カット制作
- 英語読み書きできます(日常会話レベル)
基本的なコーディングスキルは、Ctrl+Uでソースを確認できます。というか、このサイト自体がポートフォリオですので。Webに限った最近の制作事例は「Web制作事例 : EPX studio」を参照してください。
ただ、おことわりしておきますが、以下の各スキルに関しては現時点ではあまり自信がありません。
- Webプログラミング
- ネットワーク関連の知識
- Flash
- モバイル開発経験
以上を踏まえたうえ、もしご紹介いただける当てがあるという場合は、下記宛てご連絡いただければと思います。
ちなみに、昨年暮れから進行している某リニューアル案件で、デザインとコーディングを外注として請けています。現状しばらくフリーであることに変わりはないので、これまで通り、案件単位でのご相談もお待ちしています。
よろしくお願いいたします。
6⇒ZEROのムービー
ロクゼロで撮った映像をVimeoにアップしました。アルバム形式になっているので、下記よりどうぞ。
6ZERO 20090509 on Vimeo
http://www.vimeo.com/album/91406
一応、演者以外は極力映り込まないようにしたつもりですが、何かあればご連絡ください。
6⇒ZEROのセットと録音
お疲れさまでした&どうもありがとうございました。
それぞれがそれぞれの持ち味を生かしたプレイで、お客としてもかなり満足感のある、楽しいパーティーでした。
記録映像として、Xactiでちょこちょこビデオクリップを撮ってて、これは後日Vimeoかどこかに順次アップしたいと思います。
その前に、自分のセットの部分の録音を、軽くマスタリングしてアップしました。音質はそんなに良くないけど、ライブレコーディングなので、熱気は伝わるんじゃないかな。41分、58MBです。
R-9 - Live@6ZERO 090509
http://www.epxstudio.com/music/mp3/R-9_-_Live@6ZERO_090509.mp3
- R-9 - Live@6ZERO 090509
- Phantasy Star Online /Can Still See The Light -Ending Theme-
- Satoshi Imano /Epicurean [Letrec]
- Luky R.D.U. /Afritek [Tech Art]
- Metal Blade /Cannonball [Giant Wheel]
- Luky R.D.U. /Alarma [Techno Artillery]
- Budai & Vic /Let The Beat Hit'Em [Adult]
- A. Reyes /Genetiko [Code]
- Ryuji Takeuchi & DJ Mika /Obsession [Armatura]
- Riino /Back 2 The Old Spirit [Armatura]
- O.B.I. /Life Suxx [Hardsignal]
- Satosato /Jingi (Satoshi Honjo Remix) [Expassion Digital]
持ち時間も長くないし、140から153bpmまでガーッと上げていく感じで。1曲目はPSOで、やっぱスペース6.0とかみたいな「みんなの遊び場」のエンディングテーマはこれかなって。いろいろ思い入れがあるだけに、今でもじーんとなる名曲。
2曲目の今野さんの"Epicurean"で一気にスイッチ入った。これ、Telekinesisに入ってて、Juno DownloadとかiTunes Storeで買えます。
前半はトライバルっぽいのを集めるつもりだったけど、"Afritek"のギターサンプルが熱い感じだったので、久しぶりにフミアキさん&オザキさんの"Cannonball"かけました。レイヴというか、広い会場で聴きたいなーとずっと前から思っていて、やっぱクラブクラブしたとこよりハマってて良かった。
あとは先月のINDUSTRIALでかけたようなのを色々と。"Back 2 The Old Spirit"は、takaukeくんが来てるからかけなきゃと思ってかけました。流行に日和ったテクノに活を入れるようなパンクなトラック。
最後は"Jingi"で大爆発みたいな感じで終わりました。30日のAdrenaline楽しみですね。
0:30からっていう時間帯的なこともあってか、派手めの曲にかなり反応が集まって楽しかったです。ほんと、お疲れさまでした。
本日6⇒ZERO(ロクゼロ)@秋葉原です
「秋葉原のビルの6階でオールで屋内レイヴ」という不思議空間を体験する、(ひとまずは)最後のチャンスです!
[60]6⇒ZERO・Good bye!! Akiba Space 6.0!![60]
http://www.dropouters.com/60/
空けて今日土曜日、22時スタートですね。
これ、前回1月の「96(クンロク)」がすごく面白くて、来年もぜひと思っていたら、惜しくも会場の「スペース6.0」が今月で閉店という。なんというか、手作りながらレイヴの初期衝動がいっぱい詰まってるような感じで、懐かしくも熱い空間です。
DJも界隈ではお馴染みの面々ばかりで、一晩でこれ全部聴けるってそうそうないと思うなぁ。WIREどころじゃないよ。アキバ的なゲームとかアニメ文化に何かしら関心のある人はもちろん、往年のクラブカルチャーを経験してきた人をも唸らせるはず。間違いなく、この先何年も語り継がれるパーティーになるんじゃないかと。
タイムテーブル的には、終電で帰りそびれた人がヤケクソになる時間帯を頂きました。がっつりハードテクノで行きたいなと思います。アキバで遊びましょー。
Juno Downloadで買ったものメモ
チェックアウトのタイミングが不定期になってきた。すぐ聴きたいときは、カートにあまり入ってなくてもダウンロードしてしまうので、何曲かまとまった数になったらレビュー書くようにしようかな。今回は8曲、計$12.90。
- Satoshi Imano /Brilliant Breaks #2 [Letrec]
- 1番。以前レビューしたTelekinesisの今野さんによる、先月リリースの新譜。超ファンキーな2曲から、特にソリッドなシンセとサンプルの刻み方がカッコイイ#2を。声ネタの絡み方が絶妙で、特にメロディー感が強いわけでもなく使いやすそう。今後のリリースも楽しみです。
- Satosato /Jingi (Satoshi Honjo Remix) [Expassion Digital]
- 6番。INDUSTRIALでもラストに沸かせてくれたホンジョウさんのハイパー任侠シュランツ。この曲はやばい!サンプルのディケイが伸びたりしながらジワジワ上がっていって、ブレイクからの数秒間の無音。シュランツ的な潰し方も極まっていて、まさに極道っていうか。
- Gunjack /American Dreams (Peak Time Mix) [Candlenight]
- Gunjack新レーベル"Candlenight"の1番。このレーベルは、今後インダストリアル~ハードミニマル系要チェックかも。上下するスモーキーなパッドが渋カッコイイ、空間系ハードミニマルのオリジナルも捨てがたいけど、このPeak Time Mixではよりインダス風味の轟音キックになっててやられた。Radial好きな人(私とか)はマスト。これだけ音数多いのに、全部がキレイに分かれていてパッドが濁らないのはすごいなぁー。 もう1曲は音数の多いガチャガチャした変則キックものインダストリアル。Juno Downloadでチェック!
- Gunjack /Jack Is Dead (Remix) [Jacked Series]
- 2番。Gunjackによるネタものシカゴハウスレーベル。2番まで出てるみたい。Daft PunkとFrench Kissのマッシュアップとか、どの曲も頭悪そうなんだけど、私はキックが太いのが好きなのでコレ。元ネタあるのかな?昔懐かしい感じのシンプルなリフ。カチカチした鋭いハットも気持ちいい。
- DJ Mika & DJ Ogi /On The Road To Rave [Planet Rhythm]
- 5月リリースの最新68番。Planet Rhythmはインダストリアルでダーク&ディープ路線に行くかと思いきや、こういう143bpmとかの真っ直ぐな激ハードテクノも出してくれて嬉しい。一生ついて行く。中盤から、金属が擦れるような最高に不快なノイズが乗ってきて熱い!
- Aka Carl & Distek /Grunt [Bandwagon Beats]
- 5番。安定感と破壊力のDistekクオリティ。暗黒ベースラインにピコピコサウンド、分厚いシンセリフといろいろ工夫が見えて楽しい。落としてみたら試聴よりキックが重くて良かった。ファンキー系ピークタイムトラック。
- Riino /Lost In Space [Soundattack]
- 7番。この人は総じてハードコアテイストながら、ハードテクノとシュランツ(向こうではTechnoとHard Techno)の間を自由に行き来している感じで好き。暗くて硬いのに、展開が偏執狂的に細かくて派手。走ってます。
- Aqualite /Ride The Rhythm [Infacted]
- ジャーマントランスのAqualiteが復活&過去作もデジタル復刻リリース!今も使えるかというとさすがにちょっと、あまりにもまんまなので、懐メロとして。オリジナルは95年Suck Me Plasmaより。
以下は4月、5月の暫定チャートです。
Chart - April/May 2009 : MySpace.com Blogs - R-9 MySpace Blog
http://blogs.myspace.com/index.cfm?fuseaction=blog.view&friendId=1004141921&blogId=487890835
ラ・フォル・ジュルネ2日目
記事が前後するけど、LFJ2日目の記録。3日目がコミティアと被っていて参加できないので、私にとってはこの日が最終日。天気が良くて、初日にいろいろとメディアで取り上げられたからか、かなりの込み具合だった。別行動でうちの両親も遊びに行っていて、チケットがないため有料公演は見られなかったものの、無料コンサートと屋台村でお祭り気分は満喫できていたみたい。
この日は、ホールB7でベルリン古楽アカデミーによる管弦楽組曲1,3番。比較的小さめのホールで、前のほうだったこともあり、大きい音でライブ感が味わえた。演奏は、短く音を切った歯切れのいいもので、しかも指揮者なしの大編成なのに息ぴったり。特に、超高速のブーレIにはニヤニヤしてしまった。同じ1番なら、個人的には前日のル・コンセール・フランセのほうが好みだけど、これはこれで見事でした。
18時前に終わって、翌日のコミティア準備のために離脱。帰り際に外の広場で、ゆっくり日が翳っていくなか、学生らしきグループがトロンボーンとユーフォニウムの演奏をしていて、なんだかいい感じだった。
LFJ全体に関して言うと、なんかこう、もっと野外でゲリラ的なパフォーマンスがあればいいのになと思った。『「熱狂の日」音楽祭』にしては、会場内にやけにひっそりとした空間だとか、放送でBGMが流れているだけみたいな空間が多くて、寂しい。それこそ、町中のあらゆる交差点で楽団が何かしらやってる、くらいのほうがいい。
一方で、コンサートホールでは客のマナーが悪いとかなんとか、「お祭りだから」とか揶揄されるほどヒドイ(こともあった)のだけど、フォーマルなものとカジュアルなもの、時間帯とか会場で、明確に区別すればいいんじゃないかな。
2度聴いた管弦楽組曲の1番なんかにしたって、音はすげーポップでハイテンションだし、形式上は舞曲ばっかりで構成されてるんだから、野外のガヤガヤしたところでやるバージョンがあっても良かった。
ともあれ、クラシックの裾野を広げるにはいいイベントだと思う。事実、今まであまり聴いてこなかった曲や演奏家にも興味を持ったし、ここをとっかかりに掘り下げていこうと思えるものをいくつか発見できた。
来年のテーマは「ショパン」ってことで、また興味の対象が広がりそうな感じ。いろいろ聴こうっと。
コミティア88お疲れさまでした
嵐のような一週間が過ぎ去って、どっと疲れが。昨日は16時に終わったあと、同じくサークル参加していたエージさんたちと大井町に移動して、そこでM3組と合流、千年の宴で総勢9名の打ち上げをしました。宮田くんが(例によって)睡眠不足+飲酒でクニャックニャになってていじられてたけど、私も実はけっこうヤバかった。帰りizさんに送ってもらえたのはラッキーでした。ありがとうございます。
今回は、年イチの2ホール拡大開催ってことで、お客さんも相当入っていた感じ。3,000サークル超え+展示+イベントなんて、とてもサークル参加者が片手間に回りきれるボリュームじゃない!私は手が空いた午後から、mixiの告知トピックでチェックしたサークルを中心に、あと知り合いサークルさんをざっと見て回る程度でした。17日の見本誌読書会は行きたいな。
恒例の、作品を頂いた&購入したサークルさんのリスト。落ち着いたら個別のレビューも書きたいです。
- *HTC communicationsさん『zatsu(((onn!!!【ざつおん!!!】』
- 星村空さん『Chick*tack vol.2』
- オダギリックスさん『あたしはマントをひるがえし』
- おしゃれ団さん『来来!おしゃれ団』
- おしゃれ団(ノリシロ)さん『魔女りてぃ~ナコダマ 品種改良リメイク版』
- 誤寸釘さん『レッツ ビー オフ!!』
- ItamiWorksさん『お姉ちゃんと一つ屋根の下』
- マイカタ工業さん『かたくり/肩半分だけクリエイター 03』
- くちばしフェチさん『あずさんと一緒』
- たる屋さん『Remake of Kaina Clef I』『私百景』
- アツアツの無糖さん『魔法のバトンdeマジカルえーこ』『Picube Party』
- THRUSTさん『Lost Industry』
うちのサークルに関しては、今回は新刊『雑景提起Vol.2』と、午後に入ってきた宮田くんの新刊『マンゴーの味がする』、ほか既刊をいくつか持ち込みました。おかげさまで、人が多かったせいかハイペースで動いてくれて、いつも多めに持ち込んで次回に持ち越していたのが、ほとんど余らない結果となりました。次、少しくらい増刷しようかな。
本当はもうちょっと、買って読んでくれている方の話を聞きたい。どこで見つけたとか、どこが良いとか、なんとか。自分が本を買うときは、作者の方に以前の本の感想を伝えたり、少なくとも一言エールを送るようにしていて、ここが即売会のいいとこだと思うんだけどなぁ。
もちろん、作品に対して対価を払うというのは、その作品にそれだけの価値を感じているということの意思表示のひとつであって、だからこそ「売れるとうれしい」のだけど。ただ、それプラス、書き手の意欲に火をつけるような何かを伝えることによって、より作品が成長する(可能性がある)というのは、同人活動の大きな醍醐味だと思います。
次回の「B2B」のイベント参加は、8月のコミティア89の予定です。
ちなみに、M3のほうも上々だったようで何よりです。PresenceのCDを買っていただいた皆さま、ありがとうございました。なんか最近、壮年男性ばっかり描いてるな。今回のマンガも、表紙は女の子だけど中開けたら…だし。
コミティア88での出し物
ここ数日、バッハと漫画を交互にやっつけるというワケの分からないスケジュールでしたが、なんとか新刊完成しました。なにしろ、一週間前のPresence作業が終わった時点では、まだ何描くかも決めてなかったからなぁ。そのわりには、4コマとか入れて水増しを計った前回と違って、12ページがっつり漫画だったり。
『雑景提起』は、連作ではありながら、基本的には読みきりの短編になってます。今回は大学を舞台にした話「ウサミミ」を描きました。なぜか今、ウサ耳ネタ。切羽詰ったときに出てくるネタって、その時は自分でも何でコレなのか分からないことがあるんだけど、後になって読み返すと、実はそのとき描きたかったものを無意識に描いていたりして、それ自体は好きです。しかし何でバニーなのか謎だ。
既刊本も、それぞれ若干数ではありますが用意してます。また、宮田くんも新刊に向けて作業中とのことなので、これは期待していいでしょう。たぶん。
ま03b「B2B」にてお待ちしてます。
ラ・フォル・ジュルネ1日目
LFJ初日行ってきました。出店とかもいっぱい出て、ほんとにお祭りっていうかフェスっぽい雰囲気。昨日の5月3日から、有楽町の東京国際フォーラムで3日間の開催。
朝イチとはいえ、100席あまりしかないG402のチェンバロ公演が2つも取れたのは運が良かった。チェンバロの音がすごく小さくて驚いた。部屋の空調の音が気になってしまうくらい。
小林先生は70代のベテラン奏者で、イギリス組曲2番の後半の激しいあたりはミスもあったみたいだけど、1曲ずつ楽譜をめくりながら淡々と弾いているのが印象的でした。曲間のちょっとした解説も挟みつつ。アンコールは、コラール『ただ愛する神のみに委ねまつる者は』イ短調 BWV691。それにしても、朝9時半開演のコンサートってすごいよね。
続いて、同じ会場で曽根さんのパルティータ1、2番。鍵盤が見える席だったのだけど、さすがにめちゃくちゃ上手かった。2番のシンフォニアのアレグロとか、速いパッセージも暗譜ですらすら弾くところはひたすらスゲーって感じ。アンコールは、クープランの『神秘なバリケード』と、『ゴルトベルク変奏曲』のアリア。
3つめのCホールでの公演までしばらく時間が空いたので、会場をぐるぐる回ってみた。無料コンサートが地下と地上、それぞれ案外充実していて、屋台で食事しながら楽しめた。地下でやってた金管アンサンブルによる『前奏曲とフーガ』が素晴らしかった。あと、まだほとんど聴いてない声楽曲とか。
他にも、ナントの本家ラ・フォル・ジュルネの映像とか、OTTAVAの公開放送とか、会場の至るところでバッハが流れているという具合。島村楽器ブースのオーボエ試奏とか、技術者によるバイオリン解体/組み立てとかも面白かった。
15時からのピエール・アンタイ指揮による管弦楽組曲1,2番は、2階席ながら前方のわりといい席で、全体を見ながら楽しめた。普段耳だけで聴いていると分かりにくいけど、目でひとつの楽器を追っていると、気付かなかった構造の面白さが聴こえてくる。特に1番は全曲大好きで、すごく興奮した!ブーレIIの、3つの木管楽器の掛け合いが最高だった。
ってことで、2日目行って来ます。今日はベルリン古楽アカデミーの管弦楽組曲1,3番。
明日からラ・フォル・ジュルネ
LA FOLLE JOURNÉE au JAPON - ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭 2009
http://www.lfj.jp/lfj_2009/
原稿真っ只中だけど行ってくる。初日の明日はこの3公演。
- 161 (9:30~10:45)
小林道夫(チェンバロ) - J.S.バッハ:イギリス組曲 第1番 イ長調 BWV806
J.S.バッハ:フランス組曲 第1番 ニ短調 BWV812
J.S.バッハ:イギリス組曲 第2番 イ短調 BWV807 - 162 (11:30~12:15)
曽根麻矢子(チェンバロ) - J.S.バッハ:パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV825
J.S.バッハ:パルティータ 第2番 ハ短調 BWV826 - 144 (15:00~16:00)
ル・コンセール・フランセ
ピエール・アンタイ(指揮) - J.S.バッハ:管弦楽組曲 第1番 ハ長調 BWV1066
J.S.バッハ:管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067
明後日はこの1公演。午前中までコミティア作業やって、有楽町から帰り際印刷してくるという強行スケジュールだけど、なんとかなるはず。
- 225 (16:45~17:30)
ベルリン古楽アカデミー - J.S.バッハ:管弦楽組曲 第1番 ハ長調 BWV1066
J.S.バッハ:管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068
曽根さんのパルティータ2番が楽しみ。