今年良かった曲(ドラムンベース編)
昔は、買った盤をブログで逐一レビューしたりしていたんですが、最近はめっきり書かなくなってしまったので、せめて年末くらいは。ということで、今年購入した楽曲のなかで、特に良かったものをピックアップしていきたいと思います。あくまでも自分が今年買ったというだけなので、リリース年はバラバラです(今さら、というのはご愛嬌)。
ドラムンベースからは10曲ほど。テクノ編はこちら。
- Calibre /Tru Beat [Critical Music]
- 09年。これはDJで使いまくった。リズムトラックが乾いていて硬く、良いサウンドシステムやヘッドフォンで聴くとベースの存在感が絶妙。ラガっぽいMCもハマってる。
- Danny Byrd /Junction 18 [Hospital Records]
- 07年。ひたすらハッピーな曲。ブレイクがあの手この手で細かく仕込んであって楽しい。今年はHospitalの少し古めの曲をいっぱい掘った。
- Genetic Bros /Uplifting [Talkin Beatz]
- 10年。イントロからの昂揚感ハンパない。ポルタメントのかかった上昇していくシンセリフがタイトルそのもので、交互に現れるエレキギター風のリフも好き。
- Unicorn Kid /Wild Life (Nu:Tone Remix) [Hospital Records]
- 11年。ブレイクがたまらないピコピコ哀愁系ドラムン。Nu:Toneのアルバム"Words and Pictures"は結局買わなかったけど、バラであとから色々買ったし、今思うとアルバム買いしてもよかったかな。
- Guests From Future /Zima [Respect Records]
- 10年。Blastaのこの作品"Blastorama"はホントに素晴らしかった。このあたりで、Respectレーベルを始めとするロシアのリキッドファンク・シーンの熱さに出会った。丁寧な作りと抑制の効いた展開で、日常生活のなかで普通に聴いてて楽しめる。
- London Elektricity /Meteorites feat. Elsa Esmeralda [Hospital Records]
- 11年。"Yikes!"は最高のアルバムだった。特にこのトラックはヴォーカルや歌詞の美しさもあって、一時期延々とリピートして聴くほどハマった。後で出たDanny Byrdのリミックスも好きで買ったけれど、原曲の世界観を台無しにした日本語版は大嫌い。
- Grinda /Oh That Night [Respect Records]
- 11年。Respectのレーベルコンピから。エレピとサックスが気持ちいい落ち着いた曲なのに、ピコピコしたリフが入ってくるブレイクが意外性あり。Beatportで試聴できるポイントが微妙な位置なのが残念。
- Axis & Trank /The Scent (Current Value Remix) [Guerilla]
- 11年。ダークステップは去年ほどは買わなかったけど、これはかっこいい!凶悪なドラミングと絶叫が飛び交う戦場のようなトラック。大惨事。とはいえ、ビートの組みかたはCurrent Valueにしてはまだまともな方ですね。
- Syncopix /Les Temps Moderne [Syncopix]
- 11年。Syncopixは今年も安定して良かった。特にこの曲は音色選び、シーケンス、ミックスのいずれもが斬新で、感激した。圧倒的な曲です。新境地に行ってしまった感じ。
- Calibre /Windows [Signature]
- 11年。今年出たアルバム"Condition"から。アナログ風の質感のなかに、深いリバーブの効いたピアノが溶け込んでいる。どんどんディープで内省的な世界に潜っていくんだけど、ちゃんとCalibreらしい乾いたリズムが走っていて気持ちいい。