TBSラジオ、春の改編
Tumblr経由で知ったんだけど、先週の聴取率調査週間を終えたのもつかの間、春の改編の話がぼちぼち出ているらしい。
09年2月分 井上社長 定例記者会見概要 : TBS会社情報 ニュースリリース
http://www.tbs.co.jp/company/newsrelease/20090225.html
以下、この記事よりTBSラジオ&コミュニケーションズ、余田社長の会見の引用。
45期連続聴取率ナンバー1の地位に安住することなく、新規リスナー獲得を貪欲に目指して近年にない、大改編を行う。大きいところでは、好評ではあったが聴取率の伸び悩みもあり、午後ワイド「ストリーム」を改編し、新午後ワイドとして、TBSアナウンー・小島慶子を起用し「小島慶子キラ☆キラ」を編成する。この他、「コサキンDEワァオ」、「若山弦蔵のバックグラウンドミュージック」、「全国おとな電話相談室」などが終了する。
「ストリーム」が終わるのがショック。っていうかこの記事、何度も読み返したけど意味が分からない。聴取率ナンバー1で好評なのに、伸び悩み??
土曜日の「ラジなん」聞いてるので、小島慶子さんが適任なのは否定しないけど、小西さんとマッピーの代わりにはならないよね。「コラムの花道」も終わるのかな。町山さん!
そういえば、去年の秋の改編もかなり理不尽だった。TBSラジオは07年に社長が交代したあたりから、どんどん悪い方向に行っている気がする。悪いというか、自ら持ってるものを手放しているというか。
TBSラジオ、深夜帯の改編 : EPX studio
http://www.epxstudio..fatal_change_in_midnight_live_programs_on_954.html
ついでに、伊集院でもネタになってるJUNK終わりの「OTTAVA con brio」、私もクラシックに興味があるので、初めこそ渡りに船と思ったけど、もう聞いてない。クラシックを扱う番組としては、演奏者や録音に関する情報をちゃんと言わないのが絶望的にダメだと思う。それでも、もう少し体系的に選曲してくれれば聞く気になるのに、いかんせんバラバラすぎる。
ラジオ好きなので、TBSには頑張ってほしいのだけど。とりあえず今度の改編については続報待ち。
DSiウェア nalaku
今日から配信が始まったDSiウェアのうち、気になっていたnalakuを購入したので、覚え書き的にレビューしてみます。いちおう、本日配信開始分の概要は下記を参照のこと。
任天堂、「ニンテンドーDSiウェア」 「ニンテンドーDSi電卓 どうぶつの森タイプ」などを2月25日より配信開始
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20090220/dsiw.htm
nalakuは、今のところArt Styleシリーズでは6本中、初にして唯一のアクションゲーム。開発は引き続きskip。
Art Styleシリーズ: nalaku
http://www.nintendo.co.jp/ds/dsiware/kakj/index.html
もう、見るからにI.Qを連想するんだけど、あれほどシビアな操作は要求されない。反応とか瞬発力よりも、判断力を刺激されるゲームだった。場面場面に応じて、とっさにどういう判断をするか、が展開を左右する類のもの。
2つのモードがあって、どちらも上から降ってくるブロックに潰されないよう移動しながら、ブロックを押して足場を作り、床が抜ける前に上へ上へと登っていくゲーム。
10FLOORSモードは、5x5のブロック10階分を登りきればクリア。ブロックの落ち方はわりと運次第みたいなところもあるので、行ける時は行けるしダメな時はダメ、ってところはソリティアに近い感覚かもしれない。長くても数分で終わるので、時間区切って遊びたい時用。
逆に、∞FLOORSモードでは、3x3のブロックを可能な限り延々と登っていく。
I.Qと大きく違うところは、プレイヤーに体力という概念があって、歩いているだけでゲージがどんどん減っていく。ランダムに落ちてくる回復ブロックを踏むと回復できるので、足場を作りつつ、上から落ちてくるのを避けつつ、回復しつつみたいな。
上下左右、一歩踏み出す判断を誤ると落ちるか潰されるかする。世界樹の迷宮みたいなダンジョンRPGなんかも、ものすごく抽象化して記号だけにするとこうなるのかもしれない。
演出としては、DSの2画面を効果的に使っているのに感心した。プレイは全部上画面で、下画面にスコアが表示されてるんだけど、絵的には上下は繋がっていて、上で抜け落ちた床=ブロックが「奈落」に落ちていくのが下に表示される。これが透視図法的に表現されていて、シュール!
なんか、見た目でグッと来てしまった人はとりあえず楽しめるような気もする。私はかなり気に入った。だいたい「奈落」ってタイトルがいいよね。
Juno Downloadで買ったものメモ
定例チェックアウト。13曲でUS$20.92。
今のペース(BeatportとJunoで月1回ずつチェックアウト)で買っていくと、月30曲ちょっとなので、毎月かかる費用と考えても携帯料金とそんなに変わらないイメージ。
最近、新譜でBeatportとJunoの両方で出ているものについては、大概後者のほうが安いので、それでいいかなと思っている。あとは、それぞれどちらかでしか買えないものが多々あるので、臨機応変にって具合で。Junoはレーベルかアーティスト単位で登録しておくと、新譜情報がメールですぐ来るので便利!
- Luky R.D.U. /Alarma [Techno Artillery]
- 最新の9番"Combination EP"より。以下2曲も同じ。前にも書いたけど、この曲はすごい!音の良さが尋常じゃない。キツめにコンプがかかっているのに奇跡的なバランスでミックスされていて、折り重なった全ての音がクリアに聞こえる。曲自体は明るくて突き抜けるようなハードテクノ。現時点で今年ベスト。
- Luky R.D.U. /Friend Driver [Techno Artillery]
- ローをカットしたイントロが1分くらいあって、1曲目にもいい感じ。徐々にエンジンかかっていくような展開が熱い。
- Luky R.D.U. /Techno Therapy [Techno Artillery]
- かなりレイヴィーな上モノだけど、単調じゃなくひとクセある感じの音で楽しい。ハード。にしてもテクノセラピーって。
- Luky R.D.U. /Al Alba [Sub Cult]
- 12番。Sub Cultの過去作をずーっと遡ってみた。ファンキーで能天気なハードトラックで、ピュンピュンした変な音がいっぱい入ってる。シリアスとはほど遠いものの、細かい所まで手が込んだ作りになっていてスゴイ。
- Luky R.D.U. /Techno Grinder [Sub Cult]
- 7番。これも重量感のあるキックの抜けが最高。幼児番組のSEみたいなフニャフニャした笑えるブレイクからの、ハイテンションな展開が面白い。
- Luky R.D.U. /Futuristic Form [Sub Cult]
- 3番。すごくいい。縦にガシガシみたいなトラックじゃなくて、ハマり系の上モノが乗った跳ねる曲。というかハウス。派手でも地味でもなく、使いやすそう。
- Luky R.D.U. /Take The Run [Croatian Sound Factory]
- 3番。まんまクロアチアのレーベルらしい。この曲はかなりキワモノで、ファミコン風サウンドを散りばめた128bpmのテクノ。こういう曲も作るんだ、って感じ。でも相変わらずローがずっしり詰まっているところがいい。
- Aitor Ronda /Circle Mode [Pirate Audio]
- 最新13番。Ignition Technicianのレーベルから出ると思わなかった!6曲入りEPから3曲買ってみた。この人はわりとハウス寄りのテックハウスも作っているけど、これは今までの中でも一番テクノ臭いかも。メロディー感を消したツールトラック。
- Aitor Ronda /Ghetto [Pirate Audio]
- パーカッシブでアッパーなハードテクノ。これも完全にツール。気持ちいい。
- Aitor Ronda /Human Been [Pirate Audio]
- トライバルなパーカッションとサンプルを使ったトラック。
- Aitor Ronda /I Forget About You [Laktik]
- 2番。同じく最近のリリースだけど、こっちはいつものファンキー横ノリ路線。完成度高い。タイトル通りの声ネタでじわじわ盛り上げる。
- Ryuji Takeuchi & DJ Mika /Obsession [Armatura]
- 2番。Junoでは新譜扱いになっていたけど、リリースは去年の5月っぽい。シュランツ一歩手前の硬質暗黒ハードテクノ、143bpm。The Anxiousとか系。ブレイクで入ってくるノイジーな上モノが激しすぎて脳にビリビリくる。いいなーやっぱこういうの。
- Zoid /Confused [Audioworx]
- 2番。頭おかしい感じのシンセが前面に出たハードトラックで、試聴ではいいかもと思ったけど、落としたら自分にとっては予想以上にアシッドだった。ブレイクが2分もあって絶対ダレるので、短くエディットして使うかも。曲は悪くない。
MySpaceの2月のチャート更新しました。
DSiウェア AQUARIO
25日(っていうか明日)に出るDSiウェア 500が面白そう、というようなことをTwitterで呟いていたら、nthさんにAQUARIOを薦められたので、ダウンロードしてみた。私がDSiウェアで今まで落としたのはブラウザーとうごメモとうつすワリオ。Art Styleの一連の作品については、パズルは嫌いではないものの、難しそうだなぁと思って手をつけていなかった。
結論から先に書けば、ぷよぷよで意図して連鎖を組めないほどのパズル音痴の自分でも、超楽しめましたってことなんだけど。
公式サイト、音が出るので音量注意です。
Art Styleシリーズ: AQUARIO
http://www.nintendo.co.jp/ds/dsiware/kaaj/index.html
ルールとしては、いろんな色のブロックを左右から交互に押し出して、縦か横に3色揃えると消える、というオーソドックスなもの。ずらして消す、という意味ではヨッシーのクッキーとかメテオスとか系で、そんなに新鮮味はないかもってのが最初の印象だった。
ただ、このゲームを遊んでみて凄いと思った点が2つあって、ひとつが、このシンプルなルールを「深海に潜っていく」というイメージと紐付けた点。たとえばテトリスなんかみたいに、パズルの抽象的なビジュアルをそのまま見せることもできたと思うんだけど、これを深海のイメージに重ねたことによって、徐々にブラックアウトしていく演出とか、m(メートル)で表す得点、泡で表示するチェイン数、海の生物をコレクションするやり込み要素なんかの、バラバラのアイデアがひとつにまとまっている。
もうひとつ特徴的なのが演出で、例えば普通、ゲームオーバーが迫ったときって、プレイヤーを急かすような演出にするのがセオリーだと思うわけですよ。音楽が速くなったり、あちこち点滅したりして。それはもう、スーパーマリオだってぷよぷよだってそうだし、自分のなかで無意識にゲームってそういうものだと思っていた。
でもこのゲーム、ヤバくなると上から徐々に暗くなっていって、同時に音楽がフェードアウトしていくんだよね。ものすごい静かになって、アラート音だけが響くようになる。これが、深海で酸欠になって意識が遠のいていくイメージとシンクロして、すごく怖い。この演出は上手い!
というかArt Style、制作はskip開発1部なんですね。bitGenerationsのDIGIDRIVE以外の6本も全部ココって聞いたし、他のシリーズも気になる。
個人的には、パズルもいいけどdotstreamやORBITALみたいなアクション性の強いゲームが出てくると嬉しいなぁとか。明日出るnalakuはだいぶアクションっぽいけど。
Soundvoyagerの続編なんか出たら最高だと思うんだけど、どうでしょうか。
the next game EP
MySpaceでリクエストを頂いたANという東京発のレーベルの新譜で、asagaoaudioさんという方のトラックが凄かった。硬派で直線的なハードミニマルトラックで、思いっきりストライクゾーン。
で、MySpaceに居るようなので速攻でリクエストを送ってコンタクト取ってみたら、実はものすごい近くにお住まいの方でした。フミアキさん、オザキさんに知り合った時以来の衝撃。こんな狭い範囲に住んでいてこんな狭い音楽をやっていて、出会っていないほうが不自然!
と思ったら、案の定、Presenceのアツシくん繋がりだったり、他にも色々ニアミスしてそうなルートで繋がりのある方でした。今、町田AtoZでのtektekというパーティーにレギュラーで出演されているそうです(このパーティーも、以前からフライヤーはチェックしたりしてたけど未体験)。
このANレーベルからの新譜、実質デビューシングルということみたいですが、既にインダストリアル/ハードテクノ界隈では話題になっていて、Audio Assault/ArmsのボスBas Mooyのチャートに入っていたり、去年8月のPHUNK!!!にも出演しているUSのBrad Leeが強力プッシュしていたりなど、まだまだ今後の動きが楽しみな感じです。
ってことで、微力ながら、サポートに代えてこちらでもレビューしたいと思います。
asagaoaudio /the next game EP [AN 2]
- ring and portrait
- archerfish
- the next game
- the next game (PERSISTENCE remix)
The Next Game EP by ASAGAOAUDIO at Juno Download
http://www.junodownload.com/products/1380743-02.htm
タイトルの大小文字の表記については、レーベルの公式リリースに準じてます。
"ring and portrait"はキレのいい硬質なハードミニマル。特徴的な金属ノイズがブレイクでフランジャーがかかって変質していくあたりが気持ちいい。展開も適度に。イントロかなり上がります。
続く"archerfish"は、クリッピングノイズをフィーチャーした、一転して温度の低いトラック。低音の層が厚くて隙間がないあたりが、ミニマルとは違ったアプローチで面白いです。
タイトルトラックの"the next game"はやばい!これは、最近のインダストリアルを聴いてなくても、Counterbalanceとか20番台のDrumcode、Shufflemasterとかをリアルタイムで買ってた人はマスト。ドライブする骨太のパーカッションに、刻んだシンセパッドが不規則に被さってくる。空間系エフェクトを使ったブレイクまでの波の作り方も絶妙で、ホワイトノイズが弾けるブレイクは定番ながら熱い。ピークタイム用ハードミニマル。
同曲のリミックスは山形のハードテクノパーティー、かつ2人組ユニットのPERSISTENCEによるもので、原曲の幻想的+退廃的な雰囲気を生かしつつ、よりキックを立たせたハードめの仕上がり。このPERSISTENCEというパーティーは、昨年暮れのOscar Mulero初来日(行けなかった!)の時もしっかり山形に招いていたりしてすごいです。イトウさんの仙台といい、Sudoさんの函館といい、東北・北海道のテクノ熱はほんと最高。
という感じで、全体的なクオリティの高さからもかなりおすすめの作品です。
せっかく近いみたいなので、ぜひお会いして制作の話題も含め色々聞きたいなぁと思いました。asagaoaudioさんの公式サイトはこちらから。
asagaoaudio.com
http://www.asagaoaudio.com/
Presence@茶箱は来月15日
告知です。
Presence
http://gatearray-recordings.net/presence/
早稲田茶箱でのテクノパーティー、Presenceも5回目になりました。ゲストは、綿密な構成のもとTraktorを使ってオールドスクールなテクノとアンダーグラウンドな同人トラックを並列にミックスするizさんと、ブログ「5015」にて淡々とミックスとチャートを更新しているTraktor Scratch使いのgommaさんです。
私はライブ枠で、自分の曲だけのCDJミックスをやるつもりです。というか今回、ライブ以外のDJ出演者4人全員がPCDJなんですね。うち3人がTSなので、依然ターンテーブルは使うものの、純アナログDJがいなくなったのは大きな変化かも(ちなみに、私はまだDJで出るときは両方使います)。
今回、CDのほうは新作はないけど、5番と6番の再販が若干数あるとのことです。あと前回のパーティーあわせで作ったペーパーが余ってるので持ち込むのと、余裕があればまた何か描くかもです。
ちょうど1年前の第2回パーティーの動画が、以下。
ところで、5月のM3は昨今の同人音楽ブームのあおりを受けて?か、サークル参加は落選とのことで、予定されている新譜はLINEARブースへ委託となりそうです。こちらはまた改めて。まずは、来月のパーティーをよろしくお願いします!
vimeoで見るシドニー、その2
去年4月の旅行で撮ったムービークリップをvimeoに上げてみる、のつづき。
撮影した日付は前回アップした一連の動画と前後するけど、旅行の前半のものからいくつか。
空港に直結しているAirport LinkのInternational駅。この地下鉄の駅はとても近代的で、東京メトロともそんなに変わらない。ターミナルであるCentralまで4駅と、空港から市内への交通の便はめちゃくちゃいい。
この地下のホームまでずーっとエスカレーターを下ってくるんだけど、このエスカレーターの動きが異常に速くて度肝を抜かれた。こっちはトランク引いてるのに!人が乗るとゆっくり加速する日本のエスカレーターのような甘さが一切ない。ちなみにシンドラー社製でした。
2日目の4月7日は、Darling Harbourを経由して市内をぐるっと歩いて回った。これはSydney Aquariumの出口付近のグレートバリアリーフの大水槽。サメから何から、いろんな魚が一緒くたに泳いでいて、ちょっと心配になる。
水族館がフラッシュ撮影OK(というか何も注意書きがない)なので意外だったんだけど、これって日本の水族館でもそうだったっけ?水族館の中のフードコートで、フィッシュ&チップスを食べた。
シティを縦断するGeorge St.のQueen Victoria Building前の交差点。最初に映るのがQVBで、次いで時計塔のある建物がTown Hall、スーパーマーケットのWoolworth'sと続く。この近辺は土産物屋の激戦区で、いつも日本人観光客がいっぱい居る。
音声に入っているキュンポポポポ、ってのは歩行者が道を渡ってOKの合図で、またすぐコッ、コッていう待機カウントに入る。でも、車が来なければ赤でも渡るのが常識。
4月8日、北岸のTaronga Zooに向かうフェリーから撮ったハーバーブリッジ。フェリーは計4回乗ったけど、安いしチケット買うのも簡単だからおすすめ。売店で買うミートパイはオーストラリアの伝統的なジャンクフードの味がして最高。逆にソーセージロールは悶絶するほどまずかった!
ちなみに私が行くちょっと前くらい、運営会社のSydney Ferriesが民間のボートと事故起こしたりなんかがあって、色々問題になっていたらしい。
動物園の動物のムービーは、次回の記事で。
PHUNK!!!@COLORS STUDIO
Go HiyamaさんとDJ SudoさんがゲストのPHUNK!!!に遊びに行ってきました。今回も最高でした。
浅草Stellaのパーティーに出演していたフミアキさんと合流して、デニーズで遅い夕食を済ませてから西麻布へ。途中、表参道でここうさんと合流して、入ったのは1時前くらい。酒買ってフロアに行ったら、いきなりCascadeかかってて一気にスイッチ入った。
Sudoさんはバーミンガム一直線のハードミニマルでめちゃくちゃかっこ良かった。2009年にもなってOutlineのEncounterが聴けると思わなかった。ツボすぎる。Sudoさんは、北海道をベースにElektriggerというパーティーでSurgeonやRegisを招くなど精力的に活動されていて、ひたすらリスペクトです。5月にもSurgeon呼んでいるとか。
N.A.M.I.さんはネタなしの硬派なシュランツミックスでした。熱い!Sudoさんのハードミニマルからどういう流れになるのか興味あったけど、ガツンとbpm上がっても違和感を感じさせない選曲は凄いと思いました。
このパーティーは、音もさることながらロケーションが最高。VJなしの真っ暗なフロアの上半分にスモークが充満して、煙の向こうから轟音のキックが叩きつけてくるあの感じ。
3時からはGo Hiyamaさんの2時間セット。やばかった!新旧取り揃えたセットで、ハードミニマル、シカゴハウスからインダストリアル、エレクトロまで自由自在。選曲だけ部分的に聴くと本当、10年前のセットみたいな感じなんだけど、決して逆行とか停滞しているわけではなく、新しいテクノロジーで新しいミックスを追及しているのが伝わってきた。
序盤、いきなりNeil LandstrummのPraline Horseがかかって発狂した!この曲超好きで、昔から何度となくかけたんだけど、クラブで人がかけるのを聴いたのは初めて。こんなの、あの流れで聴いたらまじで頭おかしくなる。
その後もRadialのBruce LeadにQuestionの9番と、新旧分け隔てなく名曲が絶妙の流れで入ってきて、ずーっとテンション落ちなかった。最後のほうのPneumaはびっくり。あのきわどい変則スネアは、確かに今時の変態インダストリアルと合うかも。
余談だけど、最近、高1くらいでテクノを聴き始めたときの新鮮な驚きが、リアルな感覚としてフィードバックしてくることが多い。「テクノ」に飢えているが故の再発見というか。楽しくて仕方ない。
5時にパーティーが終わるまで、途中5分くらいバーカウンターに行ってたことを除けば、4時間以上ひたすらフロアに張り付きで踊ってた。帰りは、フミアキさんと中で会ったアツシくんと表参道まで歩き。次も絶対遊びに行きたいです。
- 追記(2/24):
- 関連記事です。
gatearray recordings blog - PHUNK!!!に遊びに行ってきました。
http://gatearray-recordings.net/blog/archives/344
vimeoで見るシドニー、その1
去年の4月に、2週間近くに渡ってシドニーを旅行してきたのはいろいろ書いた通り。
行った先々でXactiでちょこちょこ撮りためた動画があって、一度は気合入れて編集してYouTubeに上げてみたんだけど、恥ずかしい話、三部作の最初のを作ったら力尽きて、素材だけがそのままになってた(ありがち)。
で、改めて編集し直すってのも自信ないし、この際バラバラと素材のまま上げてみることにしました。1280x720のHD動画なので、短いクリップといっても元データのまま上げるにはサイズが大きすぎるので、いつものニコエンコで適宜圧縮・リサイズ(640x360)したmp4ファイルを作る。
はじめはHD対応したYouTubeに上げてみたんだけど、どうやっても再エンコードがかかって汚くなってしまうので、vimeoにした。vimeo、以前からもプライベート用に使ってたけど超おすすめです。このクオリティが維持できるなら、有料サービスに入るなりして協力したいくらい。
ってことで、以下、何度かに分けて動画をアップしていきます。
これは、6日目の4月11日にMarket Cityっていうショッピングモールの前で見かけた、ディジェリドゥのストリートパフォーマー。話しかけたら日本人だったっていう。
シティでディジェリドゥのパフォーマンスをしてる人は、伝統的なアボリジニのスタイルってよりも、ラジカセとかでセッションしているダンスミュージック系の人が多かった。何聞いてもAphex Twinに聞こえてしまう感じ。
滞在中はCityRailに乗りまくった。その電車のほとんどはこんな感じの、二階建て。覚えている限りでは、自分が住んでた17年前とほとんど変わってない(はず)。
Centralは、新宿駅みたくホームが多いターミナル駅だけど、行き先表示のモニターが充実しているのであんまり迷わなかった。
フェリーで着くなり、ものすごい嵐に見舞われたManly。雨宿りしながら、波と格闘しているサーファーを撮っているところ。稲光も見えた。
4月14日、昔住んでいたシドニー北部のTurramurraに向かう車中、ひとつ手前のPymbleという駅からビデオを回してみた。世界の車窓から的映像。オートフォーカスが手前のガラスにピント合わせてたりして、所々ボケボケになってるけど。
「ドアが閉まります、ご注意ください」っていうダンディーな自動音声や、そっけない車内アナウンスの声も入ってます。
つづきはまた後日アップするつもり。改めて、Flickrの写真はこちらから。
Sydney, 2008 - a set on Flickr
http://www.flickr.com/photos/epxstudio/sets/72157604629849290/
一つ目巨人、8ビット風
記事のカテゴリーをクラシックにしようかゲームにしようか迷ったけど。
バッハと同時代のフランスの作曲家、ジャン=フィリップ・ラモーの『クラヴサン(チェンバロ)曲集』にある"Les Cyclopes(一つ目巨人)"が異常にかっこいい。かっこいいっていうか、なぜか、すごい熱いゲーム音楽の雰囲気があって、チェンバロもいいけどPSGサウンドで聴きたいなと思っていた。チェンバロ向けに書かれた鍵盤楽曲を、ピアノっていう後世の楽器で弾くことは全然普通なわけだし、電子音で聴いてもいいよね。
PASSACAGLIA PROJECTというサイトで、クラシックの楽譜を淡々とMIDI化されている方がいて、ラモーのこの曲もあった!さっそくmidファイルをTracktionに放り込んでみる。音源は…Magical 8bit Plugでもいいけど、とりあえずプリセットが充実しているTweakbenchのPeach 1.3にしてみた。音色は"belmont"。
BPMだけ調整して、鳴らしてみたら、予想以上にしっくりきて驚いた。
これって、チェンバロが音の強弱をつけられない楽器だから、ベタ打ちファミコンサウンドが合うっていうのもあるのかなぁ。あと、サビ?のとこのベースラインを兼ねた左手のアルペジオも、同時発音数が制限されてた時代は特に馴染みがある感じだし。
多少なりとも元データを改変しているので、ダウンロード可能な状態での公開は控えますが、参考までにTumblrで聴けるようにしました。
EPX studio.clip - ジャン=フィリップ・ラモーのクラヴサン曲集より"Les Cyclopes"
http://epxstudio.tumblr.com/post/79684519/les
チェンバロ演奏は曽根麻矢子さんがすごいです。激しい!
今週末とか近い予定とか
コミティアが終わったので、毎度のことながら停滞していたあれこれを進めます。だいたい、今月入ってからティアまでの2週間くらい、リアルで友人と会ってない。3ヶ月おきにペラコピー本作ってる同人作家がこれなんだから、漫画家が廃人化するのもむべなるかなって話。
来月、3月15日日曜の夕方は、早稲田茶箱で"Presence"の第5回パーティーです。ライブで時間もらってますが、ESXでのハードウェアライブじゃなくてCDJにしたいと思ってます。ゲストはizさんとgommaさん!Presenceクルーも4ヶ月以上ぶりに結集ってことで、よろしくお願いします。サイト更新のタイミングで改めて告知したいと思います。
今週末、21日はGo HiyamaさんとDJ SUDOさんがゲストのPHUNK!!!@カラーズに遊びに行く予定です。テクノっ子はマストでしょう。オーガナイザーのN.A.M.I.さんのブログにて、去年のRegisがゲストの回に書いたレビューについて言及していただきました。
DJ N.A.M.I. ...Lost In Sound...: 2月21日(土)PHUNK!!! @COLORS STUDIO
http://djnami.seesaa.net/article/114184784.html
あと、六本木の前に、フミアキさんの出演するLogical Conflict@浅草Stellaに遊びに行きます。一瞬被ったっと思ったけど、よくみたら時間ずれててハシゴできそう。このハコもなんか色々よく聞くわりには行ったことなかったなぁ。
gatearray recordings blog - 告知いろいろ(10日:若干修正しました)
http://gatearray-recordings.net/blog/archives/315
来月28日のAirで最終回&11周年のRebootは絶対行く!Airすごい好きだったのに残念だなー。
Sub CultのフリーEP
UKのAka Carlによるファンキー系ハードテクノレーベルSub Cultから、Fer BRやOdessa Soundfreaksらによる無料公開のmp3 EPが出てました。もちろん320kで、かなりいい感じ。rarで固めてあるのでよしなに。
Media - Sub Cult Techno
http://www.subculttechno.com/media/
このレーベルすごい気に入ってたんだけど、BeatportリニューアルのタイミングでINACTIVE扱いになってしまっていて、JunoかTrackitdownとかでしか買えない状態。個人的にはJunoで買うから別にいいけど…、もったいないなぁって感じ。
discogsによると、
Some of the artists that most inlfuence the "Sub Cult Sound" are Wehbba, Dave Clarke, F.A.T. Collective, D.A.V.E. the drummer, Mauro Picotto, DJ Misjah, Spiros Kaloumenos, Ignition Technician, Dj Preach, Alex Karakasis, Glenn Wilson, Carl Cox, Tom Hades.
ってことらしいので、このへん気になる人はマストです。
それから、このEPにも入ってるLuky R.D.U.のTechno Artilleryから先月出たシングルがめちゃくちゃ良かった。電撃走った!
Beatport Player貼ってみたけど、今日の時点ではビーポよりもJunoのほうがちょっと安い。別に急がないので、これも後日Junoでチェックアウトする機会にまとめてってことで。
Beatportで買ったものメモ
月イチチェックアウト。前からやろうと思っていたArmsの過去リリースをがーっと遡って漁ってきたり、見落としていたTakaaki ItohさんのAsianDynasty仕事をチェックしたり、とかなんとか。ファンキーハードテクノ方面ではIvan DeveroとLuky R.D.U.が最高。21曲で$31.29。
- Vincent de Wit /Changing Capacity [Arms]
- 1番。2004年!直線的なハードトラック。なんというか、この頃からシュランツとミニマルが伸びて、相対的にハードテクノのリリースが減ってきたことを考えると、(デジタルリリースも活用しつつ)ほんとに暗黒の時代を生き延びてきたレーベルなのかなぁと思う。Audio Assaultも含めて。
- Bas Mooy & Vincent de Wit /The Hours (Mike Humphries Remix) [Arms]
- 7番。05年の曲で、この名前もちょっと懐かしい。Glenn Wilson仕込みの往年のダークハードテクノ。平坦な展開かと思ったら、ブレイクで差し込まれる短いシンセのフレーズがかっこよすぎて痺れた。
- Chris Hope & Andre Walter /Inform [Arms]
- 10番。この人Armsから出してたんだ、知らなかった。こないだ何かのリリースでスカスカのミニマルやってたときはずっこけたけど…。これはStigmata後の熱いハードテクノ仕事のうちのひとつだと思う。音が詰まりまくってる。
- Jeroen Liebregts /Replace or Rename [Arms]
- 10番。ていうかArms 10番は全体的にやばい(Primalは前に買った)。今のRadialの音と比べるとまだ荒削りというか、未完成のミックスではあるものの、これはこれで。ブレイクでのノイズの使いかたが激しくて笑える。
- DJ Boss /Cekuj Zmrde (Radial Remix) [Arms]
- 14番。ぶった切ってグシャグシャな感じはBossだけど、音のバランスはRadial。これだけ聴くとインダストリアルっていうよりアブストラクトな印象が強い。
- Paul Boex & Marco Rane /Garuda [Arms]
- 14番。暗い、重い、ハード。Armsのビジュアルのまんま、兵器のイメージ。軍事評論家にレビューしてほしい。
- Takaaki Itoh /Bloom After Broken Life Ver.2 [AsianDynasty]
- 4番。バージョン違いがもう1曲あって、両方買うか迷ったけどとりえあずこっち。この曲知らなかった。キレイでハードで最高。有機的に変化するシンセのアルペジオが異常に気持ちいい。タイトルもすごい。
- Takaaki Itoh /Shadowplay [AsianDynasty]
- 4番。フミアキさんが使っててハマった。ブレイクでビットクラッシャーで潰れたフレーズが薄ーく入ってたりとか、各パートのリバーブのかかり具合とか、ものすごい繊細。上の曲も含めて、あまりこんなイメージなかったので今更ながらびっくり。もっと評価されるべき!
- Takaaki Itoh /Ethiopia Ver.1 [AsianDynasty]
- ハードテクノがテーマ?のコンピレーションの中の1曲。これはストレートで硬派なハードテクノ。
- Yarda /Bratislava (12" Edit) [LFB]
- Takaaki Itohさんのテックハウス寄り別名義。去年もリレーションズなんかでよく使った同名トラックのニューミックスってことで、買うしか。明るくフワフワしてたオリジナルから一転、短調でカタい感じになっていて、渋かっこいい。ブレイクの広がりかたも素晴らしいです。
- Loktibrada & Takaaki Itoh /Klisna z Hononina [Palicavonzvreca]
- 7番。ガチャガチャしているのに、所々で差し込まれるSEがユニークで弾けてていい。こんなの買うに決まってる。
- Loktibrada /Signal3 [Olga+Jozef]
- 10番。ローファイで高音がギザギザしている極端なインダストリアル。ひたすら工場の音。
- Olga+Jozef /9 (HU Remix) [Olga+Jozef]
- 9番。以前も紹介したクロアチアのラジオ局のミックスの1曲めにあった曲。変則キックで終始ノイジー。あと、なぜかこれ聴いてると頭のなかでドリフのヒゲダンスが流れる。
- HU /Pec [Backstage]
- スロバキアのStanda系列のアーティストHU。聴きやすいおとなしめのミニマルも作っているけど、この曲は特にハードミニマル。
- Ivan Devero /Menasalbas [Hard Disko]
- 2番。わりと手広くやっているコロンビアのレーベルらしい。Ivan Deveroはスペインのアーティストで、この曲のパーカッシブでシンセパッドが前に出てる感じは、昔のVarelaっぽいところもある。短い声ネタの絡みが絶妙で、Ignition Technicianばりに跳ねたトラック。ブレイクもキャッチーで熱い。
- Ivan Devero /Clitertaty Sabroso [Beat Therapy]
- カナダのレーベルで、07年リリース。声ネタもさることながら、キレの良いリフが効果的でファンキー。メロディーっぽさはあまりなくて、あくまでツール的。
- Concrete Djz /Adrenaline [Armatura]
- 08年の暮れから1リリース1曲として出している、ArmaturaのLTDシリーズの1番。BeatportではArmatura Bonusとしてこの曲だけが出てるけど、Junoなどでは全作揃ってる。シュランツ手前の暗黒ハードテクノ(Stigmata系)な感じで好み。
- Peppelino & Odessa Soundfreaks /Reflections (Vortechtral Remix) [Toyfriend]
- このレーベルはマークしてなかった。ウクライナのテクノレーベルで、地元のOdessa Soundfreaksを始めとして、若くて勢いのある感じ。で、このリミックスはVortechtralらしい毒々しいレイヴィー上モノが乗っていてクセになりそう。Umekも昔はこれくらいアクが強かったのにね。
- Luky R.D.U. /One Little History [TechHead]
- スペインのアーティスト。この人の名前はちらほら見かけていたけど、あらためてトラック単位でまとめて聴くと質の高さが際立ってる!これなんか、派手すぎないわりに細かいブレイクまで作り込んでいて凄い。ベースがブリブリしすぎてないところも好き。
- Luky R.D.U. /Feel The Rhythm [Keep On Techno]
- 6番、08年8月。派手!明るくて分かりやすいシンセリフに、声ネタとかチアホーンとかの記号が散りばめられてる。"This Is Techno EP"というタイトルといい、レーベル名といい、この力み過ぎてる感じがすごくいいと思う。やっぱテクノでしょ。
- Luky R.D.U. /Afritek [Tech Art]
- 08年3月。これもタイトルまんま、チャカポコしたトライバルハードテクノ。かと思いきや、なぜかブレイクで入ってくるエレキギターのリフに意表を突かれる。いろいろメーター振り切った超アッパーなトラック。
忙しい人のためのDRUMCODE
忙しい人のためのDRUMCODE‐ニコニコ動画(ββ)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6172568
しばらくニコ動向けに動画作ったりしてなかったけど、今日思いつきで上げてみた。DCの1番から20番までを抜粋で全41曲、3分弱でガーッと聴く動画です。ひたすら2小節ループを切り出したあと、Acidで136bpmで繋いでます。写真もパシャパシャ撮りました。
こうして通して聴くと、いろいろと思い出深いなぁ。15番は高3のとき初めて買ったアナログのうちの1枚だし、同じころ買った7番(割れすぎ!)は明大受けたときに神保町ユニオンで見つけた。大学でDJ始めたころは2番9番かけまくったし、ラジオのDJでYO-Cが19番かけてたときはスゲーと思った。あと13番はけっこうレアです。
23番以降からストックが飛び飛びなので、このネタでは続編は作らないと思うけど、けっこう楽しかった。いいものは何年経ってもいい。
コミティア87お疲れさまでした
今回も嵐のように過ぎ去った感じです。考えたら、サークル「B2B」として同人活動を始めたのが2004年2月のコミティア67だったから、もう丸5年っつーか6年目なのか。うへぇ。大雑把に数えても20冊近く本作ってきたわけで…よく続いてるなーと思う。
そういえば、同人活動の意義ってことでいうと、今回のティアマガに掲載されていた、コミケ初代代表とコミティア代表の対談記事中の霜月さんの言葉が印象深かったです。
新刊は、いつも通りのコピー本にしては異例の売れ行きで、立ち読みからもけっこうな割合で買っていただけて嬉しかったです。はてな経由の方もいらっしゃいました。また、前の本のレビューがまたしてもティアマガに掲載されていて、恐縮しました(たる屋さん、ありがとうございました)。
おかげで、既刊2種もかなり出た感じです。まだ、若干残ってますけど。
宮田くんの新刊も午後には届いて(まさかの新シリーズ突入)、相変わらずカルトな人気を得ていたようです。そのほか、今回買った・いただいた本を列記しておきます(順不同)。
- 雲形発着場さん『クラウディア航行記4』
- おしゃれ団さん『来来!おしゃれ団 準備号』『つきみくん6』
- たる屋さん『Dear Daughter』
- ナイコムさん『4ビットの思い出』
- ひとみしりさん『魔法少女サイコ』
- garlandさん『Grotesque』
ブースにかかりきりだったので、いろいろ新規サークルさんを開拓できなかったのが心残り。見本誌コーナーも遠かったし。やっぱ読書会行かなきゃ。
打ち上げはunaさんを交えて大井町の土間土間にて。おっつーでした。
余談ながら、今回の本からは『雑景提起(ざっけいていき)』と題して、オムニバス形式で短編をまとめていければいいなと思っています。私はわりとマンガの中で興味があるのは、ストーリーやキャラクターよりも「シーン(あるいはシチュエーション)」だったりするので、そういう点に重きを置いた作品を描きたいです。というか、今までもそうでしたが。
あと、ひらがなとかカタカナ4文字のタイトルって多いけど、漢字4文字はあんまりないかなと思ったので。マンガではたぶん、『鳥獣戯画』以来だと思います(なこたぁーない)。
次回は5月5日のコミティア88です。その間にはてダの方でもぽつぽつと描いていければいいな。ともかく、お疲れさま&ありがとうございました。
コミティア87に参加します
今度の日曜日、毎度のよーにコミティアにサークル参加します。の12a「B2B」です。
今回の出し物は(未定だけど)短編詰め合わせコピー本です、たぶん。いつも以上にあやふやな告知ですが、何かしらあります。少なくとも既刊本は若干在庫あるし。
これが終わったら絶賛放置プレイ中のおでかけ修行ハウスの続きをやりたいです。
ってことでひとつ。
Olga+Jozef復活
スロバキアのテクノレーベル、Olga+Jozefから2年ぶりの新譜がBeatport限定で出てて驚いた。Loktibrada本人によるツールトラック4曲。ていうかEPのタイトルもストレートに"Tools 1-4"だって。うおおお、かっこいい。
しかし、4拍のループが展開なしに3分続くだけの曲に、展開を作りこんだ10分のハウスの曲と同じ値段がついてるのは、価値観が問われている気がして楽しい。今更といえば今更だけど、アナログの時より曲単価/演奏時間がはっきり数値化されたので、カートに入れたあとも微妙に躊躇することがある。買うけど。
このへんのアーティストの曲は、今はどうしてもBeatportでしか買えないので、頼るしかないなぁ。O+Jはバックナンバーが充実することを切に願ってます。
ちなみに、この周辺のテクノでは下記ページのミックスがめちゃくちゃ参考になるので、おすすめです。07年のクロアチアのラジオ局の音源?で、Takaaki Itohさんはじめ、このあたり(暗黒インダストリアルハードミニマル)のアーティストを網羅している感じ。半分くらいの曲はBeatportでも買える。
Jacbri.com - Elektronicka glazba, party scena, party forum, party galerije
http://www.jacbri.com/index.php?action=fullnews&showcomments=1&id=2417&&catid=16
アイコンごちゃごちゃ感
うちのChrome(とタスクバー)。アイコンのごちゃっと感が好きなのかも。
Chromeはサイドバーがないので、ブックマークは編集で「名前」を削除しておくと圧縮できて便利です。ブックマークレットはfaviconというわけにいかないので、テキストのまま。
いまどきの家庭用オーディオ
居間で使っていたMDコンポが壊れてからしばらく、それよりさらに年季の入ったラジカセで代用していたのだけど、いい加減買い換えたいという話になって、リサーチを始めた。
条件としては、CDプレイヤーとAM/FMチューナーがあって、iPodともなんとなく連携できて、ラジカセよりもそこそこ音がいいやつ、という感じ。家族はそんなに音楽を聴くほうではないので(というか普通くらい)、あんまし気合の入ったオーディオは要らない。
で、見ていくと、まず自社製の携帯オーディオとの連携を前提にしている、国内大手メーカーの製品は却下。ソニーとかパナソニックとか。以前のMDコンポは実はこの手の製品だったのだけど、液晶パネルがランダムに七色に光ります、とか頭のおかしい機能ばかり充実していて懲りた。携帯機囲い込みとか大人の事情はともかく、必要な機能だけをセンスよく盛り込んでほしい。。
Webや店頭などあちこち見て回って、良さそうだったのがONKYOとTEACとDENONとヤマハ。ただ、後者2つは各モデルともグレードがワンランク上って感じで、居間でだらっと聴くのには向いてない感じ。
ONKYOに関して、渋谷ビックの店頭で見たX-T1CRXは良さげだったけど、デザイン重視で操作性が悪そうだったので、これもないと思う。あくまでメインで使うのはうちの両親なので、パッと見使えなさそうなのは今回は無しで。
そんな中、今年1月に出たTEACのTD-X300iが、かなり要件を満たしている。実際に触ったら操作も見たまんまで、リモコンもシンプルでいい。
ただ、あまりにもこの製品に関する情報が少なくて困ってる。ググっても公式リリースのコピペばっかりだし、レビュー記事も口コミも見当たらない。今どき、一人くらい買ってブログに感想書いてるユーザーが居ても良さそうなのに。そもそも2chのAV機器板TEAC総合スレの閑散ぶりがひどい(5年で400レスとか)。TEAC製品ってこんな扱いなのか!
というわけで、成り行き次第なところもあるけど個人的にはX300iを推していく方向で。
チェンバロとイギリス組曲
ニコニコ動画で見た、曽根麻矢子さんのチェンバロによるイギリス組曲第6番が、めちゃくちゃかっこ良かった!
J.S.バッハ イギリス組曲 第6番 ニ短調 BWV811‐ニコニコ動画(ββ)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm668651
で、調べたら、6年がかりで行われているバッハの定期演奏会の最終回が5月23日に浜離宮朝日ホールであるとのことで、さっそくチケットを取ってきた。しかも曲目がゴルトベルク変奏曲。
浜離宮朝日ホール - 曽根麻矢子チェンバロリサイタルJ.S.バッハ連続演奏会第12回(最終回)
http://www.asahi-hall.jp/hamarikyu/event/2009/05/event159.html
去年、セルゲイ・シェプキンの弾くゴルトベルクを聴きに行ったのもまだ記憶に新しい。そういえばシェプキンも今年再来日するんだったっけ。
今日は、そのままの勢いで渋谷に出て、タワレコ、HMV、レコファン、ブックオフあたりの古楽の棚を漁ってきた。まず曽根さんのイギリス組曲2、3、6番。エラートの再発盤。2枚組の全曲版はまた改めて聴いてみるとして、とりあえず。
あと昨日の記事でも触れたポゴレリチのイギリス組曲第2、3番とスカルラッティのソナタをコンパイルした、グラモフォンから出てるやつ。ちょっと聴いたけどやっぱりすごい。スカルラッティのほうは、スコット・ロスが「一種のタンゴ」と評したというK.450を含む4曲(ここでもタンゴとバロックの繋がりを意識してしまう)。
それと、そのスコット・ロスのスカルラッティの鍵盤ソナタ555曲全曲録音から、19曲を抜粋したワーナーのベスト100クラシックスの一枚。これはブックオフで見つけた。ロスは89年に38歳で急逝したチェンバロ奏者で、前述の曽根さんも師事していたとのこと。
Scott Ross 礼讃
http://www.geocities.jp/scottross_fan/
生雑学王
今さっきテレ朝でやってた生放送の番組なんだけど、年末年始の特番含めて、近年稀に見る面白さだった。クスリでもやってんのかっていう異常なテンションで空回りし続ける太田光に、全員が突っ込むというか、「呆れる」という番組だった。雑学王というか、完全に生の『検索ちゃん』のノリ。
50時間テレビ クイズ雑学王 スペシャル 第二部
爆笑問題の「クイズ雑学王」芸人雑学王NO.1決定戦! こっちは生放送SP!!☆知ってトクする雑学、人に教えたくなる雑学がたくさん登場!
豪華芸人達が雑学王を狙い、本気で雑学クイズに挑戦!“芸人なら知っておきたい雑学”など出題。
出演
●MC 爆笑問題 ●アシスタント 矢島悠子アナウンサー ●解答者 東貴博・雨上がり決死隊・伊集院光・劇団ひとり・小島よしお 品川庄司・千原兄弟・土田晃之・友近・バナナマン(五十音順)
JUNKリスナーとしては、伊集院と爆笑と雨上がりのカラミが生で見れるというわけでもすごい。ただ、伊集院の出番はほとんどなかった。約60分の番組のうち半分が出演者紹介(なんという顔ぶれ)、クイズは全2問(「ツッコミ」は広辞苑に何と載っている?「ギャグ」の由来は?)、そして大半が太田光ショー。
太田が延々とすべり続けた末、土田か品川がたしなめて本題に戻るときのヘンな間とか、『検索ちゃん』でていよくカットされる部分のリズムに興奮した。さんまの『27時間』もそうだったけど、テレビショーはああいう不完全な要素も含めてパッケージ化したほうが、ほかのエンタテインメント(映画とかゲームとか)と差別化できるんじゃないかなぁ。
もうなんか、電撃のような60分だった。
BWV 807
ここしばらくバッハの「イギリス組曲第2番」にはまってしまい、テクノ以外では寝ても覚めてもこればっかり聴いてる(あとスカルラッティ)。ほとんどグールドかパブリックドメイン・クラシックにあったカークパトリックのやつのどっちかだけど、YouTubeで見たポゴレリチのがすごく良かった。
I. Prelude (p. Ivo Pogorelich)
V. Bourree I (p. Glenn Gould)
バロックは感情がこもってない演奏が好き。淡々と正確に楽譜をなぞってくれたほうが、もともとの構造の美しさが際立つ感じがする。楽器はチェンバロでもピアノでも、なんでもいい。
もっと古楽聴いてみたいのだけど、いいガイドないかなぁ。もしくはおすすめがあったら教えてください。
眼科に行ってきた話
最近のこといろいろ。
4、5日前、急に左目だけ黒いドットのようなものがチラチラするようになった。常時見えてるわけではないんだけど、白いものとか、近くのものを見ているときに特に気になる。
調べたら、いわゆる「飛蚊症」というやつで、網膜剥離などの初期症状として現れることもあるらしいので、念のためってことで今朝近くの眼科に行ってきた。
眼底検査を受けた結果、網膜に薄い部分があるものの、今の時点では異常なしとのこと。ただ、突然現れた飛蚊症そのものは今後も残るということで、それなりに憂鬱になった。加齢とか、特に強度近視に伴って現れやすいとはいえ、予防も治療もできないんじゃしょうがないなぁ。。
慣れれば気にならなくなるってことなので、楽観的に放置。ある意味、点がチラチラするのが気になるときは集中できてない証拠なので、目を休めるようにしたほうがいいのかも。
眼科とはいえ一年以上ぶりに病院に行って、健康のありがたみを実感した。とりあえず検査受けて良かった。
目が目が、とも言ってられなくて、来週末15日はコミティア。B2Bはの12aで通常通りサークル参加の予定です。ていうかもう描いてないとあれなんだけど、例によってネーム段階でもにょもにょしている。うーん。
昨日の伊集院ラジオの、原稿書きの話がすごく身につまされた。集中して書くためにわざわざ寝台特急に乗った(結果ろくに進まなかった)話。
その昨日は、ダイソーで物資調達がてら町田へ。筆ペンとかなんとか、ストックを補充する。ユニオン、レコファン、ブックオフと一通り巡回したものの収穫はとくになし。中央通りのブックオフ改築はまだまだ基礎工事みたいで、再開はしばらく先かな。
帰りがけ、髪を切ってさっぱり。そういえば暮れから切ろうと思ってて、ひと月以上伸びっぱなしになっていた。
今更ながら、PSPでワンセグ録画していたM-1の敗者復活戦を一通り見終わった。びっくりしたのは、本人以外で2組もオードリーをネタにしていて、あの会場全体がすでにオードリー押し、みたいな空気になっていたこと。ようやく決勝までの流れが分かった。
だいたいみんな楽しめたんだけど、個人的には大トリの東京ダイナマイトの存在感が際立っていた。なにあの肉まんのネタ大好き。