DSiウェア nalaku
今日から配信が始まったDSiウェアのうち、気になっていたnalakuを購入したので、覚え書き的にレビューしてみます。いちおう、本日配信開始分の概要は下記を参照のこと。
任天堂、「ニンテンドーDSiウェア」 「ニンテンドーDSi電卓 どうぶつの森タイプ」などを2月25日より配信開始
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20090220/dsiw.htm
nalakuは、今のところArt Styleシリーズでは6本中、初にして唯一のアクションゲーム。開発は引き続きskip。
Art Styleシリーズ: nalaku
http://www.nintendo.co.jp/ds/dsiware/kakj/index.html
もう、見るからにI.Qを連想するんだけど、あれほどシビアな操作は要求されない。反応とか瞬発力よりも、判断力を刺激されるゲームだった。場面場面に応じて、とっさにどういう判断をするか、が展開を左右する類のもの。
2つのモードがあって、どちらも上から降ってくるブロックに潰されないよう移動しながら、ブロックを押して足場を作り、床が抜ける前に上へ上へと登っていくゲーム。
10FLOORSモードは、5x5のブロック10階分を登りきればクリア。ブロックの落ち方はわりと運次第みたいなところもあるので、行ける時は行けるしダメな時はダメ、ってところはソリティアに近い感覚かもしれない。長くても数分で終わるので、時間区切って遊びたい時用。
逆に、∞FLOORSモードでは、3x3のブロックを可能な限り延々と登っていく。
I.Qと大きく違うところは、プレイヤーに体力という概念があって、歩いているだけでゲージがどんどん減っていく。ランダムに落ちてくる回復ブロックを踏むと回復できるので、足場を作りつつ、上から落ちてくるのを避けつつ、回復しつつみたいな。
上下左右、一歩踏み出す判断を誤ると落ちるか潰されるかする。世界樹の迷宮みたいなダンジョンRPGなんかも、ものすごく抽象化して記号だけにするとこうなるのかもしれない。
演出としては、DSの2画面を効果的に使っているのに感心した。プレイは全部上画面で、下画面にスコアが表示されてるんだけど、絵的には上下は繋がっていて、上で抜け落ちた床=ブロックが「奈落」に落ちていくのが下に表示される。これが透視図法的に表現されていて、シュール!
なんか、見た目でグッと来てしまった人はとりあえず楽しめるような気もする。私はかなり気に入った。だいたい「奈落」ってタイトルがいいよね。