DSiウェア AQUARIO
25日(っていうか明日)に出るDSiウェア 500が面白そう、というようなことをTwitterで呟いていたら、nthさんにAQUARIOを薦められたので、ダウンロードしてみた。私がDSiウェアで今まで落としたのはブラウザーとうごメモとうつすワリオ。Art Styleの一連の作品については、パズルは嫌いではないものの、難しそうだなぁと思って手をつけていなかった。
結論から先に書けば、ぷよぷよで意図して連鎖を組めないほどのパズル音痴の自分でも、超楽しめましたってことなんだけど。
公式サイト、音が出るので音量注意です。
Art Styleシリーズ: AQUARIO
http://www.nintendo.co.jp/ds/dsiware/kaaj/index.html
ルールとしては、いろんな色のブロックを左右から交互に押し出して、縦か横に3色揃えると消える、というオーソドックスなもの。ずらして消す、という意味ではヨッシーのクッキーとかメテオスとか系で、そんなに新鮮味はないかもってのが最初の印象だった。
ただ、このゲームを遊んでみて凄いと思った点が2つあって、ひとつが、このシンプルなルールを「深海に潜っていく」というイメージと紐付けた点。たとえばテトリスなんかみたいに、パズルの抽象的なビジュアルをそのまま見せることもできたと思うんだけど、これを深海のイメージに重ねたことによって、徐々にブラックアウトしていく演出とか、m(メートル)で表す得点、泡で表示するチェイン数、海の生物をコレクションするやり込み要素なんかの、バラバラのアイデアがひとつにまとまっている。
もうひとつ特徴的なのが演出で、例えば普通、ゲームオーバーが迫ったときって、プレイヤーを急かすような演出にするのがセオリーだと思うわけですよ。音楽が速くなったり、あちこち点滅したりして。それはもう、スーパーマリオだってぷよぷよだってそうだし、自分のなかで無意識にゲームってそういうものだと思っていた。
でもこのゲーム、ヤバくなると上から徐々に暗くなっていって、同時に音楽がフェードアウトしていくんだよね。ものすごい静かになって、アラート音だけが響くようになる。これが、深海で酸欠になって意識が遠のいていくイメージとシンクロして、すごく怖い。この演出は上手い!
というかArt Style、制作はskip開発1部なんですね。bitGenerationsのDIGIDRIVE以外の6本も全部ココって聞いたし、他のシリーズも気になる。
個人的には、パズルもいいけどdotstreamやORBITALみたいなアクション性の強いゲームが出てくると嬉しいなぁとか。明日出るnalakuはだいぶアクションっぽいけど。
Soundvoyagerの続編なんか出たら最高だと思うんだけど、どうでしょうか。